[IBM i]

IBM MQ コマンドの開始 (STRMQMMQSC)

実行可能な場所
すべての環境 (*ALL)
スレッド・セーフ
はい
IBM® MQ コマンドの開始 (STRMQMMQSC) コマンドは、一連の IBM MQ コマンド (MQSC) を開始し、レポートをプリンター・スプーラー・ファイルに書き込みます。
重要: QTEMP ライブラリーの使用は制限されているため、QTEMP ライブラリーを STRMQMMQSC への入力ライブラリーとして使用しないでください。 このコマンドの入力ファイルとして別のライブラリーを使用する必要があります。

各レポートは以下の要素から構成されています。

  • MQSC をレポートのソースとして識別するヘッダー。
  • 入力 MQSC コマンドの番号付きリスト。
  • エラーのあるコマンドに関する構文エラー・メッセージ。
  • 正しい各コマンドの実行結果を示すメッセージ。
  • MQSC の一般実行エラーに関するその他のメッセージ (必要な場合)。
  • 終わりに要約レポート。

パラメーター

キーワード 説明 選択
SRCMBR (SRCMBR) 入力を含むメンバー 名前、*FIRST 必須、定位置 1
SRCFILE (SRCFILE) 入力ファイル 修飾オブジェクト名 オプション、定位置 2
修飾子 1: 入力ファイル 名前QMQSC
修飾子 2: ライブラリー 名前*LIBL、*CURLIB
OPTION オプション *RUN、*VERIFY、*MVS オプショナル, 定位置 3
Wait 待機時間 1-999999 オプショナル, 定位置 4
LCLMQMNAME (LCLMQMNAME) ローカルMSG QUEUE MANAGER 文字値 オプショナル, 定位置 5
MQMNAME メッセージ・キュー・マネージャー名 文字値*DFT オプショナル, 定位置 6

入力を含むメンバー (SRCMBR)

MQSC を含む、処理するソース・メンバーの名前を指定します。

指定できる値は以下のとおりです。

source-member-name
ソース・メンバーの名前を指定します。
*FIRST
ファイルの最初のメンバーが使用されます。

入力ファイル (SRCFILE)

処理する MQSC を含むファイルの修飾名を LIBRARY/FILE の形式で指定します。

指定できる値は以下のとおりです。

*LIBL
ライブラリー・リストでファイル名を検索します。
*CURLIB
現行ライブラリーが使用されます。
source-library-name
使用されるライブラリーの名前を指定します。

指定できる値は以下のとおりです。

QMQSC
QMQSC が使用されます。
source-file-name
ソース・ファイルの名前を指定します。

オプション (OPTION)

MQSC コマンドの処理方法を指定します。

指定できる値は以下のとおりです。

*RUN
この値を指定し、WAIT パラメーターの値を指定しなかった場合、MQSC コマンドはローカル・キュー・マネージャーによって直接処理されます。 この値を指定し、WAIT パラメーターにも値を指定した場合、MQSC コマンドはリモート・キュー・マネージャーによって間接処理されます。
*VERIFY
MQSC コマンドが検査され、レポートが書き込まれますが、コマンドは実行されません。
*MVS
MQSC コマンドは、 MVS™/ESAの下で実行されているリモート・キュー・マネージャーによって間接的に処理されます。 このオプションを指定した場合は、WAIT パラメーターの値も指定する必要があります。

待機時間 (WAIT)

STRMQMMQSC コマンドが間接 MQSC コマンドに対する応答を待つ秒数を指定します。 このパラメーターに値を指定することは、MQSC コマンドがリモート・キュー・マネージャーによって間接モードで実行されることを示します。 OPTION パラメーターを *RUN または *MVS と指定した場合にのみ、このパラメーターへの値の指定が有効となります。

間接モードでは、MQSC コマンドはリモート・キュー・マネージャーのコマンド・キューに入れられます。 コマンドからのレポートは、その後 MQMNAME に指定されたローカル・キュー・マネージャーに戻されます。 この時間の経過後に受け取った応答は破棄されますが、MQSC コマンドは実行を継続します。

指定できる値は以下のとおりです。

1 - 999999
待機時間を秒単位で指定します。

ローカル・メッセージ・キュー・マネージャー (LCLMQMNAME)

間接モード操作が実行されるローカル・キュー・マネージャーの名前を指定します。

メッセージ・キュー・マネージャー名 (MQMNAME)

メッセージ・キュー・マネージャーの名前を指定します。

指定できる値は以下のとおりです。

*DFT
デフォルト・キュー・マネージャーを使用します。
message-queue-manager-name
キュー・マネージャーの名前を指定します。