[IBM i]

IBM MQ DLQ ハンドラーの開始 (STRMQMDLQ)

実行可能な場所
すべての環境 (*ALL)
スレッド・セーフ
はい

IBM® MQ 送達不能キュー・ハンドラーの開始 (STRMQMDLQ) コマンドを使用して、選択したメッセージに対してさまざまなアクションを実行します。 このコマンドは、メッセージを選択し、そのメッセージに対してアクションを実行できる、ルール・セットを指定します。

STRMQMDLQ コマンドは、その入力データを SRCFILE および SRCMBR で指定されたルール・テーブルから取得します。 コマンドが処理されると、その結果と要約がプリンター・スプール・ファイルに書き込まれます。

注:

ルール・テーブルで定義される WAIT キーワードは、送達不能キュー・ハンドラーがメッセージの処理直後に終了するか、新しいメッセージの到着を待機するかを決定します。

パラメーター

キーワード 説明 選択
UDLMSGQ 未配布メッセージ・キュー 文字値、*DFT、*NONE 必須、定位置 1
SRCMBR (SRCMBR) 入力を含むメンバー 名前、*FIRST 必須、定位置 2
SRCFILE (SRCFILE) 入力ファイル 修飾オブジェクト名 オプショナル, 定位置 3
修飾子 1: 入力ファイル 名前QTXTSRC
修飾子 2: ライブラリー 名前*LIBL、*CURLIB
MQMNAME メッセージ・キュー・マネージャー名 文字値*DFT、 *NONE オプショナル, 定位置 4

未配布メッセージ・キュー (UDLMSGQ)

処理するローカル未配布メッセージ・キューの名前を指定します。

指定できる値は以下のとおりです。

*DFT
使用されるローカル未配布メッセージ・キューが、インストールのデフォルト・キュー・マネージャーから取得されます。 このオプションが指定されると、ルール・テーブルに記述された INPUTQ キーワードが、キュー・マネージャーのデフォルトの未配布メッセージ・キューによってオーバーライドされます。
undelivered-message-queue-name
使用するローカル未配布メッセージ・キューの名前を指定します。 このオプションが指定されると、ルール・テーブルに記述された INPUTQ キーワードが、同じく記述された未配布メッセージ・キューによってオーバーライドされます。
*NONE 値
ルール・テーブルの INPUTQ キーワードで指定されたキューが使用され、ルール・テーブルの INPUTQ キーワードがブランクの場合はシステム・デフォルトの送達不能キューが使用されます。

入力を含むメンバー (SRCMBR)

処理するユーザー作成ルール・テーブルを含む、ソース・メンバーの名前を指定します。

指定できる値は以下のとおりです。

*FIRST
ファイルの最初のメンバーが使用されます。
source-member-name
ソース・メンバーの名前を指定します。

入力ファイル (SRCFILE)

処理するユーザー作成ルール・テーブルを含んでいるソース・ファイルおよびライブラリーの名前を、LIBRARY/FILE の形式で指定します。

指定できる値は以下のとおりです。

*LIBL
ライブラリー・リストでファイル名を検索します。
*CURLIB
現行ライブラリーを使用します。
source-library-name
使用しているライブラリーの名前を指定します。

指定できる値は以下のとおりです。

QTXTSRC
QTXTSRC を使用します。
source-file-name
ソース・ファイルの名前を指定します。

メッセージ・キュー・マネージャー名 (MQMNAME)

キュー・マネージャーの名前を指定します。

指定できる値は以下のとおりです。

*DFT
デフォルト・キュー・マネージャーを使用します。
キュー・マネージャー名
キュー・マネージャーの名前を指定します。 名前の長さは48文字までです。 システムが 2 バイト文字セット (DBCS) を使用している場合、最大文字数が少なくなります。
*NONE 値
ルール・テーブルの INPUTQM キーワードで指定されたキュー・マネージャーが使用され、ルール・テーブルの INPUTQM キーワードがブランクの場合はシステム・デフォルトのキュー・マネージャーが使用されます。