[IBM i]

メッセージ・キュー・マネージャーの開始 (STRMQM)

実行可能な場所
すべての環境 (*ALL)
スレッド・セーフ
はい

メッセージ・キュー・マネージャーの開始 (STRMQM) コマンドは、ローカル・キュー・マネージャーを開始します。

パラメーター

キーワード 説明 選択
MQMNAME メッセージ・キュー・マネージャー名 文字値*DFT オプション、定位置 1
RDEFSYS システム・オブジェクトの再定義 *YES、 *NO オプション、定位置 2
FIXDIRS ディレクトリーの修正 *YES、 *NO オプショナル, 定位置 3
STRSTSDTL 開始状況の詳細 *ALL、*MIN オプショナル, 定位置 4
STRSVC サービス開始 *YES、*NO オプショナル, 定位置 5
REPLAY 再生のみを実行 *YES、 *NO オプショナル, 定位置 6
ACTIVATE バックアップの活動化 *YES、 *NO オプショナル, 定位置 7
STANDBY スタンバイQMGRの許可 *YES、 *NO オプショナル, 定位置 8

メッセージ・キュー・マネージャー名 (MQMNAME)

メッセージ・キュー・マネージャーの名前を指定します。

指定できる値は以下のとおりです。

*DFT
デフォルト・キュー・マネージャーを使用します。
キュー・マネージャー名
キュー・マネージャーの名前を指定します。 名前の長さは48文字までです。 システムが 2 バイト文字セット (DBCS) を使用している場合、最大文字数が少なくなります。

システム・オブジェクトの再定義 (RDEFSYS)

デフォルトおよびシステム・オブジェクトが再定義されるかどうかを指定します。

*NO
システム・オブジェクトを再定義しません。
*YES
キュー・マネージャーを始動し、デフォルトおよびシステム・オブジェクト を再定義してから、キュー・マネージャーを停止します。 このフラグを指定した場合、キュー・マネージャーに属する既存のシステムおよびデフォルト・オブジェクトは、すべて置き換えられます。

ディレクトリーの修正 (FIXDIRS)

欠落した、または損傷を受けたキュー・マネージャー・ディレクトリーか再作成されるかどうかを指定します。

*NO
欠落したキュー・マネージャー・ディレクトリーを再作成しません。 開始時に損傷または欠落しているディレクトリーが検出された場合、その開始の試みはエラーを報告し、STRMQM コマンドが即時に終了します。
*YES
キュー・マネージャーを開始して、必要に応じて損傷または欠落したディレクトリーを再作成します。 このオプションは、キュー・マネージャーのメディア・リカバリーを実行する際に使用してください。

開始状況の詳細 (STRSTSDTL)

キュー・マネージャーの開始中に出される状況メッセージの詳細を指定します。

*ALL
すべての開始状況メッセージを表示します。 この詳細レベルには、トランザクション・リカバリーおよびログ再生の詳細を示すメッセージの定期的な表示も含まれます。 この詳細レベルは、キュー・マネージャーの異常終了後に、キュー・マネージャーを開始した際の進行状況の追跡に役立ちます。
*MIN
最小レベルの状況メッセージを表示します。

サービス開始 (STRSVC)

キュー・マネージャーの開始時に、以下に示す追加の QMGR コンポーネントが開始されるかどうかを指定します。

  • チャネル・イニシエーター
  • コマンド・サーバー
  • CONTROL が QMGR または STARTONLY に設定されたリスナー
  • CONTROL が QMGR または STARTONLY に設定されたサービス
*YES
キュー・マネージャーの開始時に、チャネル・イニシエーター、コマンド・サーバー、リスナー、およびサービスも開始します。
*NO
キュー・マネージャーの開始時に、チャネル・イニシエーター、コマンド・サーバー、リスナー、およびサービスを開始しません。

再生のみを実行 (REPLAY)

再生のみを実行するためにキュー・マネージャーが開始されているかどうかを指定します。 これにより、リモート・マシン上のキュー・マネージャーのバックアップ・コピーが、対応するアクティブなマシンで作成されたログを再生できるようになるほか、アクティブなマシンで障害が発生した際に、そのバックアップ・キュー・マネージャーを活動化することができるようになります。

*NO
キュー・マネージャーは、再生のみを実行するために開始されていません。
*YES
キュー・マネージャーは、再生のみを実行するために開始されています。 再生が完了すると STRMQM コマンドは終了します。

バックアップの活動化 (ACTIVATE)

キュー・マネージャーをアクティブとしてマークするかどうかを指定します。 REPLAY オプションを指定して開始されたキュー・マネージャーはバックアップ・キュー・マネージャーとしてマークが付けられるので、これを活動化する前に開始することはできません。

*NO
キュー・マネージャーはアクティブとしてマークが付けられていません。
*YES
キュー・マネージャーはアクティブとしてマークが付けられています。 キュー・マネージャーが活動化されると、STRMQM コマンドを REPLAY および ACTIVATE オプションを指定せずに使用して、そのキュー・マネージャーを通常のキュー・マネージャーとして開始できます。

スタンバイ・キュー・マネージャーの許可 (STANDBY)

アクティブなキュー・マネージャー・インスタンスが別のシステムで既に実行中の場合、スタンバイ・インスタンスとしてキュー・マネージャーを開始できるかどうかを指定します。 また、フェイルオーバーに備えて、キュー・マネージャーのこのインスタンスが、他のシステム上の同じキュー・マネージャーのスタンバイ・インスタンスを許可するかどうかも指定します。

*NO
キュー・マネージャーは通常の方法で開始されます。
*YES
キュー・マネージャーはスタンバイ・インスタンスとして開始することを許可され、同じキュー・マネージャーの他のスタンバイ・インスタンスが開始することを許可します。