MQ サブスクリプションのコピー (CPYMQMSUB)
- 実行可能な場所
- すべての環境 (*ALL)
- スレッド・セーフ
- はい
MQ サブスクリプションのコピー (CPYMQMSUB) コマンドは、同じタイプの MQ サブスクリプションを作成します。コマンドに指定されていない属性については、既存のサブスクリプションと同じ属性値を使用します。
パラメーター
キーワード | 説明 | 選択 | 注 |
---|---|---|---|
FROMSUBID | 元サブスクリプション ID | 文字値、*SAME | オプション、キー、定位置 3 |
FROMSUB | 元サブスクリプション | 文字値、*SAME | オプション、キー、定位置 2 |
TOSUB | 対象サブスクリプション | 文字値 | 必須、キー、定位置 1 |
MQMNAME | メッセージ・キュー・マネージャー名 | 文字値、*DFT | オプション、キー、定位置 4 |
REPLACE | 置換 | *NO、*YES | オプショナル, 定位置 5 |
TOPICSTR | トピック・ストリング | 文字値、*NONE、*SAME | オプショナル, 定位置 6 |
TOPICOBJ | トピック・オブジェクト | 文字値、*NONE、*SAME | オプショナル, 定位置 7 |
DEST | Destination | 文字値、*NONE、*SAME | オプショナル, 定位置 8 |
DESTMQM | 宛先キュー・マネージャー | 文字値、*NONE、*SAME | オプショナル, 定位置 9 |
DESTCRRLID | 宛先相関 ID | 文字値、*NONE、*SAME | オプショナル, 定位置 10 |
PUBACCT | パブリッシュ・アカウンティング・トークン | 文字値、*NONE、*SAME | オプショナル, 定位置 11 |
PUBAPPID | パプリッシュAPPL ID | 文字値、*NONE、*SAME | オプション、定位置 12 |
SUBUSER | サブスクリプション・ユーザー ID | 文字値、*CURRENT、*SAME | オプション、定位置 13 |
ユーザー・データ | サブスクリプション・ユーザー・データ | 文字値、*NONE、*SAME | オプション、定位置 14 |
セレクター | セレクター・ストリング | 文字値、*NONE、*SAME | オプション、定位置 15 |
PSPROP | PubSub プロパティー | *SAME、*NONE、*COMPAT、*RFH2、*MSGPROP | オプション、定位置 16 |
DESTCLASS | 宛先クラス | *SAME、*MANAGED、*PROVIDED | オプション、定位置 17 |
SUBSCOPE | サブスクリプション有効範囲 | *SAME、*ALL、*QMGR | オプション、定位置 18 |
VARUSER | 変数ユーザー | *SAME、*ANY、*FIXED | オプション、定位置 19 |
REQONLY | 要求パブリケーション | *SAME、*YES、*NO | オプション、定位置 20 |
PUBPTY | パブリッシュ優先度 | 0-9、*SAME、*ASPUB、*ASQDEF | オプション、定位置 21 |
WSCHEMA | ワイルドカード・スキーマ | *SAME、*CHAR、*TOPIC | オプション、定位置 22 |
EXPIRY | 有効期限時刻 | 0-999999999、*SAME、*UNLIMITED | オプション、定位置 23 |
コピー元サブスクリプション ID (FROMSUBID)
このコマンドに指定されていない属性の値を提供する、既存のサブスクリプションのサブスクリプション ID を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- from-subscription-identifier
- 24 バイトのサブスクリプション ID を表す 48 文字 16 進数ストリングを指定します。
コピー元サブスクリプション (FROMSUB)
このコマンドに指定されていない属性の値を提供する、既存のサブスクリプションの名前を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- from-subscription-name
- 最大で 256 バイトのサブスクリプション名を指定します。
注: 256 バイトを超えるサブスクリプション名は、MQSC を使用して指定できます。
コピー先サブスクリプション (TOSUB)
作成する新しいサブスクリプションの名前です。
注: 256 バイトを超えるサブスクリプション名は、MQSC を使用して指定できます。
この名前のサブスクリプションが既に存在している場合には、REPLACE(*YES) を指定する必要があります。
指定できる値は以下のとおりです。
- to-subscription-name
- 最大で 256 バイトの、作成する MQ サブスクリプションの名前を指定します。
注: 256 バイトを超えるサブスクリプション名は、MQSC を使用して指定できます。
メッセージ・キュー・マネージャー名 (MQMNAME)
キュー・マネージャーの名前を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *DFT
- デフォルトのキュー・マネージャーを使用する。
- キュー・マネージャー名
- キュー・マネージャーの名前。
置換 (REPLACE)
新しいサブスクリプションが、同じ名前の既存のサブスクリプションを置き換えるかどうかを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *NO
- このサブスクリプションは、同じ名前またはサブスクリプション ID の既存のサブスクリプションを置き換えません。 サブスクリプションが既に存在する場合、コマンドは失敗します。
- *YES
- 既存のサブスクリプションを置き換えます。 同じ名前のサブスクリプションも、同じサブスクリプション ID のサブスクリプションもない場合には、新規のサブスクリプションが作成されます。
トピック・ストリング (TOPICSTR)
このサブスクリプションに関連付けられたトピック・ストリングを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- topic-string
- 最大で 256 バイトのトピック・ストリングを指定します。
注: 256 バイトを超えるトピック・ストリングは、MQSC を使用して指定できます。
トピック・オブジェクト (TOPICOBJ)
このサブスクリプションに関連付けられたトピック・オブジェクトを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- topic-object
- トピック・オブジェクトの名前を指定します。
宛先 (DEST)
このサブスクリプションに対してパブリッシュされたメッセージの宛先キューを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- destination-queue
- 宛先キューの名前を指定します。
宛先キュー・マネージャー (DESTMQM)
このサブスクリプションに対してパブリッシュされたメッセージの宛先キュー・マネージャーを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NONE 値
- 宛先キュー・マネージャーは指定されません。
- destination-queue
- 宛先キュー・マネージャーの名前を指定します。
宛先相関 ID (DESTCRRLID)
このサブスクリプションに対してパブリッシュされたメッセージの相関 ID を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NONE 値
- メッセージは、MQCI_NONE の相関 ID で宛先に置かれます。
- 相関 ID
- 24 バイトの相関 ID を表す 48 文字 16 進数ストリングを指定します。
パブリッシュ・アカウンティング・トークン (PUBACCT)
このサブスクリプションに対してパブリッシュされたメッセージのアカウンティング・トークンを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NONE 値
- メッセージは、MQACT_NONE のアカウンティング・トークンで宛先に置かれます。
- publish-accounting-token
- 32 バイトのパブリッシュ・アカウンティング・トークンを表す 64 文字 16 進数ストリングを指定します。
パブリッシュ・アプリケーション ID (PUBAPPID)
このサブスクリプションに対してパブリッシュされたメッセージのパブリッシュ・アプリケーション ID を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NONE 値
- パブリッシュ・アプリケーション ID は指定されません。
- publish-application-identifier
- パブリッシュ・アプリケーション ID を指定します。
サブスクリプション・ユーザー ID (SUBUSER)
このサブスクリプションを所有するユーザー・プロファイルを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *CURRENT
- 現在のユーザー・プロファイルが新しいサブスクリプションの所有者です。
- user-profile
- ユーザー・プロファイルを指定します。
サブスクリプション・ユーザー・データ (USERDATA)
サブスクリプションに関連するユーザー・データを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NONE 値
- ユーザー・データは指定されません。
- user-data
- 最大で 256 バイトのユーザー・データを指定します。
注: 256 バイトを超えるユーザー・データは、MQSC を使用して指定できます。
セレクター・ストリング (SELECTOR)
指定されたトピックでパブリッシュされるメッセージに適用して、それらがこのサブスクリプションに適格かどうかを選択するための、SQL 92 セレクター・ストリングを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NONE 値
- 選択ストリングは指定されません。
- selection-string
- 最大で 256 バイトの選択ストリングを指定します。
注: 256 バイトを超える選択ストリングは、MQSC を使用して指定できます。
PubSub プロパティー (PSPROP)
パブリッシュ/サブスクライブに関連したメッセージ・プロパティーが、このサブスクリプションに送られるメッセージに追加される方法を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NONE 値
- パブリッシュ/サブスクライブ・プロパティーは、このメッセージに追加されません。
- *COMPAT
- パブリッシュ/サブスクライブ・プロパティーは、 IBM® MQ 6.0 パブリッシュ/サブスクライブとの互換性を維持するためにメッセージに追加されます。
- *RFH2
- パブリッシュ/サブスクライブ・プロパティーは、RFH 2 のヘッダーとしてメッセージに追加されます。
- *MSGPROP
- パブリッシュ/サブスクライブ・プロパティーは、メッセージ・プロパティーとして追加されます。
宛先クラス (DESTCLASS)
これが管理対象サブスクリプションかどうかを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *MANAGED
- 宛先は管理対象。
- *PROVIDED
- 宛先はキュー。
サブスクリプション有効範囲 (SUBSCOPE)
このサブスクリプションを他のブローカーに (プロキシー・サブスクリプションとして) 転送して、サブスクライバーがそれら他のブローカーでパブリッシュされたメッセージを受け取るようにするかどうかを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *ALL
- サブスクリプションは、パブリッシュ/サブスクライブの集合または階層で直接接続された、すべてのキュー・マネージャーに転送されます。
- *QMGR
- サブスクリプションは、このキュー・マネージャー内のトピックでパブリッシュされたメッセージだけを転送します。
可変ユーザー (VARUSER)
サブスクリプションの作成者以外のユーザー・プロファイルが、(トピックおよび宛先権限検査に従って) そのサブスクリプションに接続可能かどうかを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *ANY
- すべてのユーザー・プロファイルがサブスクリプションに接続できます。
- *FIXED
- サブスクリプションを作成したユーザー・プロファイルのみが、そのサブスクリプションに接続できます。
要求パブリケーション (REQONLY)
サブスクライバーが MQSUBRQ API を介して更新のためにポーリングするかどうかや、すべてのパブリケーションがこのサブスクリプションに送信されるかどうかを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *YES
- パブリケーションは、MQSUBRQ API に対する応答としてのみ、このサブスクリプションに送信されます。
- *NO
- トピックのすべてのパブリケーションが、このサブスクリプションに配信される。
パブリッシュの優先順位 (PUBPTY)
このサブスクリプションに送信されるメッセージの優先順位を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *ASPUB
- このサブスクリプションに送信されるメッセージの優先順位は、パブリッシュされたメッセージに指定された優先順位から得られます。
- *ASQDEF
- このサブスクリプションに送信されるメッセージの優先順位は、宛先として定義されるキューのデフォルトの優先順位から得られます。
- priority-value
- 0 から 9 の範囲の優先順位を指定します。
ワイルドカード・スキーマ (WSCHEMA)
トピック・ストリング内のワイルドカード文字の解釈に使用されるスキーマを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *TOPIC
- ワイルドカード文字はトピック階層の部分を表します。
- *CHAR
- ワイルドカード文字はストリングの一部を表します。
有効期限時刻 (EXPIRY)
サブスクリプションの有効期限時刻を指定します。 サブスクリプションは、有効期限時刻を経過すると、キュー・マネージャーによって廃棄される対象となり、以降パブリッシュを受信しません。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *UNLIMITED
- サブスクリプションは満了しません。
- expiry-time
- 有効期限時刻を 0.1 秒単位で、0 から 999999999 の範囲で指定します。