MQ キューの変更 (CHGMQMQ)
- 実行可能な場所
- すべての環境 (*ALL)
- スレッド・セーフ
- はい
MQ キューの変更 (CHGMQMQ) コマンドは、既存の MQ キューの指定された属性を変更します。
パラメーター
キーワード | 説明 | 選択 | 注 |
---|---|---|---|
QNAME | キュー名 | 文字値 | 必須、キー、定位置 1 |
MQMNAME | メッセージ・キュー・マネージャー名 | 文字値、*DFT | オプション、キー、定位置 2 |
QTYPE | キュー・タイプ | 文字値 | オプショナル, 定位置 3 |
FORCE | 強制 | *NO、*YES | オプショナル, 定位置 4 |
text | テキスト '記述' | 文字値、*BLANK、*SAME | オプショナル, 定位置 5 |
PUTENBL | PUT可能 | *SAME、*NO、*YES | オプショナル, 定位置 6 |
DFTPTY | デフォルトのメッセージ優先順位 | 0-9、*SAME | オプショナル, 定位置 7 |
DFTMSGPST | デフォルトのメッセージ持続性 | *SAME、*NO、*YES | オプショナル, 定位置 8 |
PRCNAME (PRCNAME) | プロセス名 | 文字値、*NONE、*SAME | オプショナル, 定位置 9 |
TRGENBL | トリガー発行可能 | *SAME、*NO、*YES | オプショナル, 定位置 10 |
GETENBL | GET可能 | *SAME、*NO、*YES | オプショナル, 定位置 11 |
SHARE | 共用可能 | *SAME、*NO、*YES | オプション、定位置 12 |
DFTSHARE | デフォルト共用オプション | *SAME、*NO、*YES | オプション、定位置 13 |
MSGDLYSEQ | メッセージ・デリバリー・シーケンス | *SAME、*PTY、*FIFO | オプション、定位置 14 |
HDNBKTCNT | バックアウト・カウントのハード化 | *SAME、*NO、*YES | オプション、定位置 15 |
TRGTYPE | トリガー・タイプ | *SAME、*FIRST、*ALL、*DEPTH、*NONE | オプション、定位置 16 |
TRGDEPTH | トリガー項目数 | 1-999999999、*SAME | オプション、定位置 17 |
TRGMSGPTY | トリガー・メッセージ優先順位 | 0-9、*SAME | オプション、定位置 18 |
TRGDATA | トリガー・データ | 文字値、*NONE、*SAME | オプション、定位置 19 |
RTNITV | 保存間隔 | 0-999999999、*SAME | オプション、定位置 20 |
MAXDEPTH | キューの最大長 | 0-999999999、*SAME | オプション、定位置 21 |
MAXMSGLEN (MAXMSGLEN) | 最大メッセージ長 | 0-104857600、*SAME | オプション、定位置 22 |
BKTTHLD | バックアウトしきい値 | 0-999999999、*SAME | オプション、定位置 23 |
BKTQNAME | バックアウト・リキュー名 | 文字値、*NONE、*SAME | オプション、定位置 24 |
INITQNAME | 開始キュー | 文字値、*NONE、*SAME | オプション、定位置 25 |
USAGE | 使用法 | *SAME、*NORMAL、*TMQ | オプション、定位置 26 |
DFNTYPE | 定義タイプ | *SAME、*TEMPDYN、*PERMDYN | オプション、定位置 27 |
TGTQNAME | ターゲット・オブジェクト | 文字値、*SAME | オプション、定位置 28 |
RMTQNAME | リモート・キュー | 文字値、*SAME、*NONE | オプション、定位置 29 |
RMTMQMNAME | リモート・メッセージ・キュー・マネージャー | 文字値、*SAME | オプション、定位置 30 |
TMQNAME | 伝送キュー | 文字値、*NONE、*SAME | オプション、定位置 31 |
HIGHTHLD | キュー項目数の高しきい値 | 0-100、*SAME | オプション、定位置 32 |
LOWTHLD | キュー項目数の低しきい値 | 0-100、*SAME | オプション、定位置 33 |
FULLEVT | キュー・フル・イベント可能 | *SAME、*NO、*YES | オプション、定位置 34 |
HIGHEVT | キュー高イベント可能 | *SAME、*NO、*YES | オプション、定位置 35 |
LOWEVT | キュー低イベント可能 | *SAME、*NO、*YES | オプション、定位置 36 |
SRVITV | サービス・インターバル | 0-999999999、*SAME | オプション、定位置 37 |
SRVEVT | サービス・インターバル・イベント | *SAME、*HIGH、*OK、*NONE | オプション、定位置 38 |
DISTLIST | 配布リスト・サポート | *SAME、*NO、*YES | オプション、定位置 39 |
CLUSTER | クラスター名 | 文字値、*SAME、*NONE | オプション、定位置 40 |
CLUSNL | クラスター名リスト | 文字値、*NONE、*SAME | オプション、定位置 41 |
DEFBIND | デフォルトのバインディング | *SAME、*OPEN、*NOTFIXED、*GROUP | オプション、定位置 42 |
CLWLRANK | CLUSTER WORKLOADランク | 0-9、*SAME | オプション、定位置 43 |
CLWLPRTY | CLUSTER WORKLOAD優先順位 | 0-9、*SAME | オプション、定位置 44 |
CLWLUSEQ | クラスター・ワークロード・キューの使用 | *SAME、*QMGR、*LOCAL、*ANY | オプション、定位置 45 |
MONQ | キュー・モニター | *SAME、*QMGR、*OFF、*LOW、*MEDIUM、*HIGH | オプション、定位置 46 |
STATQ | キュー統計 | *SAME、*QMGR、*OFF、*ON | オプション、定位置 47 |
ACCTQ | キュー・アカウンティング | *SAME、*QMGR、*OFF、*ON | オプション、定位置 48 |
NPMCLASS | 非持続メッセージ・クラス | *SAME、*NORMAL、*HIGH | オプション、定位置 49 |
MSGREADAHD | メッセージの先読み | *SAME、*DISABLED、*NO、*YES | オプション、定位置 50 |
DFTPUTRESP | デフォルトの Put 応答 | *SAME、*SYNC、*ASYNC | オプション、定位置 51 |
PROPCTL | プロパティー制御 | *SAME、*COMPAT、*NONE、*ALL、*FORCE、 *V6COMPAT | オプション、定位置 52 |
TARGTYPE | ターゲット・タイプ | *SAME、*QUEUE、*TOPIC | オプション、定位置 53 |
CUSTOM | カスタム属性 | 文字値、*BLANK、*SAME | オプション、定位置 54 |
CLCHNAME | クラスター送信側チャネル名 | 文字値、*NONE、*SAME | オプション、定位置 55 |
キュー名 (QNAME)
変更するキューの名前です。
指定できる値は以下のとおりです。
- キュー名
- キューの名前を入力します。
メッセージ・キュー・マネージャー名 (MQMNAME)
メッセージ・キュー・マネージャーの名前を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *DFT
- デフォルト・キュー・マネージャーを使用します。
- キュー・マネージャー名
- キュー・マネージャーの名前を指定します。
キュー・タイプ (QTYPE)
変更されるキューのタイプを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *ALS
- 別名キュー。
- *LCL
- ローカル・キュー。
- *RMT
- リモート・キュー。
- *MDL
- モデル・キュー。
強制 (FORCE)
コマンドの完了がキューのオープンに影響するような条件の場合に、コマンドを強制的に完了する必要があるかどうかを指定します。 条件は、変更されているキューのタイプによって異なります。
- 別名キュー
- TGTQNAMEキーワードがキュー名とともに指定され、アプリケ ーションの別名キューはオープンされています。
- ローカル・ キュー
- 次の条件のいずれかが、ローカル・キューが影響を受けることを示
します。
- SHARE(*NO)が指定され、複数のアプリケーションのローカル・キューが 入力用にオープンされています。
- USAGE 属性が変更され、1 つ以上のアプリケーションのローカル・キューがオープンされているか、キュー上に 1 つ以上のメッセージがあります。 (キュー上にメッセージがある間は USAGE 属性を変更しないようにしてください。キュー上にメッセージがあると、伝送キューに書き込まれたときにそのメッセージの形式が変更されます。)
- リモート・ キュー
- 次の条件のいずれかが、リモート・キューが影響を受けることを示します。
- TMQNAMEキーワードが伝送キュー名(または*NONE)とともに指定され、 リモート・キューがオープンされているアプリケーションはこの変更の 影響を受けます。
- RMTQNAME、RMTMQMNAMEまたはTMQNAMEのいずれかのキーワードがキュー またはキュー・マネージャー名とともに指定され、キュー・マネージャーの 別名としてのこの定義を通じて解決する1つ以上のアプリケーションの キューがオープンされています。
注: この定義が応答先キュー定義としてのみ使用されている場合、FORCE(*YES) の値は必要ありません。
指定できる値は以下のとおりです。
- *NO
- 関係のある条件が真の場合には、コマンドは正しく実行されません。
- *YES
- 関係のある条件が真の場合には、コマンドは強制的に正常に完了さ れます。
テキスト '記述' (TEXT)
キュー定義を簡単に説明するテキストを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *BLANK
- テキストはブランク・ストリングに設定されます。
- description
- 64文字以下の文字を、アポストロフィで囲んで指定します。
注 : フィールド長は 64 バイトであり、システムが 2 バイト文字セット (DBCS) を使用している場合、最大文字数が少なくなります。
Put 可能 (PUTENBL)
メッセージをキューに書き込むことができるかどうかを指定します。
注: アプリケーション・プログラムは MQSET の呼び出しを発行して、この属性値を変更することができます。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NO
- メッセージをキューに追加することはできません。
- *YES
- メッセージを許可アプリケーションによってキューに追加できます。
デフォルトのメッセージ優先順位 (DFTPTY)
キューに書き込まれるメッセージのデフォルト優先順位を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- priority-value
- 0から9の範囲の値を指定します。9が最高位の優先順位です。
デフォルトのメッセージ持続性 (DFTMSGPST)
キュー上のメッセージ持続性のデフォルトを指定します。 メッセージ持続性によって、メッセージがキュー・マネージャーの再開後も保持されるかどうかが決まります。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NO
- デフォルトでは、メッセージはキュー・マネージャーの再始動の際に失 われます。
- *YES
- デフォルトでは、メッセージはキュー・マネージャーの再始動の際に保 存されます。
プロセス名 (PRCNAME)
トリガー・イベント発生時に開始する必要があるアプリケーションを識別する MQ プロセスのローカル名を指定します。
このプロセスは、キューの作成時に使用可能になっている必要はありま せんが、トリガー・イベントを起こさせるには使用可能になっている必 要があります。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NONE 値
- プロセス名はブランクです。
- process-name
- MQ プロセスの名前を指定します。
トリガー可能 (TRGENBL)
トリガー・メッセージを開始キューに書き込むかどうかを指定します。
注: アプリケーション・プログラムは MQSET の呼び出しを発行して、この属性値を変更することができます。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NO
- トリガーは使用可能ではありません。 トリガー・メッセージは開始キューに書き込まれません。
- *YES
- トリガーは使用可能です。 トリガー・メッセージは開始キューに書き込まれます。
Get 可能 (GETENBL)
アプリケーションが、このキューからメッセージを取得できるように するのかどうかを指定します。
注: アプリケーション・プログラムは MQSET の呼び出しを発行して、この属性値を変更することができます。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NO
- アプリケーションはキューからメッセージを検索できません。
- *YES
- 適切な許可アプリケーションが、キューからメッセージを検索できます。
共有可能 (SHARE)
アプリケーションの複数インスタンスが、このキューを入力用に同時に オープンできるかどうかを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NO
- 単一のアプリケーション・インスタンスのみがキューを入力用に オープンできます。
- *YES
- 複数のアプリケーション・インスタンスが、キューを入力用にオープン できます。
デフォルト共有オプション (DFTSHARE)
このキューを入力用にオープンしているアプリケーションに対するデフ ォルト共用オプションを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NO
- デフォルトでは、オープン要求は入力用のキューの排他使用です。
- *YES
- デフォルトでは、オープン要求は入力用のキューの共用使用です。
メッセージ・デリバリー・シーケンス (MSGDLYSEQ)
メッセージ・デリバリー・シーケンスを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *PTY
- メッセージは、優先順位の中でファースト・イン・ファースト・アウ ト(FIFO)順に送達されます。
- *FIFO
- メッセージは、優先順位と無関係にファースト・イン・ファースト・ アウト(FIFO)の順で配信されます。
バックアウト・カウントのハード化 (HDNBKTCNT)
バックアウトされたメッセージのカウントをメッセージ・キュー・ マネージャーの再始動を越えて保管(ハード化)するかどうかを指定します。
注: IBM® MQ for IBM i では、この属性の設定に関係なく、カウントは常にハード化されます。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NO
- バックアウト・カウントはハード化されません。
- *YES
- バックアウト・カウントはハード化されます。
トリガー・タイプ (TRGTYPE)
トリガー・イベントを開始する条件を指定します。 条件が満たされると、トリガー・メッセージが開始キューに送信されます。
注: アプリケーション・プログラムは MQSET の呼び出しを発行して、この属性値を変更することができます。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *FIRST
- キュー上のメッセージの数が0から1になった時。
- *ALL
- メッセージがキューに到着するたび。
- *DEPTH
- キュー上のメッセージ数がTRGDEPTH属性の値と等しくなった時。
- *NONE 値
- トリガー・メッセージは書き込まれません。
トリガー項目数 (TRGDEPTH)
TRIGTYPE(*DEPTH)の場合に、開始キューへのトリガー・メッセージを開 始するメッセージの数を指定します。
注: アプリケーション・プログラムは MQSET の呼び出しを発行して、この属性値を変更することができます。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- depth-value
- 1から999999999の範囲の値を指定します。
トリガー・メッセージ優先順位 (TRGMSGPTY)
メッセージがトリガー・イベントを生成するために必要な、メッセージの最小優先順位を指定します。
注: アプリケーション・プログラムは MQSET の呼び出しを発行して、この属性値を変更することができます。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- priority-value
- 0から9の範囲の値を指定します。9が最高位の優先順位です。
トリガー・データ (TRGDATA)
キュー・マネージャーがトリガー・メッセージに組み込む最高 64 文字までのユーザー・データを指定します。 このデータは、開始キューを処理するモニター・アプリケーション、およびそのモニターによって開始されたアプリケーションに対して使用可能になります。
注: アプリケーション・プログラムは MQSET の呼び出しを発行して、この属性値を変更することができます。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NONE 値
- トリガー・データは指定されません。
- trigger-data
- 最高 64 文字までの文字を、アポストロフィで囲んで指定します。 伝送キューの場合には、このパラメーターを使用して、開始するチャネルの名前を指定することができます。
注 : フィールド長は 64 バイトであり、システムが 2 バイト文字セット (DBCS) を使用している場合、最大文字数が少なくなります。
保存間隔 (RTNITV)
保存間隔を指定します。 この間隔は、キューの作成日時に基づいた、そのキューが必要とすると見なされる時間数です。
この情報は、ハウスキーピング・アプリケーションまたは操作員に対する もので、キューがもはや必要でなくなる時点を判別するために 使用することができます。
注: メッセージ・キュー・マネージャーは、キューを削除することも、保存間隔が満了していないキューが削除されるのを防止することもしません。 必要な処置を取ることはユーザーの責任です。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- interval-value
- 0から999999999の範囲の値を指定します。
キューの最大長 (MAXDEPTH)
このキューで許可されるメッセージの最大数を指定します。 ただし、キューは他の要素によって、満杯として取り扱われることがあります。例えば、メッセージ用に使用可能な記憶域がない場合には、満杯であるように見えます。
注: この値が CHGMQMQ コマンドを使用することによって後ほど削減された場合、キューにあるメッセージは、新しい最大値を超過しても変更されません。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- depth-value
- 0から999999999の範囲の値を指定します。
最大メッセージ長 (MAXMSGLEN)
キュー上のメッセージの最大長を指定します。
注: この値が CHGMQMQ コマンドを使用することによって後ほど削減された場合、キューにあるメッセージは新しい最大長を超過しても変更されません。
アプリケーションは、この属性の値を使用して、キューからメッセージを検索するために必要なバッファーのサイズを判別することができます。 したがって、この値を変更するのは、これがアプリケーションの誤った操作の原因とならないことが判明している場合だけです。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- length-value
- 0 から 100 MB の範囲の値をバイト数で指定します。 デフォルトは 4 MB です。
バックアウトしきい値 (BKTTHLD)
バックアウトしきい値を指定します。
WebSphere® Application Server の内部で実行されているアプリケーション、および IBM MQ Application Server Facilities を使用するアプリケーションは、この属性を使用して、メッセージをバックアウトする必要があるかどうかを判別します。 その他のすべてのアプリケーションでは、キュー・マネージャーは、この属性を照会できるようにする以外には、この属性の値に基づいてアクションを取ることはありません。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- threshold-value
- 0から999999999の範囲の値を指定します。
バックアウト・リキュー名 (BKTQNAME)
バックアウト・キュー名を指定します。
WebSphere Application Server の内部で実行されているアプリケーション、および IBM MQ Application Server Facilities を使用するアプリケーションは、この属性を使用して、バックアウトされたメッセージの送信先を判別します。 その他のすべてのアプリケーションでは、キュー・マネージャーは、この属性を照会できるようにする以外には、この属性の値に基づいてアクションを取ることはありません。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NONE 値
- バックアウト・キューは指定されません。
- backout-queue-name
- バックアウト・キュー名を指定します。
開始キュー (INITQNAME)
開始キューの名前を指定します。
注: 開始キューは、メッセージ・キュー・マネージャーの同じインスタンス上になければなりません。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NONE 値
- 開始キューは指定されません。
- initiation-queue-name
- 開始キュー名を指定します。
使用法 (USAGE)
キューが通常使用のためのものか、あるいはリモート・メッセージ・ キュー・マネージャーへのメッセージの送信用のものであるかを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NORMAL
- 通常使用です。(キューは伝送キューではありません)
- *TMQ
- このキューは、リモート・メッセージ・キュー・マネージャーを宛先とするメッセージを保持するために使用される伝送キューです。 伝送キュー名が明示的に指定されていない状況でこのキューを使用しようとする場合には、そのキュー名がリモート・メッセージ・キュー・マネージャーの名前と同じでなければなりません。 詳しくは、 IBM MQ 相互通信を参照してください。
定義タイプ (DFNTYPE)
オブジェクト記述子に指定されたこのモデル・キューの名前でアプリケ ーションがMQOPEN API呼び出しを出した時に作成される動的キュー定 義のタイプを指定します。
注: このパラメーターは、モデル・キュー定義にのみ適用されます。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *TEMPDYN
- 一時動的キューが作成されます。 この値は、*YES の DEFMSGPST 値と一緒に指定しないようにしてください。
- *PERMDYN
- 永続動的キューが作成されます。
ターゲット・オブジェクト (TGTQNAME)
このキューが別名となっているオブジェクトの名前を指定します。
オブジェクトは、ローカルまたはリモートのキュー、トピック、または メッセージ・キュー・マネージャーとすることができます。
注: ターゲット・オブジェクトは、この時点で存在している必要はありませんが、プロセスで別名キューのオープンが試行される時点では存在していなければなりません。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- target-object-name
- ターゲット・オブジェクトの名前を指定します。
リモート・キュー (RMTQNAME)
リモート・キューの名前を指定します。 これは、RMTMQMNAME によって指定されたキュー・マネージャーに定義されたものと同じリモート・キューのローカル名です。
この定義がキュー・マネージャーの別名定義に使用される場合には、オ ープンが行なわれる時にRMTQNAMEはブランクになっていなければなりません。
応答先キュー別名でこの定義が使用される場合には、この名前は、 応答先キューとなるキューの名前です。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NONE 値
- リモート・キュー名は指定されません (すなわち、名前はブランクです)。 これは、定義がキュー・マネージャーの別名定義である場合に使用することができます。
- remote-queue-name
- リモート・キュー・マネージャーでのキューの名前を指定します。
注: この名前に指定された文字が、通常キュー名として使用できる文字だけであるかどうかは検査されません。
リモート・メッセージ・キュー・マネージャー (RMTMQMNAME)
キューRMTQNAMEが定義されるリモート・キュー・マネージャーの名前を 指定します。
リモート・キューのローカル定義がアプリケーションでオープンされる場合は、RMTMQMNAME として接続キュー・マネージャーの名前を指定してはなりません。 TMQNAME がブランクの場合は、この名前のローカル・キューが存在していなければなりません。このキューが伝送キューとして使用されます。
この定義をキュー・マネージャーの別名に使用した場合、RMTMQMNAME がキュー・マネージャーの名前であり、これを接続キュー・マネージャーの名前にすることができます。 それ以外の場合、TMQNAME がブランクであるときには、キューのオープン時に、USAGE(*TMQ) が指定された、この名前のローカル・キューが存在している必要があります。このキューが伝送キューとして使用されます。
応答先キュー別名でこの定義が使用される場合には、この名前は、 応答先キュー・マネージャーとなるキュー・マネージャーの名前です。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- リモート・キュー・マネージャー名
- リモート・キュー・マネージャーの名前を指定します。
注: この名前には、必ずキュー・マネージャー名に通常許可されている文字だけが含まれるようにしてください。
伝送キュー (TMQNAME)
リモート・キューかキュー・マネージャーの別名のいずれかの定義の場 合に、リモート・キューへ向けられるメッセージに使用される伝送キュ ーのローカル名を指定します。
TMQNAMEがブランクの場合には、RMTMQMNAMEと同じ名前のキューが伝送 キューとして使用されます。
この定義がキュー・マネージャーの別名として使用されていて、 接続キュー・マネージャーの名前がRMTMQMNAMEである場合には、この属 性は無視されます。
また、この定義が応答先キュー別名定義 として使用されている場合にも、これは無視されます。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NONE 値
- このリモート・キューに特定の伝送キュー名は定義されません。 この属性の値は、すべてブランクに設定されます。
- 伝送キュー名
- 伝送キュー名を指定します。
キュー項目数の高しきい値 (HIGHTHLD)
「キュー項目数高」イベントを生成するためにキュー項目数を比較 する対象のしきい値を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- threshold-value
- 0 から 100 の範囲の値を指定します。 この値は、キューの最大長 (MAXDEPTH パラメーター) パーセンテージとして使用されます。
キュー項目数の低しきい値 (LOWTHLD)
「キュー項目数低」イベントを生成するためにキュー項目数を比較 する対象のしきい値を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- threshold-value
- 0 から 100 の範囲の値を指定します。 この値は、キューの最大長 (MAXDEPTH パラメーター) パーセンテージとして使用されます。
キュー・フル・イベント可能 (FULLEVT)
「キュー・フル」イベントが生成されるかどうかを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NO
- 「キュー・フル」イベントは生成されません。
- *YES
- 「キュー・フル」イベントが生成されます。
キュー高イベント可能 (HIGHEVT)
「キュー項目数高」イベントが生成されるかどうかを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NO
- 「キュー項目数高」イベントは生成されません。
- *YES
- 「キュー項目数高」イベントが生成されます。
キュー低イベント可能 (LOWEVT)
「キュー項目数低」イベントが生成されるかどうかを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NO
- 「キュー項目数低」イベントは生成されません。
- *YES
- 「キュー項目数低」イベントが生成されます。
サービス間隔 (SRVITV)
サービス間隔を指定します。 この間隔は、「サービス間隔高」イベントおよび「サービス間隔 OK」イベントを生成するための比較に使用されます。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- interval-value
- 0から999999999の範囲の値を指定します。 この値は、ミリ秒単位です。
サービス間隔イベント (SRVEVT)
「サービス・インターバル高」イベントまたは「サービス・インターバルOK」 イベントが生成されるかどうかを指定します。
「サービス・インターバル高」イベントは、少なくともSRVITVパラ メーターで示された時間内には、キューからメッセー ジは検索されていないことが検査で示された場合に生成されます。
「サービス・インターバルOK」イベントは、検査で、SRVITVパラメータ ーによって指示された時間内にキューからメッセージが検索されたこと が示された場合に生成されます。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *HIGH
- 「サービス・インターバル高」イベントが生成されます。
- *OK
- 「サービス・インターバルOK」イベントが生成されます。
- *NONE 値
- サービス・インターバル・イベントは生成されません。
配布リスト・サポート (DISTLIST)
キューが配布リストをサポートするかどうかを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NO
- キューは配布リストをサポートしません。
- *YES
- キューは配布リストをサポートします。
クラスター名 (CLUSTER)
キューが属するクラスターの名前です。
このパラメーターの変更は、既に開いているキューの インスタンスには影響しません。
動的キュー、伝送キュー、SYSTEM.CHANNEL.XX、SYSTEM.CLUSTER.XXまた はSYSTEM.COMMAND.XXキューには、このパラメーターは設定できません。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- cluster-name
- CLUSTERまたはCLUSNLの結果値のいずれか一方のみを非ブランクにする ことができますが、両方に値を指定することはできません。
クラスター名リスト (CLUSNL)
そのキューが属しているクラスターのリストを指定する、名前リストの名前です。 このパラメーターの変更は、既に開いているキューの インスタンスには影響しません。
動的キュー、伝送キュー、SYSTEM.CHANNEL.XX、SYSTEM.CLUSTER.XXまた はSYSTEM.COMMAND.XXキューには、このパラメーターは設定できません。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- namelist-name
- CLUSTERまたはCLUSNLの結果値のいずれか一方のみを非ブランクにする ことができますが、両方に値を指定することはできません。
デフォルト・バインディング (DEFBIND)
MQOPEN呼び出しでアプリケーションがMQOO_BIND_AS_Q_DEFを指定し、 キューがクラスター・キューである時に、使用するバインドを指定し ます。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *OPEN
- キューのオープン時に、キュー・ハンドルがクラスター・キューの特 定のインスタンスにバインドされます。
- *NOTFIXED
- キュー・ハンドルは、クラスター・キューの特定のインスタンスにバインド
されません。 これによりキュー・マネージャーは、MQPUT を使用してメッセージが書き込まれたときに特定のキュー・インスタンスを選択することができ、その後必要に応じてその選択を変更することができます。
MQPUT1呼び出しは、常にNOTFIXEDが指定されているかのように機能します。
- * グループ
- キューがオープンされる際、メッセージ・グループにメッセージがある限り、キュー・ハンドルがクラスター・キューの特定のインスタンスにバインドされます。 メッセージ・グループのすべてのメッセージは、同じ宛先インスタンスに割り振られます。
クラスター・ワークロード・ランク (CLWLRANK)
キューのクラスター・ワークロード・ランクを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- cluster-workload-rank
- 0から9の範囲の値を指定します。
クラスター・ワークロード優先順位 (CLWLPRTY)
キューのクラスター・ワークロード優先順位を指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- cluster-workload-priority
- 0から9の範囲の値を指定します。
クラスター・ワークロード・キューの使用 (CLWLUSEQ)
ターゲット・キューにローカル・インスタンスと少なくとも 1 つのリモート・クラスター・インスタンスの 両方がある場合の MQPUT の振る舞いを指定します。 PUT がクラスター・チャネルから発信される場合にはこの属性は 適用されません。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *QMGR
- キュー・マネージャーCLWLUSEQ属性からの値が継承されます。
- *LOCAL (ローカル)
- ローカル・キューは、MQPUTのただ1つの宛先です。
- *ANY
- キュー・マネージャーは、ワークロード分散の目的でこうしたローカル・ キューをクラスター・キューの別のインスタンスとして扱います。
キュー・モニター (MONQ)
オンライン・モニター・データの収集を制御します。
キュー・マネージャー属性MONQが*NONEに設定されると、オンライン・ モニター・データは収集されません。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *QMGR
- オンライン・モニター・データの収集は、キュー・マネージャー属性MONQの 設定から継承されます。
- *OFF
- このキューのオンライン・モニター・データ収集は無効になります。
- *LOW
- モニター・データ収集は、低いデータ収集率でオンとなります。
- *MEDIUM
- モニター・データ収集は、普通のデータ収集率でオンとなります。
- *HIGH
- モニター・データ収集は、高いデータ収集率でオンとなります。
キュー統計 (STATQ)
統計データの収集を制御します。
キュー・マネージャー属性STATQが*NONEに設定されると、オンライン・ モニター・データは収集されません。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *QMGR
- 統計データ収集は、キュー・マネージャー属性STATQの設定に基づきます。
- *OFF
- キューの統計データ収集は使用不可になります。
- *ON
- このキューの統計データ収集は使用可能になります。
キュー・アカウンティング (ACCTQ)
アカウント・データの収集を制御します。
キュー・マネージャー属性ACCTQが*NONEに設定されると、アカウント・ データは収集されません。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *QMGR
- アカウント・データ収集は、キュー・マネージャー属性 ACCTQ の設定に 基づきます。
- *OFF
- このキューのアカウンティング・データ収集は使用不可になります。
- *ON
- このキューのアカウンティング・データ収集は使用可能になります。
非持続メッセージ・クラス (NPMCLASS)
このキューに書き込まれる非持続メッセージの信頼性のレベルを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NORMAL
- このキューに書き込まれる非持続メッセージが失われるのは、障害またはキュー・マネージャー・シャットダウンの後だけです。 このキューに書き込まれる非持続メッセージは、キュー・マネージャーの再始動時に廃棄されます。
- *HIGH
- このキューに書き込まれる非持続メッセージは、キュー・マネージャーの再始動時には廃棄されません。 しかし、障害が発生すると、このキューに書き込まれる非持続メッセージは失われる可能性があります。
メッセージの先読み (MSGREADAHD)
非持続メッセージがアプリケーションによって要求されるよりも前にクライ アントに送られるかどうかを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *DISABLED
- 先読みは、このキューでは使用不可になっています。 先読みがクライアント・アプリケーションによって要求されているかどうかに関係なく、アプリケーションが要求するよりも前にメッセージがクライアントに送られることはありません。
- *NO
- 非持続メッセージは、アプリケーションによって要求されるよりも前に クライアントに送られません。 クライアントが異常終了した場合に失われる非持続メッセージは、最大で 1 つだけです。
- *YES
- 非持続メッセージは、アプリケーションによって要求されるより前にクライアントに送られます。 クライアントが異常終了する場合、またはクライアント・アプリケーションが送られたメッセージすべてをコンシュームしない場合は、非持続メッセージが失われることがあります。
デフォルトの Put 応答 (DFTPUTRESP)
デフォルトのPUT応答タイプ(DFTPUTRESP)属性は、 アプリケーションがMQPMO_RESPONSE_AS_Q_DEFオプションを指定するときに、 MQPUTおよびMQPUT1呼び出しに必要な応答のタイプを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *SYNC
- この値を指定すると、MQPMO_RESPONSE_AS_Q_DEF を指定するキューに対する PUT 操作は、代わりに MQPMO_SYNC_RESPONSE が指定されていたかのように発行されます。 MQMD および MQPMO 内のフィールドが、キュー・マネージャーからアプリケーションに返されます。 これは IBM MQに用意されているデフォルト値ですが、ご使用のシステムで変更されている可能性があります。
- *ASYNC
- この値を指定すると、MQPMO_RESPONSE_AS_Q_DEF を指定するキューに対する PUT 操作は、常に、代わりに MQPMO_ASYNC_RESPONSE が指定されていたかのように発行されます。 MQMD および MQPMO の一部のフィールドはキュー・マネージャーによってアプリケーションに戻されませんが、トランザクションに書き込まれたメッセージや非持続メッセージのパフォーマンスに向上が見られる場合があります。
プロパティー制御 (PROPCTL)
MQGMO_PROPERTIES_AS_Q_DEF
オプションが指定されている場合に、 MQGET 呼び出しを使用してキューから取得されるメッセージのプロパティーをどのように処理するかを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *COMPAT
- メッセージに
mcd.
、jms.
、usr.
、またはmqext.
という接頭部を持つプロパティーがある場合、メッセージのプロパティーはすべてMQRFH2
ヘッダー内のアプリケーションに配信されます。 それ以外の場合、メッセージ記述子 (または拡張) に含まれるものを除くメッセージのプロパティーはすべて廃棄され、アプリケーションにアクセスできなくなります。 - *NONE 値
- メッセージ記述子(または拡張)に含まれているものを除き、 メッセージのすべてのプロパティーは廃棄され、アプリケーションから アクセス可能ではなくなります。
- *ALL
- メッセージのすべてのプロパティー (メッセージ記述子 (または拡張子) に含まれるものを除く) は、メッセージ・データ内の 1 つ以上の
MQRFH2
ヘッダーに含まれます。 - *FORCE
- アプリケーションがメッセージ・ハンドルを指定しているかどうかに関係なく、プロパティーは常に
MQRFH2
ヘッダーのメッセージ・データで返されます。 - *V6COMPAT
- *V6COMPAT を設定する場合は、MQPUT により解決されるキュー定義および MQGET により解決されるキュー定義、両方のいずれかのキュー定義に設定する必要があります。 これは、介在するその他すべての伝送キューにも設定する必要があります。 これにより
MQRFH2
ヘッダーが、変更されずに送信側アプリケーションから受信側アプリケーションに渡されます。 これは、キュー名解決チェーン内で検出される他の PROPCTL の設定をオーバーライドします。 プロパティーがクラスター・キューに設定されると、その設定が他のキュー・マネージャー上にローカルでキャッシュされることはありません。 *V6COMPAT はクラスター・キューに解決される別名キューに設定する必要があります。 書き込みアプリケーションが接続されているキュー・マネージャーと同じキュー・マネージャーに別名キューを定義します。
ターゲット・タイプ (TARGTYPE)
別名が解決されて生じるオブジェクトのタイプを指定します。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- * キュー
- キュー・オブジェクト。
- *TOPIC
- トピック・オブジェクト。
カスタム属性 (CUSTOM)
この属性は、別個の属性が導入されるまでの間、新規機能の構成用として予約されています。 この属性を使用する機能が導入されるときに、この記述は更新されます。 現在は、CUSTOM に対する有意味な値がないため、空のままにしてください。
指定できる値は以下のとおりです。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *BLANK
- テキストはブランク・ストリングに設定されます。
- custom
- 1 つ以上のスペースで分離された、ゼロ個以上の属性 (属性名と値のペア) を指定します。 属性名と値のペアは、
NAME(VALUE)
の形式で、大文字で指定する必要があります。 単一引用符は、必ずもう 1 つの単一引用符でエスケープする必要があります。
CLCHNAME
このパラメーターは、伝送キューでのみサポートされます。
- *SAME
- 属性は変更されません。
- *NONE 値
- 属性は削除されます。
- クラスター送信側チャネル名
- クラスター・チャネル名 は、このキューを伝送キューとして使用する、クラスター送信側チャネルの総称名です。 この属性は、このクラスター伝送キューからクラスター受信側チャネルにメッセージを送信するクラスター送信側チャネルを指定します。
アスタリスク
を ClusterChannelName に指定することにより、伝送キューをクラスター送信側チャネルのセットに関連付けることができます。 アスタリスクはチャネル名ストリングの先頭、末尾、またはそれ以外の場所に任意の数だけ使用できます。 ClusterChannelName は長さ 20 文字に制限されています: *
MQ_CHANNEL_NAME_LENGTH
。