[IBM i]

キュー・マネージャー・ジャーナルの追加 (ADDMQMJRN)

実行可能な場所
すべての環境 (*ALL)
スレッド・セーフ
はい

キュー・マネージャー・ジャーナルの追加 (ADDMQMJRN) コマンドは、キュー・マネージャーにジャーナルを追加します。 このコマンドは、例えば、バックアップまたは複数インスタンス・キュー・マネージャーのために、リモート・ジャーナルの複製を構成する場合などに使用できます。

パラメーター

キーワード 説明 選択
MQMNAME メッセージ・キュー・マネージャー名 文字値*DFT オプション、定位置 1
JRN (JRN) QUEUE MANAGERジャーナル 文字値*DFT オプション、定位置 2
RMTJRNRDB (RMTJRNRDB) リモート・リレーショナルDB 文字値 オプショナル, 定位置 3
RMTJRNSTS リモート・ジャーナルの状況 *ACTIVE、*INACTIVE オプショナル, 定位置 4
RMTJRNDLV リモート・ジャーナルの配信 *SYNC、*ASYNC オプショナル, 定位置 5
RMTJRNTIMO リモート・ジャーナルの同期 タイムアウト 1-3600、*DFT オプショナル, 定位置 6

メッセージ・キュー・マネージャー名 (MQMNAME)

ジャーナルに関連付けられたメッセージ・キュー・マネージャーの名前を指定します。

キュー・マネージャー名
キュー・マネージャーの名前を指定します。 名前の長さは48文字までです。 システムが 2 バイト文字セット (DBCS) を使用している場合、最大文字数が少なくなります。

キュー・マネージャー・ジャーナル (JRN)

作成するジャーナルの名前を指定します。

指定できる値は以下のとおりです。

*DFT
ジャーナル名はシステムによって選択されます。 このシステムのキュー・マネージャーにローカル・ジャーナルが既に存在している場合は、そのローカル・ジャーナル名が使用されます。存在していない場合は、固有の名前が AMQxJRN の形式で生成されます。ここで、x は A から Z の範囲の文字です。
journal-name
ジャーナルの名前を指定します。 名前は 10 文字以内で指定します。 ジャーナル・レシーバーの名前は、このジャーナル名を 4 番目の文字 (ジャーナル名が 4 文字より短い場合は、最後の文字) で切り捨てて、ゼロを付加することによって生成されます。 ローカル・キュー・マネージャー・ライブラリーに既にローカル・ジャーナルが含まれている場合、その名前は指定する名前と一致していなければなりません。 キュー・マネージャー・ライブラリーが含むことができるローカル・ジャーナルは、1 つだけです。 DLTMQM は、接頭部が「AMQ」である場合を除いて、キュー・マネージャー・ライブラリーからジャーナルの成果物を除去しません。

リモート・リレーショナル・データベース (RMTJRNRDB)

ターゲット・システムのリモート・ロケーション名が入っているリレーショナル・データベース・ディレクトリー項目の名前を指定します。 WRKRDBDIRE コマンドを使用すると、ターゲット・システムの既存の項目を検出したり、新しいリレーショナル・データベース・ディレクトリー項目を構成したりできます。

relational-database-directory-entry
リレーショナル・データベース・ディレクトリー項目の名前を指定します。 名前は 18 文字以内で指定します。

リモート・ジャーナルの状況 (RMTJRNSTS)

リモート・ジャーナルがキュー・マネージャーのローカル・ジャーナルからのジャーナル項目を受信する準備ができているかどうかを指定します。

指定できる値は以下のとおりです。

*ACTIVE
リモート・ジャーナルは、ローカル・キュー・マネージャー・ジャーナルからのジャーナル項目を受信する準備ができています。 ジャーナル項目の複製は、完全メディア・リカバリーとキュー・マネージャーの再始動を実行する必要がある最も古いローカル・ジャーナル・レシーバーから開始されます。 これらのリカバリー・ポイントが存在しない場合、複製は現在接続されているローカル・ジャーナル・レシーバーから開始されます。
*INACTIVE
リモート・ジャーナルは、ローカル・キュー・マネージャー・ジャーナルからのジャーナル項目を受信する準備ができていません。

リモート・ジャーナルの配信 (RMTJRNDLV)

リモート・ジャーナルがアクティブであるときに、ジャーナル項目の複製を同期的に行うか非同期的に行うかを指定します。 RMTJRNSTS(*INACTIVE) が指定されている場合は、このパラメーターが無視されることに注意してください。

指定できる値は以下のとおりです。

*SYNC
リモート・ジャーナルは、ローカル・キュー・マネージャーのジャーナルで同期的に複製されます。
*ASYNC
リモート・ジャーナルは、ローカル・キュー・マネージャー・ジャーナルで非同期的に複製されます。

リモート・ジャーナルの同期 タイムアウト (RMTJRNTIMO)

リモート・ジャーナリングによる同期複製を使用する場合に、リモート・システムからの応答を待機する最大時間を秒数で指定します。 このタイムアウト時間内にリモート・システムから応答を受信しない場合、リモート・ジャーナル環境は自動的に使用不能になります。 RMTJRNDLV(*ASYNC) または RMTJRNSTS(*INACTIVE) が指定されている場合は、このパラメーターが無視されることに注意してください。

指定できる値は以下のとおりです。

*DFT
システムはリモート・システムからの応答を待機する時間としてデフォルト値の 60 秒を使用します。
1-3600
リモート・システムからの応答を待機する最大秒数を指定します。 このオプションは、 IBM® i V6R1M0 以降のオペレーティング・システムでのみ使用可能であることに注意してください。