setmqm (キュー・マネージャーの設定)
キュー・マネージャーに関連付けるインストール済み環境を設定します。
目的
setmqm コマンドを使用して、キュー・マネージャーの関連 IBM® MQ インストール済み環境を設定します。 これ以降、キュー・マネージャーは、関連付けられたインストール済み環境のコマンドだけを使用して管理されます。 例えば、キュー・マネージャーを strmqm によって始動する場合、 setmqm コマンドによって指定されたインストールの strmqm コマンドを使用する必要があります。
このコマンドを使用する方法について詳しくは、 キュー・マネージャーとインストール済み環境との関連付けを参照してください。
このコマンドは、 UNIX、 Linux® 、および Windowsにのみ適用できます。
使用上の注意
- キュー・マネージャーを関連付けるインストール済み環境から setmqm コマンドを使用する必要があります。
- setmqm コマンドで指定するインストール済み環境の名前は、setmqm コマンドの発行元インストール済み環境と一致している必要があります。
- setmqm コマンドを実行する前に、キュー・マネージャーを停止する必要があります。 キュー・マネージャーが実行中の場合、コマンドは失敗します。
- setmqm コマンドを使用して、関連付けるキュー・マネージャーのインストール済み環境を設定すると、strmqm コマンドを使用してそのキュー・マネージャーを始動するときに、キュー・マネージャーのデータがマイグレーションされます。
- いったんインストール済み環境でキュー・マネージャーを開始すると、 setmqm を使用して、関連付けられたインストール済み環境を以前のバージョンの IBM MQに設定することはできません。これは、以前のバージョンの IBM MQにマイグレーションして戻すことができないためです。
- dspmq コマンドを使用すると、キュー・マネージャーが関連付けられているインストール済み環境を調べることができます。 詳しくは、 dspmq (キュー・マネージャーの表示) を参照してください。
Syntax
必須パラメーター
- -m QMgrName
- 関連付けるインストール済み環境を設定する対象のキュー・マネージャーの名前。
- -n InstallationName
- キュー・マネージャーを関連付けるインストール済み環境の名前。 インストール名では、大文字と小文字は区別されません。
戻りコード
戻りコード | 説明 |
---|---|
0 | キュー・マネージャーが、エラーなしでインストールに対して設定されました。 |
5 | キュー・マネージャーは実行中です。 |
36 | 与えられた引数が無効です。 |
59 | 無効なインストール済み環境が指定されました。 |
60 | -n パラメーターで指定されたインストール済み環境からコマンドが実行されませんでした。 |
61 | インストール名がこのキュー・マネージャーについて無効です。 |
69 | リソース問題です。 |
71 | 予期しないエラーです。 |
72 | キュー・マネージャー名のエラーです。 |
119 | ユーザーは許可を与えられていません。 |
例
- このコマンドは、キュー・マネージャー QMGR1 に、myInstallation というインストール名をもつインストール済み環境を関連付けます。
MQ_INSTALLATION_PATH
/bin/setmqm -m QMGR1 -n myInstallation