Windows 上の再配布可能クライアント
Windows 64 ビット・イメージは、 Win64.zip
ファイルで出荷されます。
ファイル名
アーカイブまたは .zip ファイルの名前は、ファイルの内容と相当する保守レベルを示しています。
例えば、 Continuous Deliveryの場合、 IBM® MQ 9.0.4 では、クライアント・イメージは以下のファイル名で使用できます。
- Windows
- 9.0.4.0-IBM-MQC-Redist-Win64.zip
- Java
- 9.0.4.0-IBM-MQC-Redist-Java.zip
Long Term Supportの場合、 IBM MQ 9.0.0 Fix Pack 2 では、クライアント・イメージは以下のファイル名の下にあります。
- Windows
- 9.0.0.2-IBM-MQC-Redist-Win64.zip
- Java
- 9.0.0.2-IBM-MQC-Redist-Java.zip
アプリケーションを配布するためのランタイム・ファイルの選択
再配布可能クライアントによって bin ディレクトリーの下に genmqpkg という名前のスクリプト・ファイルが提供されます。
genmqpkg スクリプトを使用して、ファイルの配布先となるアプリケーションの必要に合うように調整された、より小さいファイルのサブセットを生成できます。
IBM MQ アプリケーションのランタイム要件を判別するために、一連の対話式の Yes
または No
の質問があります。
最後に、genmqpkg は、スクリプトが必要なディレクトリーとファイルを複製するための、新しいターゲット・ディレクトリーを指定するように要求します。
重要: IBM サポートは、再配布可能クライアント・パッケージ内に含まれている、変更されていない完全なファイル・セットについてのみ支援を提供できます。
その他の考慮事項
Windows にインストールされていないクライアントのデフォルト・データ・パスは %HOMEDRIVE%%HOMEPATH%\IBM\MQ\dataです。
MQ_OVERRIDE_DATA_PATH 環境変数を使用して、データ・パスのデフォルトのディレクトリーを変更できます。
注: ディレクトリーは自動的に作成されないため、最初にディレクトリーを作成する必要があります。
再配布可能クライアント・ランタイムは、 IBM MQ クライアントまたはサーバーの完全インストール済み環境と共存します (異なる場所にインストールされている場合)。
重要: IBM MQ のフルインストールと同じ場所に再配布可能イメージをアンパックすることはサポートされていません。
クラスパスの変更
dspmqver、 setmqenv、および crtmqenv コマンドによって使用されるクラスパスは、 com.ibm.mq.jar および com.ibm.mqjms.jarの直後に com.ibm.mq.allclient.jar を環境に追加します。
Windows上の再配布可能クライアントからの dspmqver 出力の例:
Name: IBM MQ
Version: 8.0.0.4
Level: p800-804-L150909
BuildType: IKAP - (Production)
Platform: IBM MQ for Windows (x64 platform)
Mode: 64-bit
O/S: Windows 7 Professional x64 Edition, Build 7601: SP1
InstName: MQNI08000004
InstDesc: IBM MQ 8.0.0.4 (Redistributable)
Primary: No
InstPath: C:\Users\johndoe\Desktop\Redist
DataPath: C:\Users\johndoe\IBM\MQ\data
MaxCmdLevel: 802