LTPA トークンの有効期間の構成

LTPA トークンを使用すると、ユーザーが WebSphere® Application Server Libertyへの要求ごとにユーザー名とパスワードの資格情報を提供する必要がなくなります。 LTPA 認証トークンの有効期限間隔を構成できます。

始める前に

この手順を実行するには、 特権ユーザー でなければなりません。

[V9.0.4 2017 年 10 月] IBM® MQ 9.0.4以降では、 -a フラグを指定した dspmqweb properties コマンドを使用して、トークンの有効期限の現在の構成を表示できます。 詳しくは、 dspmqwebを参照してください。 -k フラグと -d フラグを指定した setmqweb properties コマンドを使用して、トークンの有効期限の値をリセットできます。 詳しくは、 setmqwebを参照してください。

[V9.0.2 2017 年 5 月]
注: IBM MQ Consoleと、 REST APIでのトークン認証の両方を使用している場合、有効期限間隔は共有されます。
[z/OS][V9.0.4 2017 年 10 月]重要:

z/OS®setmqweb コマンドまたは dspmqweb コマンドを発行する前に、WLP_USER_DIR 環境変数が mqweb サーバー構成を指すように設定する必要があります。

そのためには、以下のコマンドを実行します。
export WLP_USER_DIR=WLP_user_directory
ここで、WLP_user_directoryは、crtmqweb.shに渡されるディレクトリーの名前です。 以下に例を示します。
export WLP_USER_DIR=/var/mqm/web/installation1

詳しくは、 Liberty サーバー定義の作成を参照してください。

本タスクについて

ユーザーが IBM MQ Consoleにログインすると、LTPA トークンが生成されます。 REST APIでトークン・ベースの認証を使用する場合、ユーザーが HTTP POST メソッドで /login REST API リソースを使用してログインすると、LTPA トークンが生成されます。 ユーザーの認証にトークンが使用されます。そのトークンの有効期限が切れるまでは、ユーザーはユーザー ID とパスワードを使用して再びログインする必要はありません。 デフォルトの有効期間は 120 分です。 [V9.0.4 2017 年 10 月] IBM MQ 9.0.4以降では、 setmqweb コマンドを使用してトークンの有効期限を構成できます。 IBM MQ 9.0.3以前では、 mqwebuser.xml ファイルを編集することによって、トークンの有効期限をいつ切れるかを構成できます。

手順

[V9.0.4 2017 年 10 月] 以下のいずれかの方法を使用して、トークンの有効期限を構成します。
  • IBM MQ 9.0.4以降では、 setmqweb properties コマンドを使用します。

    setmqweb properties -k ltpaExpiration -v time

    ここで、time は、LTPA トークンの有効期限が切れてユーザーがログアウトされるまでの時間を分数で指定します。 デフォルト値は 120 分です。

  • IBM MQ 9.0.3 以前の場合は、 mqwebuser.xml ファイルを編集します。
    1. mqwebuser.xml ファイルを開きます。
      mqwebuser.xml ファイルは、次のいずれかのディレクトリーにあります。
      • [UNIX、Linux、Windows] UNIX, Linux®, and Windowsの場合: MQ_DATA_DIRECTORY/web/installations/installationName/servers/mqweb
      • [z/OS] z/OSの場合: WLP_user_directory/servers/mqweb

        ここで WLP_user_directory は、mqweb 定義を作成するために crtmqweb.sh スクリプトを実行した際に指定されたディレクトリーです。

    2. LTPA トークンの有効期間を構成するには、mqwebuser.xml ファイルの <server> タグ内の次の行を編集または追加します。

      <variable name="ltpaExpiration" value="time" />

      ここで、time は、LTPA トークンの有効期限が切れてユーザーがログアウトされるまでの時間を分数で指定します。 デフォルト値は 120 分です。