[z/OS][V9.0.1 2016 年 11 月]

Liberty サーバー用のプロシージャーを作成します。

IBM® MQ for z/OS® Unix System Services Web コンポーネントをインストールし、 MQ Consoleまたは REST APIを使用する場合は、 Liberty mqweb サーバーを始動するためのカタログ式プロシージャーを作成する必要があります。

  • このタスクは、 IBM MQを実行する z/OS システムごとに 1 回実行する必要があります。
  • 実行中の IBM MQ のバージョンごとに Liberty サーバー・インスタンスが必要です。 例えば、 IBM MQ 9.0.1 のキュー・マネージャーの場合は MQWB0901 という開始タスク、 IBM MQ 9.0.2のキュー・マネージャーの場合は MQWB0902 という開始タスクがあります。

    キュー・マネージャーが 1 つしかない場合は、単一の Liberty サーバー開始タスクを実行して、キュー・マネージャーの移行時に使用するライブラリーを変更することができます。

  • 前のバージョンから移行する際に、カタログ式プロシージャーを変更しなければならない場合があります。
以下の手順を実行して、カタログ式プロシージャーを作成します。
  1. サンプルの開始タスク・プロシージャー thlqual.SCSQPROC(CSQ4WEBS) をプロシージャー・ライブラリーにコピーします。

    企業の規約に従ってプロシージャーに名前を付けます。

    例えば、 MQWB0901は、これが Liberty for IBM MQ 9.0.1 のカタログ式プロシージャーであることを示します。

  2. サンプル・プロシージャー CSQ4WEBS 内の命令を使用して、要件に合うようにプロシージャーを調整します。

    Liberty ユーザー・ディレクトリーは、 mqweb サーバー定義を作成するために crtmqweb.sh スクリプトを実行したときに指定したディレクトリーであることに注意してください。

    詳しくは、 Liberty サーバー定義の作成 を参照してください。

  3. 外部セキュリティー管理プログラムの下で実行できるようにプロシージャーに許可を与えます。
  4. S procname コマンドを使用してプロシージャーを開始します。

    +CWWKE0001I: サーバー mqweb が起動しました。(The server mqweb has been launched.)」というメッセージが生成されます。

    サーバーが正常に開始しない場合は、メッセージを確認してください。

    プロシージャーが開始すると、出力が USERDIR パラメーターの下にあるファイルに保管されます。 例えば、ユーザー・ディレクトリーが /u/mq/mqweb である場合は、/u/mq/mqweb/servers/mqweb/logs を確認してください。

    このファイルは ASCII で書き込まれるため、一般的なシステム・ツールを使用して表示することができます。

  5. IBM ワークロード・マネージャー (WLM) を使用して、このアドレス・スペースを分類します。

    Liberty サーバーは IBM MQ アプリケーションであり、ユーザーはこのアプリケーションと対話します。 アプリケーションは WLM での重要度を高くする必要はなく、サービス・クラス STCUSER が適切です。

  6. P procname コマンドを使用してプロシージャーを停止します。
    注:
    1. ファイルのデータが小文字になるように、メンバーの編集時には必ず「大文字オフ (Caps off)」を指定してください。
    2. Web サーバーの開始やシャットダウンにかなりの時間がかかる (場合によっては 1 分を超える) こともあります。

次のタスク

ユーザーおよび役割の構成