リモート・キュー定義を別名として使用する

キューを別のキュー・マネージャーに置くだけでなく、リモート・キューのローカル定義をキュー・マネージャー別名および応答先キュー別名に使用することもできます。 いずれのタイプの別名も、リモート・キューのローカル定義を使用して解決されます。 その宛先に到着するようにメッセージの適切なチャネルをセットアップしなければなりません。

キュー・マネージャー別名

別名とは、ターゲット・キュー・マネージャーの名前 (メッセージ内に指定されている) をメッセージ経路上のキュー・マネージャーによって変更するためのプロセスです。 キュー・マネージャー別名は重要です。キュー・マネージャーのネットワーク内でメッセージの宛先を制御するのに、この別名を使用できるためです。

別名を実行するには、制御点でキュー・マネージャーのリモート・キュー定義を変更します。 送信アプリケーションは、指定されたキュー・マネージャー名が別名であることを認識しません。

キュー・マネージャー別名の詳細については、 別名とはを参照してください。

応答先キュー別名

オプションとして、アプリケーションは、要求メッセージ をキューに入れる際に、応答先キューの名前を指定することができます。

メッセージを処理するアプリケーションは、その応答先キューの名前を取り出すときに、必要に応じて応答メッセージ の送り先を確認します。

応答先キュー別名とは、応答先キューの名前 (要求メッセージ内で指定されている) をメッセージ経路上のキュー・マネージャーによって変更するためのプロセスです。 送信アプリケーションは、指定された応答先キュー名が別名であることを認識しません。

応答先キュー別名を使用すると、応答先キューの名前を変更でき、オプションでそのキュー・マネージャーを変更することもできます。 これによって、応答メッセージに使用される経路を制御することができます。

要求メッセージ、応答メッセージ、および応答先キューについて詳しくは、 メッセージのタイプ および 応答先キューおよびキュー・マネージャーを参照してください。

応答先キューの別名について詳しくは、 応答先キューの別名とクラスターを参照してください。