対話式の MQSC コマンドの使用

コマンド・ウィンドウまたはシェルを使用して、対話式で MQSC コマンドを使用できます。

対話式で MQSC コマンドを使用するには、コマンド・ウィンドウまたはシェルをオープンして、次のように入力します。

runmqsc
このコマンドでは、キュー・マネージャー名が指定されていません。したがって、MQSC コマンドは、デフォルト・キュー・マネージャーによって処理されます。 異なるキュー・マネージャーを使用する場合には、runmqsc コマンド上にキュー・マネージャー名を指定してください。 例えば、キュー・マネージャー jupiter.queue.manager に対して MQSC コマンドを実行するには、次のコマンドを使用します。

runmqsc jupiter.queue.manager

この後、入力するすべての MQSC コマンドは、このキュー・マネージャーによって処理されます。ただし、このキュー・マネージャーが同じノード上にあって、既に実行されている場合に限ります。

この時点で、必要に応じて任意の MQSC コマンドを入力できます。 例えば、次のコマンドを試してください。

DEFINE QLOCAL (ORANGE.LOCAL.QUEUE)
パラメーターが多すぎて 1 行に収まらないコマンドの場合、コマンドが次の行に続くことを示すためには連結文字を使用する必要があります。
  • 負符号 (-) は、コマンドが次の行の先頭に続くことを示します。
  • 正符号 (+) は、コマンドが次の行の最初のブランクでない文字に続くことを示します。

コマンドの入力は、連結文字でなくブランクでもない行の最後の文字で終了します。 セミコロン (;) を入力して、明示的にコマンド入力を終了することもできます。 (これは、コマンド入力の最終行の末尾で誤って連結文字を入力してしまった場合などに特に役立ちます。)

MQSC コマンドからのフィードバック

MQSC コマンドを発行すると、そのアクションを確認するオペレーター・メッセージ、または操作エラーがあったことを示すオペレーター・メッセージがキュー・マネージャーから戻されます。 以下に例を示します。

AMQ8006: IBM MQ queue created.
このメッセージは、キューが作成されたことを確認するものです。

AMQ8405: Syntax error detected at or near end of command segment below:-

AMQ8426: Valid MQSC commands are:


ALTER
CLEAR
DEFINE
DELETE
DISPLAY
END
PING
REFRESH
RESET
RESOLVE
RESUME
START
STOP
SUSPEND
4 : end

このメッセージは、構文エラーがあったことを示すものです。

これらのメッセージは、標準出力装置に送られます。 コマンドを正しく入力していない場合は、 MQSC コマンド を参照して、正しい構文を確認する。

対話式での MQSC コマンドへの入力を終了する

MQSC コマンドの処理を停止するには、END コマンドを入力します。

また、使用しているオペレーティング・システムの EOF 文字を使用しても終了できます。