Java EE アプリケーションのサード・パーティー API へのアクセスの削除

デフォルトでは、 Java™ EE アプリケーションは、 Libertyで使用可能なサード・パーティー API にアクセスできません。 server.xml ファイルまたは組み込みファイルから、明示的にアクセスを削除することもできます。

このタスクについて

以下の例では、 Java EE アプリケーションからのサード・パーティー API へのアクセスで説明されているように、 Scholar というアプリケーションが以前にサード・パーティー API にアクセスするように構成されています。このアクセスを削除して、アプリケーションがこれからデフォルトのアクセス設定を使用することを構成で明示的に指定するものとします。

また、このアプリケーションは、Alexandria という共通ライブラリーを使用します。このライブラリーは、${server.config.dir}/mylib/Alexandria ディレクトリーにあります。

手順

アプリケーション用のクラス・ロードを構成して、アプリケーションがサード・パーティー API にアクセスできなくなることを示します。
server.xml ファイルまたは組み込みファイルで、apiTypeVisibility 属性に組み込まれた一連の値から third-party を除去します。
```
<application id="scholar" name="Scholar" type="ear" location="scholar.ear">
  <classloader apiTypeVisibility="spec, ibm-api, stable" commonLibraryRef="Alexandria" />
</application>
```
オプション: アプリケーションが共通ライブラリーを使用する場合は、同じ API タイプ可視性設定を使用するようにそれらのライブラリーを設定します。
server.xml ファイルまたは組み込みファイルで、以下のコードを追加します。
```
<library id="Alexandria" apiTypeVisibility="spec, ibm-api, stable">
  <fileset dir="${server.config.dir}/mylib/Alexandria" includes="*.jar" scanInterval="5s" />
</library>
```