入力メッセージの形式と内容
アプリケーション・プログラムが端末または別のプログラムから受信する入力メッセージには、ほとんどの場合に長さフィールド、ZZ フィールド、トランザクション・コード・フィールド、およびテキスト・フィールドが含まれています。
ただし、入力メッセージが変更 (CHNG) 呼び出しの結果であり、その呼び出しが、変更可能代替 PCB の宛先をユーザー指定の論理端末、LU 6.2 記述子、またはトランザクション・コードに設定する場合、トランザクション・コード・フィールドは存在しなくてもかまいません。
次に示す各表は、 メッセージ入力のレイアウトを示しています。 入力メッセージのフィールド名は、それぞれの表の第 1 行に示されています。 各フィールド名の下の数値は、そのフィールドに定義された長さをバイト数で表しています。次の表は、AIBTDLI、ASMTDLI、CBLTDLI、CEETDLI、CTDLI、および PASTDLI の各インターフェースで使用する入力メッセージの形式を示しています。 PLITDLI インターフェースのメッセージは、いくらか異なっています。
フィールド名 | フィールド長 |
---|---|
LL | 2 |
ZZ | 2 |
TRANCODE | 8 |
テキスト | 可変 |
フィールド名 | フィールド長 |
---|---|
LLLL | 4 |
ZZ | 2 |
TRANCODE | 8 |
テキスト | 可変 |
- LL または LLLL
- 長さフィールドには、LL (または LLLL) および ZZ を含む、
入力メッセージ・セグメントの長さが 2 進数で入ります。入力メッセージのリトリーブ時、長さフィールドに、IMS™ TM がこの数値を入れます。
AIBTDLI、ASMTDLI、CBLTDLI、CEETDLI、CTDLI、および PASTDLI の各インターフェースの場合は、LL フィールドを 2 バイト長として定義します。
PLITDLI インターフェースの場合は、LLLL フィールド 4 バイト長として定義します。LLLL フィールドの値は、入力メッセージの長さから 2 バイトを引いたものです。例えば、テキストの長さが 12 バイトであれば、フルワード LLLL には値 24 バイトが入ります。この値は、LLLL (4 バイト) + ZZ (2 バイト) + TRANCODE (8 バイト) + テキスト (12 バイト) - 2 バイトの合計です。
- ZZ
- ZZ フィールドは 2 バイト・フィールドで、IMS TM 用に予約されています。ユーザー・プログラムでこのフィールドを修正することはありません。
- TRANCODE
- TRANCODE は、着信メッセージのトランザクション・コードです。
- テキスト
- このフィールドには、端末からアプリケーション・プログラムに送信されるメッセージ・テキストが入ります。 メッセージの最初のセグメントには、メッセージのテキスト部分の先頭部分 プログラムに関連するトランザクション・コードが入ります。 入力メッセージにトランザクション・コードを含める必要はありませんが、 整合性を保つために含めることもできます。
入力メッセージ内のテキスト・フィールドの内容およびプログラムがメッセージを受信する際の内容のフォーマット設定は、プログラムが使用する編集ルーチンによって決まります。