XMLATTRIBUTES スカラー関数

XMLATTRIBUTES 関数は、引数から XML 属性を構成します。

スキーマは SYSIBM です。関数名を修飾名で指定することはできません。

この関数は、XMLELEMENT 関数の引数としてのみ使用できます。結果は、それぞれの非 NULL 入力値の XQuery 属性ノードを含む XML シーケンスになります。

属性値式 (attribute-value-expression)

結果が属性値になる式。 attribute-value-expression のデータ・タイプを XML タイプ、BINARY タイプ、VARBINARY タイプ、または構造化タイプにすることはできません (SQLSTATE 42884)。式には任意の SQL 式を指定できます。式が単純な列参照でない場合、属性名を指定する必要があります。

attribute-name

属性名を指定します。この名前は SQL ID であり、XML 修飾名の形式かまたは QName でなければなりません (SQLSTATE 42634)。有効な名前の詳細については、 W3C XML namespace specifications を参照してください。属性名は、xmlns にしたり、名前の前に xmlns: を付けたりすることはできません。名前空間は、関数 XMLNAMESPACES を使って宣言します。重複した属性名を (暗黙的、明示的にかかわらず) 使用することはできません (SQLSTATE 42713)。

attribute-name が指定されない場合、attribute-value-expression は列名でなければなりません (SQLSTATE 42703)。属性名は、列名から XML 属性名への完全にエスケープしたマッピングを使用する列名から作成されます。

結果のデータ・タイプは XML です。 attribute-value-expression の結果が NULL になる可能性がある場合は、結果も NULL になる可能性があります。attribute-value-expression の結果がすべて NULL であれば、結果も NULL 値になります。

例

注: XMLATTRIBUTES は、出力にブランク・スペースや改行文字を挿入しません。例の出力はすべて、読みやすくするために書式を整えています。

例 1: エレメント、およびその属性を生成します。

   SELECT E.EMPNO, XMLELEMENT(
     NAME "Emp",
     XMLATTRIBUTES(
       E.EMPNO, E.FIRSTNME ||' '|| E.LASTNAME AS "name"
     )
   )
   AS "Result"
   FROM EMPLOYEE E WHERE E.EDLEVEL = 12

この照会は、次のような結果を生成します。

EMPNO  Result
000290 <Emp EMPNO="000290" name="JOHN PARKER"></Emp>
000310 <Emp EMPNO="000310" name="MAUDE SETRIGHT"></Emp>
200310 <Emp EMPNO="200310" name="MICHELLE SPRINGER"></Emp>

例 2: エレメント、および QName で使用されない名前空間宣言を生成します。属性値には接頭部が使用されます。

   VALUES XMLELEMENT(
     NAME "size",
     XMLNAMESPACES(
       'http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance' AS "xsi",
       'http://www.w3.org/2001/XMLSchema' AS "xsd"
     ),
     XMLATTRIBUTES(
       'xsd:string' AS "xsi:type"
     ), '1'
   )

この照会は、次のような結果を生成します。

<size xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
 xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
  xsi:type="xsd:string">1</size>