モニター・エレメントのリファレンス

モニター・エレメントによって収集されるデータの説明。

システム・モニターが戻すモニター・エレメントは次のように分類できます。
  • モニター対象のデータベース・マネージャー、アプリケーション、またはデータベース接続の 識別
  • システムの構成に最初に必要とされるデータ。
  • データベース、アプリケーション、表、 またはステートメントを含むさまざまなレベルのデータベース・アクティビティー。 この情報を使用して、アクティビティーのモニター、問題判別、およびパフォーマンス分析を行うことができます。 この情報を構成にも使用することができます。
  • Db2 Connect アプリケーションに関する情報。 この中には、ゲートウェイで実行中の DCS アプリケーション、実行中の SQL ステートメント、 およびデータベース接続に関する情報が含まれます。
  • フェデレーテッド・データベース・システムに関する情報。 これには、フェデレーテッド・システム内で実行中の各アプリケーションからデータ・ソースへのすべてのアクセスに関する情報、およびフェデレーテッド・サーバー・インスタンス内で実行中の特定のアプリケーションからデータ・ソースへのアクセスに関する情報が含まれます。
モニター・エレメントは次の標準形式で記述されます。
エレメント ID
エレメントの名前。 データ・ストリームをそのまま構文解析すると、エレメント ID が大文字となり、 SQLM_ELM_ の接頭部が付きます。
エレメント・タイプ
モニター・エレメントが戻す情報のタイプ。 例えば db2start_time モニター・エレメントはタイム・スタンプを戻します。
表関数モニター情報
モニター・エレメントが表関数によって戻される場合は、 次のフィールドがある表が記載されています。
  • 表関数: モニター・エレメントを戻す表関数の名前
  • モニター・エレメントの収集レベル: モニター・エレメントの収集レベルについて詳しくは、 モニター・エレメントの収集レベルを参照してください。
スナップショット・モニター情報
モニター・エレメントがスナップショット・モニター情報を戻す場合は、 次のフィールドがある表が記載されています。
  • スナップショット・レベル : スナップショット・モニターでキャプチャー可能な情報レベル。 例えば appl_status モニター・エレメントは、 アプリケーション・レベルおよびロック・レベルでの情報を戻します。
  • 論理データ・グループ : キャプチャーされたスナップショット情報が戻される論理データ・グループ。 データ・ストリームをそのまま構文解析すると、論理データ・グループ ID が大文字となり、SQLM_ELM_ の接頭部が付きます。例えば、appl_status モニター・エレメントは、appl_id_info グループおよび appl_lock_list グループの情報を戻します。
  • モニター・スイッチ : この情報を取得するために設定が必要なシステム・モニター・スイッチ。 スイッチが「基本」の場合は、モニター・エレメントのデータが常に収集されます。
イベント・モニター情報
モニター・エレメントがイベント・モニターによって収集される場合は、 次のフィールドがある表が記載されています。
  • イベント・タイプ : イベント・モニターで収集可能な情報のレベル。 この情報を収集するには、 このイベント・タイプを使用してイベント・モニターを作成する必要があります。 例えば appl_status モニター・エレメントは、「接続」イベント・モニターで収集されます。
  • 論理データ・グループ : 取り込まれたイベント情報が戻される論理データ・グループ。 データ・ストリームをそのまま構文解析すると、論理データ・グループ ID が大文字となり、SQLM_ELM_ の接頭部が付きます。例えば appl_status モニター・エレメントは、event_conn グループの情報を戻します。
  • モニター・スイッチ : この情報を取得するために設定が必要なシステム・モニター・スイッチ。 イベント・モニターの場合、 イベント・データの収集を制約できるモニター・スイッチは TIMESTAMP スイッチのみです。 このフィールドにダッシュが示されている場合は、モニター・エレメントのデータが常に収集されます。
使用法
データベース・システムをモニターする際の、 モニター・エレメントによって収集された情報の使用方法に関する情報。