mon_deadlock - モニター用デッドロック構成パラメーター

構成タイプ

データベース

パラメーター・タイプ

• オンラインで構成可能

デフォルト [範囲]

WITHOUT_HIST [NONE、 WITHOUT_HIST、 HISTORY、 HIST_AND_VALUES]

このパラメーターを NONEに設定すると、COLLECT DEADLOCK DATA 節を使用して Db2® ワークロード・オブジェクトでイベント収集が有効になっている場合でも、デッドロック・イベントは生成されません。

パラメーターを WITHOUT_HIST に設定する場合、デッドロック・イベントに関するデータは、デッドロック・イベントの発生時にいずれかのアクティブなロック・イベント・モニターに送信されます。 デッドロック待機イベントについて収集されるデータには、デッドロックで待機しているアプリケーションによって実行されるアクティビティーの履歴は含まれません。

パラメーターを HISTORY に設定する場合、ロックで待機しているアプリケーションによって実行されるアクティビティーの履歴がロック待機イベントに含まれます。 履歴には、アプリケーションの現行トランザクションで実行されるアクティビティーだけが含まれます。最大サイズに達した場合、実行された最新アクティビティーだけが報告されます。 デフォルトの履歴サイズは 250 です。 履歴サイズは、DB2_MAX_INACT_STMTS レジストリー変数を使って構成することができます。

パラメーター値を HIST_AND_VALUES に設定する場合、ロック・タイムアウト・イベントによって収集されるアクティビティーの履歴に、アクティビティーの入力データ値が含められます (入力データ値を持つアクティビティーの場合)。 これらのデータ値には LOB データ、LONG VARCHAR データ、LONG VARGRAPHIC データ、構造化タイプ・データ、または XML データは含まれません。 REOPT ALWAYS BIND オプションを使用してコンパイルされた SQL ステートメントについては、REOPT コンパイルまたはステートメントの実行データ値はイベント通知に提供されません。

このパラメーターは、ロック・イベント・モニターのためのデータベース・レベルのデッドロック・イベントの収集を制御します。 mon_deadlock パラメーターは、デッドロックが発生したときにロック・イベント・モニターによってデッドロック待機イベントが収集されるかどうかを決定します。

mon_deadlock パラメーター値は、すべての Db2 アプリケーションに対して有効な最低レベルの収集を表します。 個々の Db2 ワークロードが構成パラメーターより高いレベルの収集を指定する場合、構成パラメーターの値の代わりに Db2 ワークロード設定が使用されます。 システム・アプリケーションはワークロードで実行されないため、システム・アプリケーションがデッドロック・データを収集する唯一の方法は mon_deadlock パラメーターであることに注意してください。

ロック・イベント・モニターでデッドロックをキャプチャーするには、ロック待機者またはロック保有者が複数のワークロードに及ぶ場合があるので、データベース・レベルのデッドロック収集を使用可能にします。 デッドロックにより収集されるデータのレベルは、ワークロード・レベルで個別に制御することも、このパラメーターでデータベース・レベルで設定することもできます。