dec_to_char_fmt - 10 進数から文字への変換関数構成パラメーター
このパラメーターは、CHAR スカラー関数の結果および 10 進数値を文字値に変換するための CAST 仕様を制御するために使用します。
- 構成タイプ
- データベース
- パラメーター・タイプ
- 構成可能
- Db2® pureScale® 環境のメンバーにより構成可能
dec_to_char_fmt の値の変更による影響を参照してください。
- デフォルト [範囲]
- NEW [NEW, V95]
このパラメーターの設定で、CHAR 関数の結果に先行ゼロと末尾の小数点文字を含めるかどうかを決定します。 パラメーターを NEW に設定した場合、先行ゼロと末尾の小数点文字は含まれません。パラメーターを V95 に設定した場合は、先行ゼロと末尾の小数点文字が含まれます。
先行ゼロと末尾の小数点文字は、CHAR 関数と構文が同じ CHAR_OLD スカラー関数の結果にも含まれます。
バージョン 9.7 以前で作成されてバージョン 9.7 以降にアップグレードされたデータベースの場合、 アップグレードする時のパラメーター dec_to_char_fmt のデフォルト設定は V95 です。
dec_to_char_fmt の値の変更による影響
- バージョン 9.7 より前に作成されたマテリアライズ照会表 (MQT) には、NEW 設定を使用して作成された MQT とは異なる結果が含まれている可能性があります。 以前に作成された MQT が新しい形式に従ったデータのみを含むようにするには、REFRESH TABLE ステートメントを使用してその MQT をリフレッシュします。
- 変更後の形式がトリガーの結果に影響を与える場合があります。 形式を変更するためにパラメーターの値を NEW に設定しても、既に書き込まれているデータには影響しません。
- 表へのデータの挿入を許可した制約が、再評価すると、同じデータを拒否することがあります。 同様に、表へのデータの挿入を許可しなかった制約が、再評価すると、同じデータを受け入れることがあります。 制約を満たさなくなった可能性のある表内のデータを検査して修正するには、SET INTEGRITY ステートメントを使用します。
- dec_to_char_fmt の値を変更した後、dec_to_char_fmt 値の変更が結果として反映される生成列の値に依存する、すべての静的 SQL パッケージを再コンパイルしてください。 影響が及ぶ静的 SQL パッケージを確かめるには、すべてのパッケージをコンパイルし、db2rbind コマンドを使用して再バインドする必要があります。
- 計算が dec_to_char_fmt に依存している式ベースのキーを持つ索引の値は、dec_to_char_fmt の値の変更後は異なってきます。 dec_to_char_fmt の値を変更した後で、すべての潜在的に影響を受ける式ベースの索引をドロップして再作成します。 影響を受けるかどうか確認できない特定の式ベースの索引がある場合は、索引に間違った値が含まれないようにするため、その索引をドロップして再作成するのが最善です。