hadr_local_host - HADR ローカル・ホスト名構成パラメーター
このパラメーターでは、高可用性災害時リカバリー (HADR) TCP 通信のローカル・ホストを指定します。
- 構成タイプ
- データベース
- 適用
- ローカルとリモート・クライアントを持つデータベース・サーバー
- ローカル・クライアントを持つデータベース・サーバー
- パラメーター・タイプ
- 構成可能1
- Db2® pureScale® 環境のメンバーにより構成可能
- デフォルト
- ヌル
- アップグレードに関する注意事項
- Db2 バージョン 9.8 フィックスパック 4 pureScale 以前の環境からアップグレードする場合、 hadr_local_host の値はメンバー 0 での値に設定されます。
ホスト名または IP アドレスのいずれかを使用できます。 ホスト名が指定されてホスト名が複数の IP アドレスにマップされると、 エラーが戻され、HADR は開始しません。 ホスト名が複数の IP アドレスにマップされる場合には (1 次およびスタンバイに同じホスト名を指定したとしても)、1 次およびスタンバイは結局 このホスト名を異なる複数の IP アドレスにマップします。 それは、一部の DNS サーバーが IP アドレス・リストを非 deterministic 順で戻すためです。
ホスト名の形式は myserver.ibm.com です。 IP アドレスの形式は "12.34.56.78" です。
使用上の注意
- 1 次およびスタンバイが開始するが、相互に接続せず、Db2 診断ログにエラー通知が現れない場合、ホスト名の解決における些細 (ささい) な問題が原因である可能性があります。 ホスト名を使って HADR を構成した場合、代わりに IP アドレスを使って再試行してください。
- 1 次またはスタンバイのいずれかが NAT (ネットワーク・アドレス変換) デバイスの背後のプライベート・ネットワークにある場合、レジストリー変数 DB2_HADR_NO_IP_CHECK を ON に設定する必要がある可能性があります。 HADR およびネットワーク・アドレス変換 (NAT) サポート を参照してください。
1 このパラメーターに対する変更は、データベースの活動化時に有効になります。 データベースがすでにオンラインになっている場合は、1 次データベースで HADR を停止して再始動することで、変更を有効にできます。