applheapsz - アプリケーション・ヒープ・サイズ構成パラメーター
applheapsz 構成パラメーターは、アプリケーション全体で消費可能なアプリケーション・メモリーの総量を示します。
バージョン 9.5より前のバージョンの Db2® では、 applheapsz データベース構成パラメーターは、そのアプリケーションのために動作する個々のデータベース・エージェントが消費できるアプリケーション・メモリーの量を参照していました。
バージョン 9.5 では、このデータベース構成パラメーターのデフォルト値は AUTOMATIC であるため、appl_memory 限度または instance_memory 限度のいずれかに達するまで、必要に応じて増加します。 パーティション・データベース環境、コンセントレーター、または SMP 構成の場合、これは、 AUTOMATIC 設定が使用されていない限り、以前のリリースで使用されていた applheapsz 値を類似のワークロードの下で増やす必要があることを意味します。
- 構成タイプ
- データベース
- パラメーター・タイプ
- オンラインで構成可能
- Db2 pureScale® 環境のメンバーにより構成可能
- デフォルト [範囲]
- 32 ビット・プラットフォーム
- Automatic [16 - 60 000]
- 64 ビット・プラットフォーム
- 自動 [16-2 147 483 647]
注: デフォルト値は、初期データベース作成後に Db2 構成アドバイザーによって変更される場合があります。- 単位
- ページ (4 KB)
- 割り振られるタイミング
- アプリケーションがデータベースに関連付けられたとき、またはデータベースに接続したとき。
- 解放されるタイミング
- アプリケーションとデータベースの関連性が解除されたとき、またはデータベースから切断されたとき。
注: このパラメーターは、アプリケーション・ヒープの最大サイズを定義します。 アプリケーションがデータベースに最初に接続した時点で、データベース・アプリケーションごとにアプリケーション・ヒープが 1 つ割り振られます。 そのヒープは、そのアプリケーションに対して動作するすべてのデータベース・エージェントで共有されます。 (以前のリリースでは、各データベース・エージェントにそれぞれのアプリケーション・ヒープが割り振られていました。) メモリーは、このパラメーターで指定した限度まで、アプリケーションを処理する必要に応じて、アプリケーション・ヒープから割り振られます。 AUTOMATIC に設定しているときは、データベースの appl_memory 限度またはデータベース・パーティションの instance_memory 限度のいずれかまで、アプリケーション・ヒープが必要に応じて増量して割り振られます。 アプリケーションがデータベースから切断されると、アプリケーション・ヒープ全体が解放されます。
オンラインで変更された値は、アプリケーション接続境界で有効になります。つまりこの値が動的に変更された後、現在接続しているアプリケーションは古い値を使用しますが、新しく接続されたアプリケーションはすべて新しい値を使用します。