autorestart - 自動再始動使用可能構成パラメーター

autorestart 構成パラメーターは、以前異常終了したデータベースにユーザーが接続したときにデータベース・マネージャーがクラッシュ・リカバリーを自動的に開始するかどうかを決定します。 autorestart 構成パラメーターが設定されていない場合、 データベースに接続するためには、ユーザーが明示的なデータベース再始動コマンドを発行する必要があります。

構成タイプ
データベース
パラメーター・タイプ
オンラインで構成可能
伝搬クラス
即時
デフォルト [範囲]
オン [ オン; オフ ]

autorestart パラメーターを ON に設定すると、次回のデータベース接続試行時に、必要に応じてクラッシュ・リカバリーが自動実行されます。

Db2® pureScale® 環境では、自動再始動の動作が変更されました。 データベース・メンバーで障害が発生した場合、そのメンバーのメンバー・クラッシュ・リカバリーが自動的に開始されます。 さらに、両方の クラスター・キャッシング・ファシリティー で同時に障害が発生すると、グループ・クラッシュ・リカバリーが自動的に開始されます。 メンバー・クラッシュ・リカバリー中は、そのメンバー経由のそのデータベースへの接続は許可されません。 クラッシュ・リカバリーを必要としているメンバーを介してデータベースに接続しようとすると、SQL1015N エラーが返されます。 クラッシュ・リカバリーに失敗した場合、もう一度クラッシュ・リカバリーが試行されます。 2 番目のクラッシュ・リカバリーの試行が失敗した場合、リカバリーに失敗したホスト上のメンバーで ALERT が設定され、別のホストでそのメンバーに対して restart light が実行されます。

autorestart パラメーターを OFF に設定すると、自動化されたメンバー・クラッシュ・リカバリーおよびグループ・クラッシュ・リカバリーのプロセスが非アクティブになり、必要に応じて手動で実行しなければならなくなります。 クラッシュ・リカバリー・プロセスは、RESTART DATABASE コマンドを使って開始できます。

Db2 pureScale 環境で、メンバーに障害が発生し、元のホスト (ホーム・ホストとも呼ばれる) で再始動できない場合、 Db2 クラスター・サービス は、 Db2 pureScale クラスター内の他の使用可能なメンバー・ホストの 1 つでそのメンバーを再始動します。 これを、restart light 処理といいます。 メンバーが restart light モードにあるときにはそのメンバーに直接接続することができないため、手動で再始動することができません。 まず autorestart パラメーターを ON に設定し直す必要があります。 その後、restart light メンバーは、データベース構成パラメーターの変更を自動的に検出し、必要に応じてクラッシュ・リカバリーを開始します。