db2cluster - Db2 クラスター・サービスの管理 コマンド

db2cluster コマンドは、 Db2 クラスター・サービスに関連する管理操作を実行するために使用します。

db2cluster コマンドは、機能的には対話式 db2haicu ツールと似ていますが、 Db2 pureScale® 環境で管理するための幅広いオプションが含まれています。

許可

db2cluster コマンドで使用できるオプションは、許可レベルによって異なります。 一部のオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが指定できます。 SYSADM、SYSCTL、または SYSMAINT のグループに属しているユーザーのみが指定できるオプションもあります。また、少数ですが、システムの任意のユーザー ID が実行できるコマンドもあります。 各オプションに必要な権限については、 コマンド・パラメーター のセクションを参照してください。 さらに、 db2cluster コマンドには一連の 拡張トラブルシューティング・オプション があります。これらのオプションは、サービスの指導の下でのみ使用できます。

コマンド構文 - 標準オプション

Read syntax diagramSkip visual syntax diagramdb2cluster-cmcm action-cfscfs action-add-memberN-rdncy_grp_idid-cfN-rdncy_grp_idid-hosthost-name-san_access-no_san_access-list-memberN-cfN-rdncy_grp_id-zout-alert-delete-memberN-rdncy_grp_id-cfN-rdncy_grp_id-set-memberN-rdncy_grp_idid-cfN-rdncy_grp_idid-hosthost-name-san_access-no_san_access-remove-hosthost-name-enter-maintenance-mountmount_name-all---exit-maintenance-mountmount_name-all---verify-req-rdma_ping-hosthost-name1-netnamenet-name1-hosthost-name2-netnamenet-name2-perf-db2mon-collect-dbdatabase name-intervalvalue in seconds-maintenance-mountmount_name
cm action
Read syntax diagramSkip visual syntax diagram-set-tiebreaker-majority-diskdisk-name-optionHostFailureDetectionTime-valuevalue-forcepprimary-valuevalueautofailback-valueoffon-list-tiebreakerzout-alert-HostFailureDetectionTimezout-pprimary-LocalHostVersion-DomainCommittedVersion-autofailbackzout-verify-resources-maintenance-all-zout-enter-exit-maintenance-all-commit-clear-alert-membermember-id-cfcf-id-hosthost-name
cfs action
Read syntax diagramSkip visual syntax diagramcfs-createcfs-add-remove-filesystemfs-name-diskdisk-name-delete-filesystemfs-name-set-tiebreaker-majority-diskdisk-name-optionoption-valuevalue-filesystemfs-name-list-tiebreakerzout-filesystemfs-name-configuration-diskzout-LocalHostVersion-DomainCommittedVersion-verify-configuration-filesystemfs-name-maintenancezout-mount-enableReplication-filesystemfs-name-rebalance-replicate-unmount-filesystemfs-name-enter-exit-maintenance-all-commit
cfs-create
Read syntax diagramSkip visual syntax diagram-create-filesystemfs-name -diskdisk1...diskN-rdncy_grp_idid-diskdisk1...diskN -rdncy_grp_idid-fstiebreakerfstbdisk -hosttbhost -mountdirectory-name
cfs-add
Read syntax diagramSkip visual syntax diagram-add-filesystemfs-name-disk disk1...diskN-rdncy_grp_idid-diskdisk1...diskN -rdncy_grp_idid-fstiebreakerfstbdisk -hosttbhost

コマンド構文 - 拡張オプション

構文図を読むビジュアル構文図をスキップdb2cluster -cmcm action-cfscfs action1
cm action
構文図を読むビジュアル構文図をスキップ-add-hostホスト名-database_mountsdatabase-name-create-domainドメイン名-hostホスト名-resources-unhealthy_host_response-optionreboot_hostoffline_member-option-apply_to_current_host-remove-hostホスト名-database_mountsdatabase-name-delete-domainドメイン名-force-resources-force-unhealthy_host_response-option-apply_to_current_host-list-domain-hosthost-name1...host-nameN-state-configuration-tiebreakerzout-alert-pprimary-repair-resources-domainドメイン名-force-start-domainドメイン名-hosthost-name1...host-nameN-stop-hostホスト名-domainドメイン名-force
cfs action
構文図を読むビジュアル構文図をスキップ-create-domainドメイン名-hostホスト名-add-hostホスト名-network_resiliency -gpfsadapter-all-remove-hostホスト名-delete-domainドメイン名-network_resiliency -gpfsadapter-all-repair-network_resiliency -gpfsadapter-all-start-timeout-hosthost-name1...host-nameN-filesystem-fs-名前-disk-all-trace-optionoption-value-stop-hostホスト名-force-all-trace-optionoption-value-list-domain-hosthost-name1...host-nameN-state-network_resiliency -gpfsadapter-resources
注:
  • 1 これらのコマンド・オプションは、次のように -advanced オプションを指定した場合にのみ、コマンド行ヘルプに表示されます。 db2cluster -cm -help -advanced または db2cluster -cfs -help -advanced

コマンド・パラメーター

-cm
リソース・ベースのコマンドまたは保守操作を指定します。
-set
クラスター・マネージャーのタイブレーカー・デバイス、ホスト障害検出時間、または優先 1 次 クラスター・キャッシング・ファシリティーを指定します。
-tiebreaker
Db2 クラスター・サービス ・タイブレーカーとして使用するデバイスのタイプを指定します。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用できます。
-majority
多数である方のホストの稼働継続グループが稼働クォーラムを持つことを指定します。
-disk ディスク名
どのホストのグループが稼働クォーラムを持つかを決定する共有ディスク・パーティションを指定します。
-option
HostFailureDetectionTime -value
クラスター内のホスト障害またはネットワーク分割を検出するための時間の長さ (1 から 60 秒の範囲) を指定します。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用できます。
force
force を指定せずに HostFailureDetectionTime を設定しようとした結果、クラスター・ファイル・システムがまだアクティブであることを示すエラーが発生した場合は、 force オプションを指定してコマンドを再実行依頼してください。 force オプションを含めると、HostFailureDetectionTime を設定している間、クラスター・ファイル・システムが停止状態に維持されます。
pprimary -value
1 次役割で開始しようとする クラスター・キャッシング・ファシリティー Db2 クラスター・サービス を指定します。 このオプションは、SYSADM、SYSCTL、または SYSMAINT グループのユーザーのみが使用可能です。
autofailback -value
ホーム・ホストへのメンバーの自動フェイルバックを即時 (enabled) にするか、あるいは管理者が手動で自動フェイルバックを有効にするまで自動フェイルバックを遅らせる (disabled) かを指定します。 初めは、デフォルトで自動フェイルバックが有効になっています。 このパラメーターへの変更は、インスタンスを再始動した後に適用されます。
オフ
off パラメーターを指定すると、ホーム・ホストが使用可能になったときのホーム・ホストへのメンバーの即時自動フェイルバックが無効になります。 この設定を使用すると、再開されたホーム・ホストをクラスターに再統合する前に、そのホーム・ホストの正常性について検査する時間を設けることができます。
on
on パラメーターを指定すると、ホーム・ホストが使用可能になったときのホーム・ホストへのメンバーの即時自動フェイルバックが有効になります。
-list
以下についての詳細を戻します。
-tiebreaker
Db2 クラスター・サービス ・タイブレーカーとして使用されているデバイスのタイプをリストします。
zout
アプリケーションが消費可能なフォーマットで出力を表示します。
-alert
クラスター・エレメント用のあらゆるアラートをリストします。
-HostFailureDetectionTime
Db2 クラスター・サービス がホスト障害またはネットワーク区画を検出するのにかかる時間をリストします。
zout
アプリケーションが消費可能なフォーマットで出力を表示します。
-LocalHostVersion
このコマンドが呼び出されたホストに現在インストールされている SA MP (または IBM® Spectrum Scale) のバージョンをリストします。
-DomainCommittedVersin
このコマンドが呼び出されたドメインで現在コミットされている SA MP (または IBM Spectrum Scale) のバージョンをリストします。
-pprimary
優先 1 次として指定されている クラスター・キャッシング・ファシリティー Db2 クラスター・サービス をリストします。 このオプションは、SYSADM、SYSCTL、または SYSMAINT グループのユーザーのみが使用可能です。
-autofailback
自動フェイルバック状況をリストします。
zout
アプリケーションが消費可能なフォーマットで出力を表示します。
-verify
-resources
インスタンスのリソース・モデルが正しいかどうか、およびリソース・モデルに不整合がないかどうかを検査します。
-maintenance
バイナリーを更新できるように、ホスト上のクラスター・マネージャーがオフラインであるようにします。
-all
クラスター内のすべてのホストの保守状態を照会します。 V11.1.3.3: このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用できます。 Db2 クラスター・サービス管理者が、DB2INSTANCE 環境変数を設定してインスタンス名を指定する必要があります。 V11.1.4.4 以降では、このオプションはインスタンス所有者でも実行できます。
-zout
アプリケーションが消費可能なフォーマットで出力を表示します。
-enter -maintenance
このコマンドの発行対象のホストを保守モードにします。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用できます。 インスタンス名は、DB2INSTANCE 環境変数を設定して指定する必要があります。 他のツール (sudo や su など) を使用して Db2 クラスター・サービス管理者特権で実行する場合は、環境変数を保持するために、ツール用のプラットフォーム固有の追加オプションを指定する必要があります。 このオプションを指定すると、内部的に、 ホスト上のクラスター・マネージャーを停止する非同期コマンドが実行されます。 このコマンドは、クラスター・マネージャーの状態をポーリングして、 停止操作が完了したタイミングを判別します。 応答が遅いシステムでは、 クラスター・マネージャーのシャットダウン処理中にタイムアウトが発生し、 エラーが報告される可能性があります。 個々のホストは、一度に 1 つずつ保守モードにすることができます。 v11.1.3.3以降、クォーラムを維持しながら db2cluster コマンドを使用することで、複数のホストを一度に 1 つずつ保守モードにすることができます。
-all
クラスター・ドメイン全体を保守モードにして、 インスタンス内のすべてのホスト上のクラスター・マネージャーを停止します。 -all オプションを使用して保守モードを開始した場合は、-all オプションを使用して保守モードを終了する必要があります。
-exit -maintenance
このコマンドの発行対象のホストを保守モードから解除し、ドメインが現在オフラインの場合にはオンラインにします。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用できます。 インスタンス名は、DB2INSTANCE 環境変数を設定して指定する必要があります。 他のツール (sudo や su など) を使用して Db2 クラスター・サービス管理者特権で実行する場合は、環境変数を保持するために、ツール用のプラットフォーム固有の追加オプションを指定する必要があります。 -all オプションを使用してピア・ドメイン全体を保守モードにした場合は、個々のホストでこのオプションを使用して保守モードを終了することはできません。
-all
クラスター・ドメインを保守モードから解除し、クラスター・マネージャーのピア・ドメイン全体を開始します。したがって、インスタンス内のすべてのホストでクラスター・マネージャーがオンラインになります。 -all オプションを使用して保守モードを開始した場合は、-all オプションを使用して保守モードを終了する必要があります。
-commit
Db2 クラスター・サービス に対して行われた更新をコミットし、それらを Db2 データベース・システムで使用できるようにします。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用できます。
-clear -alert
指定されたクラスター・エレメントに対する現行のアラートをクリアします。 このオプションは、SYSADM、SYSCTL、または SYSMAINT グループのユーザーのみが使用可能です。
-member メンバー ID
-cf cf-id
-host ホスト名
-cfs
クラスター・ファイル・システム・ベースのコマンドまたは保守操作を指定します。
-create
以下のオプションに従って、共有ファイル・システムを作成します。
-filesystem FS 名
作成される共有ファイル・システムの名前を指定します。
-disk disk1...diskN
共有ファイル・システムのストレージ・パスを指定します。
-rdncy_grp_id ID
Db2 pureScale環境でアクティブ/アクティブおよび一時的なフェイルオーバー機能を提供する、他の冗長グループとは独立したリソース・グループを指します。 このオプションの有効な値は 1 と 2 です。 値 1 が 1 次、値 2 が 2 次です。 各 GPFS クラスター・ファイル・システムのタイブレーカー・ディスクは、ファイル・システム・タイブレーカー・グループと呼ばれる特殊なグループに属します。 地理的に分散した pureScale クラスター (GDPC) では、このファイル・システム・タイブレーカー・グループを所有するホストは、タイブレーカー・ホストまたはサイトとも呼ばれます。 単一サイトの pureScale 環境では、この ID で表されるリソースにはストレージのみが含まれます。 地理的に分散した pureScale クラスター (GDPC) では、リソースには、ストレージと同じ物理ロケーションにあるメンバーと CF が含まれます。 -disk オプションを使用してディスクが 2 セット指定された場合、関連する冗長グループ ID が同じであってはなりません。
-fstiebreaker fstbdisk -host tbhost
ターゲット・ファイル・システムのタイブレーカー・ディスクを指定します。 このオプションは、複製ファイル・システムを作成する場合のみ使用します。 オプション -host tbhost が指定されている場合、クラスター内の他のホストから fstbdisk へのアクセスは、このホストを介した TCP/IP 接続によってのみ可能です。 fstbdisk が SAN ストレージにあり、クラスター内のすべてのホストからアクセス可能である場合、-host tbhost オプションは不要です。
-mount ディレクトリー名
共有ファイル・システムのマウント・ポイントを指定します。 マウント・ポイントを指定しない場合は、/db2fs というルート・ファイル・システム名の下にファイル・システムが作成されます。
-add
既存の共有ファイル・システム・クラスターに、さらにディスクを追加します。
-filesystem FS 名
ディスクが追加される共有ファイル・システムの名前を指定します。
-host ホスト名
リストとして指定したディスクが存在するホスト名。 このオプションは、pureScale 以外のインスタンスでのみ有効です。
-disk ディスク・リスト
共有ファイル・システム・クラスターに追加されるディスクを指定します。
-rdncy_grp_id ID
Db2 pureScale 環境でアクティブ/アクティブおよび一時的なフェイルオーバー機能を提供する、他の冗長グループとは独立したリソース・グループを指します。 このオプションの有効な値は 1 と 2 です。 値 1 が 1 次、値 2 が 2 次です。 各 GPFS クラスター・ファイル・システムのタイブレーカー・ディスクは、ファイル・システム・タイブレーカー・グループと呼ばれる特殊なグループに属します。 地理的に分散した pureScale クラスター (GDPC) では、このファイル・システム・タイブレーカー・グループを所有するホストは、タイブレーカー・ホストまたはサイトとも呼ばれます。 単一サイトの pureScale 環境では、この ID で表されるリソースにはストレージのみが含まれます。 地理的に分散した pureScale クラスター (GDPC) では、リソースには、ストレージと同じ物理ロケーションにあるメンバーと CF が含まれます。 -disk オプションを使用してディスクが 2 セット指定された場合、関連する冗長グループ ID が同じであってはなりません。
-fstiebreaker fstbdisk -host tbhost
ターゲット・ファイル・システムのタイブレーカー・ディスクを指定します。 このオプションは、複製ファイル・システムを作成する場合のみ使用します。 オプション -host tbhost が指定されている場合、クラスター内の他のホストから fstbdisk へのアクセスは、このホストを介した TCP/IP 接続によってのみ可能です。 fstbdisk が SAN ストレージにあり、クラスター内のすべてのホストからアクセス可能である場合、-host tbhost オプションは不要です。
-remove
既存のファイル・システム・クラスターからディスクを除去します。
-filesystem FS 名
ディスクが除去される共有ファイル・システムの名前を指定します。
-host ホスト名
リストとして指定したディスクが存在するホスト名。 このオプションは、pureScale 以外のインスタンスでのみ有効です。
-disk ディスク名
共有ファイル・システム・クラスターから除去されるディスクを指定します。 指定されたディスクがファイル・システム内の最後のディスクである場合や、それがタイブレーカー・ディスクである場合には、コマンドは失敗します。
-enableReplication
ファイル・システムに現在割り当てられているディスクのリストを冗長グループ ID 1 に割り当てることによって、既存の非複製ファイル・システムを複製ファイル・システムに変換します。 このプロセス中は、GPFS レプリケーションは有効になりません。 GPFS 複製は、同じファイル・システムに対して冗長グループ ID 2 が作成された直後に有効になります。
-delete
共有ファイル・システムを削除します。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用できます。
-filesystem FS 名
削除される共有ファイル・システムの名前を指定します。 ファイル・システムが空でない場合には、コマンドは失敗します。
-set
タイブレーカー・タイプを指定するか、または構成オプションを設定します。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用できます。
-tiebreaker
IBM Spectrum Scale タイブレーカーとして使用するデバイスのタイプを指定します。
-majority
多数である方のホストの稼働継続グループが稼働クォーラムを持つことを指定します。
-disk ディスク名
どのホストのグループが稼働クォーラムを持つかを決定する共有ディスク・パーティションを指定します。
-option オプション
クラスター・ファイル・システムの構成オプションを明示的に設定します。 ほとんどの場合、クラスターの作成時に最適の値が自動的に設定されるため、これらの値を設定する必要はありません。 これらのオプションに必須の値が設定されていない場合、インストールおよび更新の後に暗黙的に実行されるクラスター検証からエラー・メッセージが返されます。
adminMode
IBM Spectrum Scale 管理コマンドの発行に、クラスター内のすべてのノードを使用するか、ノードのサブセットのみを使用するかを指定します。 デフォルト値かつ必須の値は allToAll です。
ccrEnable
クラスター構成リポジトリー (CCR) タイプを使用するかどうかを指定します。 Db2 管理の Spectrum Scale pureScale クラスターでは、デフォルトかつ必須の値は yes です。 "no" に設定すると、その機能が無効になります。 CCR を無効にするには、まずクラスター全体を保守モードにする必要があります。
maxFilesToCache
最近使用されて閉じられたファイルをキャッシュに入れるためのノードの数を指定します。 デフォルト値かつ必要最低限の値は 10000 です。
maxMBpS
単一のノードとの間で 1 秒間に転送可能なデータのメガバイト数の推定値を指定します。 デフォルト値は 150 です。 入出力を増やす必要がある場合は、この値を引き上げてください。
pagepool
各ノード上のキャッシュのサイズ (M バイト) を指定します。 デフォルト値かつ必要最低限の値は 2G です。
remoteFileCopyCommand
IBM Spectrum Scaleが使用するリモート・ファイル・コピー・プログラムの完全修飾パス名を指定します。 リモート・コピー・コマンドは、scp コマンドと同じ構文フォーマットに従う必要がありますが、代替認証メカニズムを実装することもできます。
remoteShellCommand
IBM Spectrum Scaleが使用するリモート・シェル・プログラムの完全修飾パス名を指定します。 リモート・シェル・コマンドは、ssh コマンドと同じ構文フォーマットに従う必要がありますが、代替認証メカニズムを実装することもできます。
sharedMemLimit (AIX® のみ)
さまざまな IBM Spectrum Scale 構造を保管するために使用可能なメモリーの量をメガバイト単位で指定します。 デフォルト値かつ必要最低限の値は 2047 です。
totalPingTimeout
1 次サブネットが IBM Spectrum Scale 通信に使用されていない場合に、 IBM Spectrum Scale が通信できなくなるまでに待機する時間の長さ (秒単位) を指定します。 SCSI-3 Persistent Reserve (PR) を使用するクラスターではデフォルト値は 45 です。 PR が有効になっていないクラスターではデフォルト値は 75 です。
usePersistentReserve
ディスクの PR を有効にするか無効にするかを指定します。 デフォルト値は YES です。 設定を NO に変更すると、高速障害リカバリーではなく、より長い GPFS リース・タイムアウト待機期間が使用されます。そのため、障害リカバリーの速度は遅くなります。
verifyGpfsReady
ピア・ドメインが IBM Spectrum Scale クラスターと調整されることを指定し、 IBM Spectrum Scale が適切な時点でファイル・システムをマウントするようにします。 デフォルト値かつ必須の値は YES です。
worker1Threads
同時に行われるファイル操作の最大数を指定します。 デフォルト値は、500 です。
-value
オプションの値を指定します。
-filesystem FS 名
どのファイル・システムに構成オプションが適用されるかを指定します。
-list
以下についての詳細を戻します。
-tiebreaker
IBM Spectrum Scale タイブレーカーとして使用されているデバイスのタイプをリストします。
zout
アプリケーションが消費可能なフォーマットで出力を表示します。
-filesystem
以下についての詳細を戻します。
zout
アプリケーションが消費可能なフォーマットで出力を表示します。
-filesystem FS 名
以下についての詳細を戻します。
-configuration
ファイル・システムの現在の構成と、変更できる構成パラメーターをリストします。
-disk
ファイル・システム内の現在のディスクをリストします。
-LocalHostVersion
このコマンドが呼び出されたホストに現在インストールされている IBM Tivoli® System Automation for Multiplatforms (SA MP) (または IBM Spectrum Scale) のバージョンをリストします。
-DomainCommittedVersion
このコマンドが呼び出されたドメインで現在コミットされている SA MP (または IBM Spectrum Scale) のバージョンをリストします。
-verify
-configuration
IBM Spectrum Scale クラスターのコード・バージョンとリリース・レベルを検証し、以下のオプションを含むクラスター・ファイル・システムの特定の構成設定を検査します。これらのオプションのいずれかに、クラスター・ファイル・システムの最適なパフォーマンスを得るための推奨値が設定されていない場合は、該当オプションの設定が最適でないという情報を含む警告メッセージが、db2cluster コマンドから返されます。
-maintenance
バイナリーを更新できるように、共有ファイル・システム・クラスター・ホストをオフラインにします。
zout
アプリケーションが消費可能なフォーマットで出力を表示します。
-mount -filesystem FS 名
指定されたファイル・システムを、ユーザーによる読み取りおよび書き込みアクセス用に、オペレーティング・システムで使用できるようにします。
-rebalance -filesystem FS 名
ファイル・システム内のすべてのディスクにわたって、ディスク上のデータを再ストライプ化します。 ファイル・システムが再びバランスを取れるように、このオプションは、システム・アクティビティーが低い期間に実行してください。
-replicate -filesystem FS 名
指定したファイル・システムのデータ複製を開始します。
-unmount -filesystem FS 名
指定されたファイル・システムを、オペレーティング・システムでアクセスできないようにします。
-enter -filesystem -maintenance
このコマンドの発行対象のホストを保守モードにします。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用できます。 cfs アクション db2cluster -cfs -enter -maintenance ・コマンドでは、ホストが既に CM 保守状態になっている必要があります。
-all
共有ファイル・システム・クラスター内のすべてのホストを保守モードにします。
-exit -maintenance
このコマンドの発行対象のホストを保守モードから解除します。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用できます。 cfs アクションの db2cluster -cfs -exit -maintenance コマンドでは、ホストが CM 保守状態ではないことが必要です。
-all
共有ファイル・システム・クラスター内のすべてのホストを開始します。
-commit
Db2 クラスター・サービス に対して行われた更新をコミットし、それらを Db2 データベース・システムで使用できるようにします。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用できます。
-add
ターゲット・メンバーまたは CF を、クラスター・マネージャー・ドメイン内の冗長グループ ID に関連付けます。 この操作は、ターゲット・メンバーまたは CF が以前に冗長グループ ID に関連付けられていない場合にのみ有効です。
-member N -rdncy_grp_id ID
指定された冗長グループ ID にターゲット・メンバーを関連付けます。 このオプションは、初めて関係を関連付ける場合に使用します。 ターゲット・メンバーに既存の関連がある場合、-set オプションを使用して変更します。
-cf N -rdncy_grp_id ID
指定された冗長グループ ID にターゲット CF を関連付けます。 このオプションは、初めて関係を関連付ける場合に使用します。 ターゲット CF に既存の関連がある場合、-set オプションを使用して変更します。
-host ホスト名
-san_access
SAN ネットワーク上の共有ストレージにターゲット・ホストがアクセスできることを指定します。 指定しない場合は、これがすべてのメンバーと CF のデフォルト値です。
-no_san_access
SAN ネットワーク上の共有ストレージにターゲット・ホストがアクセスできないことを指定します。 この値は、タイブレーカー専用のホストを追加する場合のみ指定します。
-list
ターゲット・メンバーまたは CF のクラスター・マネージャー・ドメイン内における現在の冗長グループ ID の関連を表示します。 -member オプションも -cf オプションも指定されていない場合、各メンバーおよび CF の冗長グループ ID の関連が表示されます。
-rdncy_grp_id
すべてのメンバーおよび CF の現在の冗長グループ ID の関連を表示します。
-member N -rdncy_grp_id
ターゲット・メンバーの冗長グループ ID の関連を表示します。
-cf N -rdncy_grp_id
ターゲット CF の冗長グループ ID の関連を表示します。
-delete
ターゲット・メンバーまたは CF のクラスター・マネージャー・ドメイン内における冗長グループ ID の関連を削除します。 この操作は、現在ターゲット・メンバーまたは CF に冗長グループ ID の関連がある場合にのみ有効です。
-member N -rdncy_grp_id
ターゲット・メンバーの現在の冗長グループ ID の関連を削除します。
-cf N -rdncy_grp_id
ターゲット CF の現在の冗長グループ ID の関連を削除します。
-set
ターゲット・メンバーまたは CF を、クラスター・マネージャー・ドメイン内の別の冗長グループ ID に関連付けます。 この操作は、現在ターゲット・メンバーまたは CF に冗長グループ ID の関連がある場合にのみ有効です。
-member N -rdncy_grp_id ID
ターゲット・メンバーの現在の冗長グループ ID の関連を指定のものに変更します。 ターゲット・メンバーに現在の冗長グループ ID の関連がない場合は、このオプションは使用しないでください。
-cf N -rdncy_grp_id ID
ターゲット CF の現在の冗長グループ ID の関連を指定のものに変更します。 ターゲット CF に現在の冗長グループ ID の関連がない場合は、このオプションは使用しないでください。
-host ホスト名
ターゲット・ホストの用途を変更します。 このオプションは、定義済みのメンバーに SAN アクセス権限を付与してタイブレーカー専用のホストをメンバーに変換するために使用します。
-san_access
SAN ネットワーク上の共有ストレージにターゲット・ホストがアクセスできることを指定します。 指定しない場合は、これがすべてのメンバーと CF のデフォルト値です。
-no_san_access
SAN ネットワーク上の共有ストレージにターゲット・ホストがアクセスできないことを指定します。 この値は、タイブレーカー専用のホストを追加する場合のみ指定します。
-remove
-host ホスト名
クラスター・マネージャー・ドメインから単一のホストを削除します。
-enter -maintenance -mount mount_name
指定したマウント・ポイントを、このコマンドを実行したホストで保守モードにします。 マウント名は先頭の「/」を付けて指定する必要があります。 このコマンドは、インスタンス所有者として実行する必要があります。
-all
指定したマウント・ポイントを、すべてのメンバー・ホストで保守モードにします。 このコマンドでは、対象のマウントがクラスターのメンバー・ホストでホスト・レベルの保守モードに入っていてはなりません。 このコマンドは、インスタンス所有者として実行する必要があります。

この操作について詳しくは、 データベース・レベルのマウント・リソースに関連付けられたマウント・ポイントを保守モードにする を参照してください。

-exit -maintenance -mount mount_name
指定したマウント・ポイントを、このコマンドを実行したホストで保守モードから出します。 マウント名は先頭の「/」を付けて指定する必要があります。 このコマンドでは、対象のマウントが現行ホストで保守モードに入っていなければなりません。 このコマンドは、インスタンス所有者として実行する必要があります
-all
指定したマウント・ポイントを、クラスター内のすべてのメンバー・ホストで保守モードから出します。 このコマンドでは、対象のマウントが、すべてのメンバー・ホストで保守モードに入っていなければなりません。 このコマンドは、インスタンス所有者として実行する必要があります。

この操作について詳しくは、 データベース・レベルのマウント・リソースに関連付けられたマウント・ポイントを保守モードにする を参照してください。

-verify
デフォルトは、-verify -req です。
-req
pureScale クラスターの正常性を検証するための包括的な検査リストを実行します。 それに応じて、失敗した基準ごとにアラートが出て、インスタンス・モニタリング・コマンド db2instance -list に表示されます。 実行される妥当性検査機能の中には、以下のものが含まれます (これだけに限定されるわけではありません)。
  • ピア・ドメインおよび IBM Spectrum Scale クラスターの構成設定
  • ホスト間の RDMA 通信
  • 各ファイル・システムでのレプリケーションの設定
  • ファイル・システム内の各ディスクの状況
  • db2locssh と db2scp を使用した全ノード間の db2sshid によるリモート・アクセス
-rdma_ping
ホスト間の RDMA 通信を検証します。 このオプションは、SYSADM、SYSCTL、または SYSMAINT グループに属するユーザーのみが使用できます。
注: バージョン 11.1 モディフィケーションパック 4 フィックスパック 5以降では、 db2locssh またはパスワードなしのルート SSH のいずれかを、 -rdma_ping オプションを使用するように構成する必要があります。 Db2より前のバージョンでは、パスワードなしの root ssh を構成する必要があります。
-host
host-name はホストを指定します。 -host は 2 回まで使用できますので、2 つのホストを選択することができます。 host-name は、短いドメイン名または完全修飾ドメイン名を使用して指定できます。 単一ホストを指定すると、そのホスト上のすべてのアダプターについて、クラスター内の他の各ホスト (それ自体を含む) 上のすべてのアダプターへの RDMA 通信が検査されます。 2 つのホストを指定した場合、各ホストのアダプターの間で RDMA 通信検査が実行されます。
-netname
net-name は、ホスト上のネット名を指定します。 ホスト上のすべてのアダプターを使用するのではなく、ホスト上の特定のアダプターに対してのみ RDMA 検証を実行するように制約します。 ネット名は、指定ホスト上に存在するものでなければなりません。
-perf
パフォーマンス関連のタスクが実行されることを示します。
-collect
分析を行わずに、診断データの収集のみが実行されます。
-db
パフォーマンス評価の実行対象となる既存のデータベース名。
-interval
パフォーマンスの分析は常に、指定時間内のアクティビティーの 2 つのスナップショットに対して行う必要があります。 最初のスナップショットはコマンドが初めて実行されるときに取得され、2 番目のスナップショットは指定間隔 (秒単位) の経過後に取得されます。 入力の範囲は 1 から 2147483648 までです。
-maintenance-マウント mount_name
指定したマウント・ポイントが保守モードになっているホストをリストします。 このコマンドは、インスタンス所有者として実行する必要があります。

拡張コマンド・パラメーター

-cm
-add
ホストまたはデータベースのマウントをクラスター・マネージャー・ドメインに追加します。 ホストを追加する場合、このコマンドを、ピア・ドメイン内に既に存在するオンライン・ホストから実行する必要があります。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用でき、サービスによって指示されない限り、通常は必要ありません。
-host ホスト名
ホストを (一度に 1 つずつ) クラスター・マネージャー・ドメインに追加します。 ソフトウェアは、クラスターに追加するホストに既にインストールされて、使用可能な状態になっていなければなりません。
-database_mounts database-name
使用されているインスタンスで作成されなかった、データベースのマウント・リソースを追加します。 例えば、データベースをバージョン 9.7 からマイグレーションする場合や、データベースが別のインスタンスで作成されていて、その後現在のインスタンスで使用するためにカタログされた場合などに、これを使用します。
-create
ピア・ドメインまたはリソース・モデルを作成します。 通常、このオプションは、サービス担当者から指示されない限り必要ありません。
-domain domain-name -host ホスト名
ピア・ドメインを作成します。 コマンドで指定するホストはローカル・ホストでなければならず、 Db2 クラスター・サービス ・ソフトウェアが既にインストールされていなければなりません。 ピア・ドメインの名前をデフォルトの db2domain 以外に変更するには、ドメイン・ネームを指定します。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用できます。
-resources
db2nodes.cfg ファイル内の情報に基づいて、インスタンスのクラスター・マネージャー・リソース・モデルを作成します。 このオプションは、SYSADM、SYSCTL、または SYSMAINT グループのユーザーのみが使用可能です。

このコマンドの完了時には、HA レジストリーにリソース・メタデータが追加されます。

HA レジストリーにリソース・メタデータがあると、このコマンドは失敗します。 -delete -resources -force を指定して db2cluster コマンドを呼び出して HA レジストリー・メタデータを削除するか、 db2cluster -repair -resources を呼び出して HA レジストリー内のリソース・メタデータを使用してリソース・モデルを再作成します。

-unhealthy_host_response -option
Db2 クラスター・サービス が、クラスターの他の部分のスループットまたは可用性に影響を与える可能性のある過剰な負荷またはページングをホストが経験した場合に、以下のいずれかのアクションを実行することを指定します。 この応答の基準は、以下のようになります。
PctTotalPgSpFree < 95% and VMPgInRate > 20 per second
ここで PctTotalPgSpFree は空きページ・スペースのパーセンテージ (つまり、この場合にはページ・ファイル使用状況が 5% を超える) を、VMPgInRate はページイン率を示します。
-reboot_host
ホストをリブートします。 ホスト上の常駐 メンバー は、ホーム・ホストが正常にリブートされるまで、ゲスト・ホスト上で light モードで再始動します。 1 次 クラスター・キャッシング・ファシリティー がホスト上にある場合、2 次 クラスター・キャッシング・ファシリティー は新しい 1 次としてテークオーバーします。古い 1 次のホストが正常にリブートされると、2 次 クラスター・キャッシング・ファシリティーとしてクラスターに再結合します。
-offline_member
ホスト上の メンバー または クラスター・キャッシング・ファシリティー を強制的にオフラインにします。 オフラインの クラスター・キャッシング・ファシリティー は、結果のアラートが手動でクリアされるまで再始動しません。 オフラインの メンバー は、ゲスト・ホスト上で light モードで再始動し、結果のアラートが手動でクリアされるまでホーム・ホスト上では再始動しません。
-option -apply_to_current_host
不良な状態にあるホスト応答は現在のホストに適用されるように指定します。
注: このオプションは注意して使用する必要があり、 Db2 クラスター・サービス管理者としてのみ実行できます。 詳しくは、関連リンクのセクションを参照してください。
-remove
クラスター・マネージャー・ドメインから、ホストまたはデータベースのマウントを削除します。 ホストを削除するには、ピア・ドメインに存在するオンライン・ホストからこのコマンドを実行する必要があります。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用でき、サービスによって指示されない限り、通常は必要ありません。
-host ホスト名
クラスター・マネージャー・ドメインから単一のホストを削除します。 メンバー または クラスター・キャッシング・ファシリティー は、ホストから既に除去されている必要があります。
-database_mounts database-name
データベースのマウント・リソースを削除します。
-delete
ピア・ドメインまたはリソース・モデルを削除します。 通常、このオプションは、サービス担当者から指示されない限り必要ありません。
-domain ドメイン・ネーム
ピア・ドメインを削除します。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用できます。
-force
force オプションは、ドメインにオンライン・クラスター・リソースが存在する場合であっても、インスタンス・ドメイン・リソースを削除するために使用できます。
注: -force オプションは、リソース・モデルのメタデータをすべて削除するため、インスタンス構成は失われます。
-resources
クラスター・マネージャー・リソース・モデルを削除します。 リソースが削除されると、Db2 インスタンスは、リソース・モデルが適切に再作成されるまでは開始できません。 このオプションは、SYSADM、SYSCTL、または SYSMAINT グループのユーザーのみが使用可能です。 db2nodes.cfg の内容が HA レジストリーのメタデータと比較されます。 矛盾があれば、コマンドは失敗します。 矛盾の主な理由は、1 つ以上のメンバーがゲスト・ホストに現在フェイルオーバーされているかどうかです。 そのような場合は、失敗の原因を判別し、メンバーをそのホーム・ホストにフェイルバックできるように修復する必要があります。
-force
db2nodes.cfg の比較をバイパスし、リソース・モデルに関する HA レジストリーのメタデータを削除します。 このオプションは、IBM サポートから指示された場合に限り使用してください。
-unhealthy_host_response
過剰な負荷またはページングが発生するホスト上の自動応答を削除します (ホスト・リブートをリブートするか、ホスト上の メンバー または クラスター・キャッシング・ファシリティー をオフラインにします)。 この状態が発生した場合、インスタンスはアクションを実行せず、状態は メンバー または クラスター・キャッシング・ファシリティー (デフォルトの動作) によってログに記録されます。
-list
このオプションに関する情報を戻します。
-domain
クラスター・マネージャー・ピア・ドメインの名前を戻します。
-host host-name1...host-nameN
ピア・ドメイン内のホストをリストします。
-state
ピア・ドメイン内に存在するホストの状態を戻します。
configuration
ファイル・システムの現在の構成と、変更できる構成パラメーターをリストします。
-tiebreaker
Db2 クラスター・サービス ・タイブレーカーとして使用されているデバイスのタイプをリストします。
zout
アプリケーションが消費可能なフォーマットで出力を表示します。
alert
クラスター・エレメント用のあらゆるアラートをリストします。
pprimary
どのクラスター・キャッシング・ファシリティーの Db2 クラスター・サービスが優先プライマリーとして指定されているかをリストします。 このオプションは、SYSADM、SYSCTL、または SYSMAINT グループのユーザーのみが使用可能です。
-repair
インスタンスの不整合なリソース・モデルまたはドメインを修復します。 Db2 インスタンス・リソースは、最後の良好なインスタンス構成、つまり db2start コマンドが最後に正常に実行された時点の構成に基づいて再作成されます。
-resources
インスタンスのリソース・モデルを修復するように指定します。
-domain ドメイン・ネーム
クラスター・マネージャー・ドメインを修復するように指定します。 ドメインは、既存のクラスター・マネージャー・ドメインと同じトポロジー構成を使用して、再作成されます。 これには、既存のクラスター・ホスト・セットが含まれますし、Db2 クラスター・サービス・タイブレーカーとホスト障害の検出時間の初期化も行われます。 現在、1 つのクラスターに対して 1 つのインスタンスのみがサポートされていて、このインスタンスは DB2INSTANCE 環境変数で指定する必要があります。 このコマンドは、Db2 クラスター・サービス管理者のみが実行できます。 詳しくは、関連リンクのセクションを参照してください。
-force

クラスター・マネージャー・ドメインを削除して再作成します。 クラスター・ホストの障害検出時間は、デフォルト値の 8 秒に設定されます。 さらに、HA レジストリーの内容と一致しない db2nodes.cfg は修正されます。

-start
以下のいずれかのオプションを開始します。
-domain ドメイン・ネーム
ピア・ドメインを開始します。 start によって他のノードを開始できるのは、対象ドメインが現行のホスト上で既に開始されている場合のみです。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用でき、サービスによって指示されない限り、通常は必要ありません。
-filesystem fs-name -disk
次の場所にあるすべてのディスクを開始します。Downターゲット・ファイル・システム内の状態。
-host host-name1...host-nameN
ピア・ドメインが開始されるホストを指定します。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用でき、サービスによって指示されない限り、通常は必要ありません。
-stop
次のオプションのいずれかを停止してください。
-domain ドメイン・ネーム
ピア・ドメイン全体でクラスター・マネージャーを停止します。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用でき、サービスによって指示されない限り、通常は必要ありません。
-host host-name1...host-nameN
インスタンスが停止された場合に、指定のホストにあるクラスター・マネージャーを停止します。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用でき、サービスによって指示されない限り、通常は必要ありません。
-force
稼働クォーラムが維持されているかなどの検査を実行することなく、クラスター・マネージャー・ピア・ドメイン全体を強制的にシャットダウンします。 このオプションを -host オプションと共に実行すると、指定されたホストのみシャットダウンされます。
-cfs
-create -domain domain-name -host ホスト名
共有ファイル・システム・クラスターを作成します。 コマンドで指定するホストはローカル・ホストでなければならず、 Db2 クラスター・サービス ・ソフトウェアが既にインストールされていなければなりません。 共有ファイル・システム・クラスター名をデフォルトの db2gpfsdomain 以外に変更するには、ドメイン・ネームを指定します。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用でき、サービスによって指示されない限り、通常は必要ありません。
-add
共有ファイル・システム・クラスターにホストまたはネットワークの回復力を追加します。 このコマンドは、ピア・ドメイン内に既に存在するオンライン・ホストから実行する必要があります。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用でき、サービスによって指示されない限り、通常は必要ありません。
-host ホスト名
共有ファイル・システム・クラスターにホスト (一度に 1 つずつ) を追加します。 ソフトウェアは、クラスターに追加するホストに既にインストールされて使用可能な状態でなければなりません。
-network_resiliency
クラスター・ファイル・システムで使用されるアダプターの条件と応答のリソースを追加します。 アダプターの状態が変更される (オフラインまたはオンラインになる) 場合、クラスター・マネージャーは適切なアクションを実行する応答スクリプトを呼び出します。
-gpfsadapter
IBM Spectrum Scale アダプターを操作する必要があることを指定します。 これは現在作動可能にできる唯一のネットワーク回復力リソースであるため、必須ではありません。
-remove -host ホスト名
共有ファイル・システム・クラスターから単一ホストを除去します。 メンバー または クラスター・キャッシング・ファシリティー は、ホストから既に除去されている必要があります。 このコマンドは、共有ファイル・システム・クラスターにあるオンライン・ホストから実行する必要があります。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用でき、サービスによって指示されない限り、通常は必要ありません。
-delete
共有ファイル・システム・クラスターまたはネットワーク回復力を削除します。 このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用でき、サービスによって指示されない限り、通常は必要ありません。
-domain ドメイン・ネーム
共有ファイル・システム・クラスターを削除します。
-network_resiliency
クラスター・ファイル・システムが使用しているアダプターの条件および応答リソースを削除します。
-gpfsadapter
削除するネットワーク -network_resiliencyIBM Spectrum Scale アダプターを指定します。
-start
このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用でき、サービスによって指示されない限り、通常は必要ありません。
-host host-name1...host-nameN
指定のホストにある共有ファイル・システム・プロセスを開始します。
-all
すべてのホストで共有ファイル・システム・プロセスを開始します。
-trace
IBM Spectrum Scale コンポーネントの AIX トレースを使用可能にします。
-stop
このオプションは、 Db2 クラスター・サービス 管理者のみが使用でき、サービスによって指示されない限り、通常は必要ありません。
-host ホスト名
指定されたホストの共有ファイル・システム・デーモンを停止します。
-force
稼働クォーラムが維持されていることを確認するための検査を行わないように指定します。
-all
すべてのホストで共有ファイル・システム・デーモンを停止します。
-trace
IBM Spectrum Scale コンポーネントの AIX トレースを停止します。
-list
このオプションに関する情報を戻します。
-domain
共有ファイル・システム・クラスターの名前を戻します。
-host host-name1...host-nameN
共有ファイル・システム・クラスター内のホストをリストします。
-state
共有ファイル・システム・クラスター内のホストの状態を返します。
-network_resiliency
クラスター内のネットワーク回復力の条件および応答リソースの名前をリスト表示します。
-gpfsadapter
ネットワーク -network_resiliencyIBM Spectrum Scale アダプターをリストします。
-resources
クラスター内のネットワーク回復力の条件および応答リソースのコンテンツをリスト表示します。

Example 1
ファイル・システムをリストするには、以下の db2cluster コマンドを使用します。
db2cluster -cfs -list -filesystem
Example 2
クラスター・エレメントに対するすべてのアラートをリストするには、以下の db2cluster コマンドを使用します。
db2cluster -cm -list -alert
以下は、コマンドを実行した場合のサンプル出力です。
Alert: Db2 member '0' failed to start on its home host 'HostA'. 
The cluster manager will attempt to restart the Db2 member 
in restart light mode on another host. Check the db2diag.log 
for messages concerning failures on host 'HostA' for member '0'."

Action: This alert must be cleared manually with the command: 
'db2cluster -cm -clear -alert'.

Impact: Db2 member '%0' will not be able to service requests 
until this alert has been cleared and the Db2 member 
returns to its home host.
Example 3
クラスター内のすべてのホストの保守状態を照会するには、次の db2cluster コマンドを使用します。
DB2INSTANCE=<instanceName> <SQLLIB>/bin/db2cluster -cm -verify -maintenance -all
以下は、コマンドを実行した場合のサンプル出力です。
Host(s) in maintenance: 'hostA'
Host(s) not in maintenance: 'hostB,hostD'
Host(s) not reachable from current host: 'hostC'. Run 'db2cluster -cm -verify -maintenance' locally to determine the state. Address any accessibility issue first before re-running the command.
Example 4
1 つのホスト上のすべてのアダプターから、クラスター内の他のすべてのアダプターに対して -rdma_ping オプションをテストするには、次のようにします。
db2cluster -verify -req -rdma_ping -host coralpib257
Example 5
1 つのホスト上のすべてのアダプターから、別のホスト上のすべてのアダプターに対して -rdma_ping オプションをテストするには、次のようにします。
db2cluster -verify -req -rdma_ping -host coralpib257 -host coralpib258
Example 6
1 つのホスト上のすべてのアダプターから、別のホスト上の特定のアダプターに対して -rdma_ping オプションをテストするには、次のようにします。
db2cluster -verify -req -rdma_ping -host coralpib257 -host coralpib258 -netname coralpib258-ib0
Example 7
特定のアダプターから、クラスター内の他のすべてのアダプターに対して -rdma_ping オプションをテストするには、次のようにします。
db2cluster -verify -req -rdma_ping -host coralpib257 -netname coralpib257-ib0
Example 8
あるホスト上の特定のアダプターから、別のホスト上の特定のアダプターに対して -rdma_ping をテストするには、次のようにします。
db2cluster -verify -req -rdma_ping -host coralpib257 -netname coralpib257-ib0 -host coralpib258 -netname coralpib258-ib0

使用上の注意

コマンド db2instance -listの実行後に ALERT 列に YES 項目がある場合は、 db2cluster -cm -list -alert コマンドを使用して、修正アクションに関する詳細情報を調べることができます。