ISO_Fortran_binding.h ヘッダー・ファイル (TS 29113)

ISO_Fortran_binding.h ヘッダー・ファイルは、特定の Fortran エンティティーを C から作成、アクセス、および操作するための C の型定義、構造体、マクロ、および関数を提供します。

規則

ISO_Fortran_binding.h ヘッダー・ファイルは、標準の C ヘッダーに対して相対的な任意の順序でインクルードできます。

ISO_Fortran_binding.h ヘッダー・ファイルは、同じ範囲内で複数回インクルードできます。

ISO_Fortran_binding.h がインクルードされた C ソース・ファイルでは、CFI_ で始まる名前のうち、ISO_Fortran_binding.h ヘッダー・ファイルで定義されていない、いかなる名前も使用してはなりません。

ISO_Fortran_binding.h がインクルードされた C ソース・ファイルでは、ISO_Fortran_binding.h ヘッダー・ファイル内のいかなる構造体名も、マクロ名として定義してはなりません。

C 記述子の初期化、更新、またはコピーは、関数 CFI_allocate、CFI_deallocate、CFI_establish、CFI_section、CFI_select_part、および CFI_setpointer を呼び出すことによってのみ可能となります。

ISO_Fortran_binding.h ヘッダー・ファイルは、/opt/ibm/xlf/15.1.0/include/ISO_Fortran_binding.h にあります。

C プログラム内でこのヘッダー・ファイルにアクセスするには、-I オプションを指定してそのプログラムをコンパイルする必要があります。例えば、myprogram.c をコンパイルするには、次のように入力します。

xlf myprogram.f -I/opt/ibm/xlf/15.1.0/include

次のように XL Fortran を使用してリンクすることで、必要なライブラリーが確実にリンクされるようにする必要があります。

xlf2008 myprogram.o