共有ディスク上のソフトウェアのディスカバー (BigFix シナリオ)

共有ディスクにインストールされているソフトウェアをディスカバーするには、インフラストラクチャー内に存在するディスクを特定します。 次に、ご使用の環境に最も適したこれらのディスクのスキャン方法を選択します。

共有ディスク上でディスカバーされたソフトウェアは、その共有ディスクがマウントされているすべてのコンピューターで報告されます。 これにより、ディスカバーされたソフトウェアに対して計算されるライセンス・メトリックの使用状況が増加します。 共有ディスクがマウントされているすべてのコンピューターでソフトウェアが報告される場合は、共有ディスクがアンマウントされた場合でも、その内容がレポート期間全体のライセンス・メトリック使用状況に引き続き反映されます。

最適化モード

最適化モードは、単一の共有ディスクが多数のコンピューターにマウントされている共有ディスクを頻繁に使用する環境にお勧めします。

このモードのスキャン方法には、自動および手動 の 2 種類があります。 自動モードは、設定や保守が比較的簡単であるため、こちらを使用することをお勧めします。 ただし、このモードでは環境内に存在するすべての共有ディスクがスキャンされます。 選択した共有ディスクのみをスキャンする場合は、手動スキャンを使用してください。

重要: 共有ディスクの自動スキャンと手動スキャンを同時に使用しないでください。

自動スキャン

この方法では、共有ディスクがマウントされたコンピューターのうち 1 台が、ディスクをスキャンしてインストールされたソフトウェアをディスカバーするように自動的に指定されます。 データは、同じ共有ディスクがマウントされているすべてのコンピューターに取り込まれます。 最上位からすべての子レベルのディレクトリーまで、すべてのディスクがスキャンされます。 コンピューターに子レベルのディレクトリーのみがマウントされている場合、そのディレクトリーは再スキャンされません。 最上位ディレクトリーのスキャンに基づいてデータが取り込まれます。 詳細な手順については、 ステップ 2a: 最適化モード-リモート共有ディスクの自動スキャン (BigFix シナリオ)を参照してください。

手動スキャン

この方法の結果は自動スキャンと同じです。 ただし、より多くの手動設定が必要になります。 この方法では、同じディスクがマウントされたコンピューターだけを含むコンピューター・グループを作成します。 次に、そのグループ内のいずれか 1 台のコンピューターをスキャンして、ソフトウェア・テンプレートを作成します。 最後に、そのディスクがマウントされているすべてのコンピューターでそのテンプレートを共有します。

スキャン対象コンピューターの選択は、一部のコンピューター・グループがオーバーラップしているかどうか、および同じ共有ディスクにアクセスするコンピューターが異なるオペレーティング・システム上で実行されているかどうかによって異なります。 詳細な手順については、 ステップ 2b: 最適化モード-リモート共有ディスクの手動スキャン (BigFix シナリオ)を参照してください。

基本モード

基本モードは、1 台または少数のコンピューターに単一の共有ディスクがマウントされている環境で使用することをお勧めします。 このモードでは、ディスカバーされたすべての共有ディスクが、その共有ディスクがマウントされているすべてのコンピューターによってスキャンされます。 多くのコンピューターが同じ共有ディスクをスキャンする場合は、ディスクのパフォーマンスが低下します。 詳細な手順については、 ステップ 2c: 基本モード-リモート共有ディスクのスキャン (BigFix シナリオ)を参照してください。