メインストリーム SSD での AIX 電源ゲージ・コマンドの使用

AIX® オペレーティング・システムの電源ゲージ・コマンドを使用してメインストリーム・ソリッド・ステート・ドライブ (SSD) 内の残余寿命を確認する方法について説明します。

このタスクについて

AIX オペレーティング・システムの電源ゲージ・ツールを使用するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. システムに論理区画がある場合、SSD を所有している論理区画からこの手順を実行してください。
  2. AIX コマンド行で、以下のコマンドを入力して Enter を押します。

    /usr/lpp/diagnostics/bin/pdiskfg -d pdiskX。ここで、X はメインストリーム SSD の物理ディスク (pdisk) 番号です。

  3. 「残余寿命ゲージ (Life Remaining Gauge)」フィールドの値は 2 パーセント以下ですか?
    • はい: 次のステップに進みます。
    • いいえ: メインストリーム SSD は、使用可能な書き込み操作数の状況の変化を報告していません。
  4. 「残余寿命ゲージ (Life Remaining Gauge)」フィールドの値は 0 パーセントですか?
    • はい: ステップ 5 に進みます。
    • いいえ: ステップ 6 に進みます。
  5. メインストリーム SSD が、サポートされている書き込み操作数の限度に達しました。SSD への書き込み操作はだんだん低速になり、ある時点で SSD は読み取り専用ドライブになります。オペレーティング・システムが読み取り専用ドライブに対して書き込むと、書き込み操作はリジェクトされ、オペレーティング・システムはそのドライブで障害が発生したと見なします。例えば、オペレーティング・システムが、RAID アレイ内にあるドライブに書き込みをして、かつ書き込み操作がリジェクトされた場合、そのアレイは無防備な状態になります。 通常の書き込み操作をサポートするためには、ドライブを取り替える必要があります。

    メインストリーム SSD の取り替えは、システムの契約条件によって、システムのサービス・レベルの資格ではカバーされない場合があります。メインストリーム SSD について詳しくは、メインストリーム・ソリッド・ステート・ドライブを参照してください。これで手順は終了です。

  6. メインストリーム SSD が、サポートされている書き込み操作数の限度に近づいてきています。現時点で、サービス・アクションは不要です。
    注: メインストリーム SSD が、サポートされている書き込み操作数の限度に達した後、SSD への書き込み操作はだんだん低速になり、ある時点で SSD は読み取り専用ドライブになります。通常の書き込み操作をサポートするためには、ドライブを取り替える必要があります。メインストリーム SSD の取り替えは、システムの契約条件によって、システムのサービス・レベルの資格ではカバーされない場合があります。メインストリーム SSD について詳しくは、メインストリーム・ソリッド・ステート・ドライブを参照してください。これで手順は終了です。