PowerVM Enterprise Edition
PowerVM® Enterprise Edition には、PowerVM Standard Edition のすべてのフィーチャーのほか、Active Memory™ Sharing および Live Partition Mobility という 2 つの機能が組み込まれています。
PowerVM Enterprise Edition には、PowerVM Edition ハードウェア・フィーチャーの以下のコンポーネントが含まれています。
- PowerVM Active Memory Sharing
- Micro-Partitioning® テクノロジー
- Live Partition Mobility注: ファームウェア・レベル 7.3 以降の POWER7® プロセッサー・ベースのサーバーでは、Trial Live Partition Mobility を使用して無料で Live Partition Mobility を評価することができます。 Trial Live Partition Mobility には起動コードが必要です。 Trial Live Partition Mobility を使用するには、PowerVM Standard Edition の有効なライセンスと現行のソフトウェア保守契約が必要です。
- 区画の中断および再開は、ファームウェアがレベル 8.4.0 以降の場合は、POWER8® プロセッサー・ベースのサーバー上でサポートされます。
- N-Port ID Virtualization (NPIV)
- PowerVM NovaLink
- リモート再始動
- 共用プロセッサー・プール
- 共用記憶域プール
- シングル・ルート I/O 仮想化 (SR-IOV)
- シン・プロビジョニング
- Virtual I/O Server (VIOS)
- Power Virtualization Performance (PowerVP™)注: PowerVP では、ファームウェアはレベル 7.7 以降である必要があります。
- 仮想ネットワーク・インターフェース・コントローラー・アダプター
Enterprise Edition は、IBM® Power Systems™ サーバーで使用できます。Standard Edition と同様に、ハードウェア管理コンソール (HMC) 環境では、システムが HMC によって管理されているため、IVM は使用不可です。HMC によって管理されていないサーバーの場合、VIOS が管理区画となり、システムの管理を支援するために IVM を提供します。
PowerVM Edition ハードウェア・フィーチャーを使用可能にするには、起動コードが必要です。 最初のシステム・オーダーでフィーチャーを指定すると、そのフィーチャーのコンポーネントをサポートするようにファームウェアが活動化されます。 フィーチャーをサーバーとは別にオーダーする場合は、HMC、 または IVM を使用してコードを入力することができます。このコードは、PowerVM Standard Edition の起動コードとは異なります。 例えば、以前に Standard Edition を購入し、システム上でフィーチャーを使用可能にしている場合があります。 ここで、区画を 1 つのシステムから別のシステムに移動する機能を使用したいものとします。このためには Enterprise Edition を購入し、その Enterprise Edition に起動コードを入力しなければなりません。