磁気テープ・ドライブのステータス・ライトを見て、そのドライブの作動状況を識別する必要がある場合があります。 このトピックの情報を使用して、この作業を実行します。
インデックス番号 | 説明 |
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1 | イジェクト・ボタン |
2 | 作動可能 LED |
3 | 暗号化 LED |
4 | 障害 LED |
5 | 1 文字ディスプレイ (SCD) |
6 | SCD ライト |
モード | SCD | 作動可能 LED (緑色) | 障害 LED (オレンジ色) |
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操作 | ブランク | オン | オフ |
操作モードでの活動 (テープ活動) | ブランク | 明滅 | オフ |
保守 | 文字の点灯 | オフ | オン |
保守選択の実行 | 文字の明滅 | オフ | オン |
エラー状態 | 文字の点灯 | オフ | 明滅 |
電源オン / リセットの初期化 | ランダム・セグメント | オフ | オン |
次の表は、ステータス・ライトおよび 1 文字ディスプレイ (SCD) の状態をリストしており、各状態の意味を説明しています。
緑色の作動可能ステータス・ライトの状態 | オレンジ色の障害ステータス・ライトの状態 | SCD の状態 | SCD ドットの状態 | 意味 |
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オフ | オフ | オフ | オフ | ドライブに電源が供給されていないか、電源がオフです。 |
緑色/点灯 | オフ | オフ | オフ | ドライブの電源はオンでアイドル状態です。 |
緑色で明滅 (1 秒につき 1 回) | オフ | オフ | オフ | ドライブは、磁気テープからの読み取り中、磁気テープへの書き出し中、磁気テープの巻き戻し中、磁気テープ上のデータの探索中、磁気テープの読み込み中、あるいは磁気テープのアンロード中です。 |
緑色で明滅 (1 秒につき 1 回) | オフ | オフ | オフ | 電源サイクル中にドライブにカートリッジが含まれている場合、ドライブは POST を完了してからゆっくりと磁気テープを巻き戻します (このプロセスには、最大で 10 分間かかります)。 ドライブがリカバリーを完了してカートリッジをイジェクトすると、このライトは明滅を停止して点灯します。 |
オフ | オレンジ色/点灯 | エラー・コードまたは保守モード機能を表示 | オン/オフ | ドライブは、SCD 上にエラー・コード・ログからのエラー・コードを表示します。エラー・コードおよびメッセージについては、表 3 を参照してください。 |
オフ/オン | オフ/オン | ランダム・セグメントを表示 / ブランク / ランダム・セグメントを表示 / 8 を表示 / ブランク | オフ | 電源オンの間、あるいはドライブのリセット中に、以下のようにドライブの進行状況がドライブ・フロントパネルに表示されます。
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オフ | オレンジ色/点灯 | 0 を表示 | オフ/オン | ドライブが保守モードに入っている、あるいは保守モードを終了しています。 |
オフ | オレンジ色/点灯 | 選択機能が明滅 | オフ/オン | ドライブは保守モード中に選択した機能を実行しています。 |
オフ | オレンジ色で明滅 (1 秒につき 1 回) | エラー・コードを表示 | オフ | エラーが発生し、ドライブまたはメディアは保守あるいはクリーニングが必要です。 |
オフ | オレンジ色で明滅 | C を表示 | オフ | ドライブはクリーニングが必要です。 |
オフ | オレンジ色で明滅 | 2 を表示 | オフ | ドライブはファームウェアの更新中です。 |
オフ | オレンジ色で明滅 (1 秒につき 2 回) | オフ | オフ | ドライブがエラーを検出し、ファームウェア・リカバリーを実行中です。 自動的にリセットされます。 |
オフ | オレンジ色/点灯 | C を表示 | オフ | ドライブがカートリッジの読み込みを要求しています。 |
オフ | オレンジ色で明滅 (1 秒につき 2 回) | オフ | オン | フラッシュ・メモリー内にドライブ・ダンプがあります。 |
エラー・コード | 原因およびアクション |
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0 | 発生しているエラーはないため、アクションは不要です。
診断の実行が終了し、何もエラーが発生しなかった場合、このコードが表示されます。
注: 磁気テープ・ドライブの通常動作中は、1 文字ディスプレイに何も表示されません。
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1 | 温度の問題です。磁気テープ・ドライブは、推奨される稼働時温度を超えたことを検出しました。以下の 1 つ以上のアクションを実行してください。
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2 | 電源の問題です。磁気テープ・ドライブは、外部給電が指定の電圧制限の範囲外であることを検出しました (磁気テープ・ドライブは作動していません)。
以下のアクションを実行します。
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3 | ファームウェアの問題です。磁気テープ・ドライブは、ファームウェア・エラーの発生を判別しました。以下のアクションを実行します。
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4 | ファームウェアまたはハードウェアの問題です。磁気テープ・ドライブは、ファームウェアまたは磁気テープ・ドライブのハードウェアに障害が発生したことを判別しました。
以下のアクションを実行します。
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5 | 磁気テープ・ドライブのハードウェアの問題です。ドライブは、テープ・パス・エラーまたは読み取り/書き込みエラーが発生したことを判別しました。
ドライブまたはテープの損傷を防止するために、磁気テープ・ドライブでは、現行カートリッジが正常にイジェクトされてもカートリッジの挿入が許可されません。
磁気テープ・ドライブの電源サイクルを行うか、磁気テープ・ドライブを保守モードにすると、エラー・コードがクリアされることがあります。
問題が解決しない場合は、ドライブを取り替えます。 注: ドライブを返送する前に、ドライブ・ダンプをフラッシュ・メモリーにコピーしてください。
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6 | 磁気テープ・ドライブまたはメディアのエラーです。磁気テープ・ドライブはエラーが発生したことを判別しましたが、そのエラーがハードウェアの障害であるか、テープ・カートリッジの障害であるかを分離できません。テープ・カートリッジのメディア・タイプが正しいことを確認します。
データの書き込みに伴う問題の場合: 磁気テープ・ドライブがテープにデータを書き込み中に問題が発生した場合、別のカートリッジを使用して操作を再試行します。
テープ・カートリッジを除去するか、磁気テープ・ドライブを保守モードにすると、エラー・コードはクリアされます。 |
データの読み取りに伴う問題の場合: 磁気テープ・ドライブがテープからデータを読み取り中に問題が発生した場合、以下のいずれかの手順を実行します。
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7 | メディア・エラーです。 磁気テープ・ドライブは、障害のあるテープ・カートリッジまたは無効なテープ・カートリッジが原因でエラーが発生したことを判別しました。テープ・カートリッジのメディア・タイプが正しいことを確認します。
可能な場合、そのテープ・カートリッジを別の磁気テープ・ドライブで作動させます。 別の装置での作動が失敗し、6 または 7 が表示された場合は、メディアを取り替えます。正常に作動した場合は、機能コード E (カートリッジおよびメディアのテスト) を実行します。 重要: 「カートリッジおよびメディアのテスト」診断を実行すると、問題があると思われるテープ上のデータは上書きされます。テストの実行には、スクラッチ・データ・カートリッジのみを使用してください。
テープ・カートリッジを除去するか、磁気テープ・ドライブを保守モードにすると、エラー・コードはクリアされます。
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8 | インターフェースの問題です。磁気テープ・ドライブは、磁気テープ・ドライブのハードウェアまたはホスト・バスで障害が発生したことを判別しました。 |
9 | 磁気テープ・ドライブまたは RS-422 のエラーです。磁気テープ・ドライブは、磁気テープ・ドライブのハードウェアまたは RS-422 接続で障害が発生したことを判別しました。 ライブラリーの手順を参照して、ドライブの問題を切り分けます。 磁気テープ・ドライブを保守モードにすると、エラー・コードはクリアされます。 |
A | 機能低下の作動状態です。磁気テープ・ドライブは、磁気テープ・ドライブを機能低下の作動状態にするが、使用の継続は制限しない問題が発生したことを判別しました。
問題が解決しない場合は、ドライブまたはメディアのいずれに問題があるのかを判別してください。
注: 1 文字ディスプレイがエラーを表示し続け、ステータス・ライトがオレンジ色で明滅していても、ドライブは使用可能です。磁気テープ・ドライブの電源サイクルを行うか、磁気テープ・ドライブを保守モードにすると、エラー・コードがクリアされることがあります。
問題がドライブのハードウェアによるものか、またはテープ・メディアによるものかを判別するには、以下の手順を実行します。
別のドライブでテープ・カートリッジを作動させることが不可能な場合は、以下の手順を実行します。
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C | 磁気テープ・ドライブをクリーニングする必要があります。磁気テープ・ドライブをクリーニングします。 磁気テープ・ドライブをクリーニングするか、または保守モードにすると、エラー・コードはクリアされます。 |
d | ファイバー AL_PA 競合です。このドライブではサポートされません。 |
e | 暗号化のエラーです。ドライブが暗号化操作に関連するエラーを検出すると表示されます。磁気テープ・ドライブがテープにデータを書き込んでいるとき、またはテープからデータを読み取っているときに問題が発生した場合、以下のようにしてください。
暗号鍵の変更後に最初に書き込み/読み取りを試行すると、またはドライブを保守モードにすると、エラー・コードはクリアされます。 |
E | ファイバー・ポートがオフラインです。このドライブではサポートされません。 |
F | ファイバー・チャネルのエラーです。このドライブではサポートされません。 |
J | 互換性のないメディアです。ドライブがコマンドを実行できないメディアがロードされています。 |
P | ライト・プロテクトされたカートリッジに、書き込み操作が試行されました (これには、WORM 保護されたテープへの上書き試行も含まれます)。 テープ・カートリッジのメディア・タイプが正しいことを確認します。 Ultrium-2 テープ・カートリッジへの書き込みは、Ultrium-5 磁気テープ・ドライブではサポートされていません。 テープ・カートリッジのメディア・タイプが正しい場合は、カートリッジ上のライト・プロテクト・スイッチを確認してください。ドライブは、ライト・プロテクトされたカートリッジには書き込みを行いません。 テープ・カートリッジを除去するか、磁気テープ・ドライブを保守モードにすると、エラー・コードはクリアされます。 |
上下に動く o | テープが破損しているか、テープが過剰に緩んでいます。ドライブでテープをアンロードできないか、またはテープがヘッドのパスにあることを判別できない状況が、ドライブで発生しています。手操作による介入が必要です。 |
8 の形 | 中間テープ・リカバリーです。ドライブは、ドライブ内にあるテープの電源サイクルからリカバリーしています。 この 8 の形は、完了するまでの進行状況を示す 10 パーセントごとのカウントダウン (9、8、7、6、5、4、3、2、1) で分断されています。 |