概要
IBM® Virtual Storage Extended (z/VSE®) は、従来型のバッチ処理およびオンライン・トランザクション処理のアプリケーションで使用される、IBM Z®プラットフォーム用のオペレーティング・システムです。z/VSEはオンライン・トランザクション処理機能、安全性、接続性を備えており、Webベースのビジネス・ソリューションを使用して異機種混合環境に容易に統合できます。単体でも、異機種種混合環境でも使用可能です。オープンな業界標準を採用しているため、柔軟な統合が可能です。
z/VSEを使用すると、既存のソリューションをコネクターで拡張して、 Linux on IBM Zやその他のプラットフォーム上のアプリケーションにアクセスしたり、他のプラットフォームからz/VSEのリソースにアクセスしたりすることが可能になります。
メリット
中核的なz/VSEの投資の保護
機能拡張により業務の中断を最小限に抑えます。また、タイムリーなハードウェア・サポートが、お客様がビジネスを拡大し、革新的なIBMのテクノロジーを利用できるよう支援します。
統合の実現
z/VSEのビジネス・データとビジネスロジックを活用するハイブリッド・ソリューションの提供が可能になります。新しいビジネス・ソリューションは、低コスト、低リスクで、市場投入までの期間を短縮します。
成長の機会の拡大
IBM Zの機能やIBM Storage製品および機能から必要とされるものをサポートし、費用対効果に優れた中核的アプリケーションの拡張を可能にします。
z/VSEバージョン6.2の5つの主要な機能
- すべての新しい機能の活用
- より革新的なIBM Zテクノロジーの取り込み
- 追加のセキュリティー機能の提供
- より拡張されたコネクターの提供
- SCSIのみを使用するシステムの機能性向上