IBM TS2290 Tape Driveは、LTO Ultrium 9のテクノロジーを備えたハーフハイトのドライブです。 これは、 IBM Tape ポートフォリオの一部です。 IBM Storage 、またはサード・パーティー・ストレージ管理ソフトウェアを利用することで、TS2290の機能を拡張することができます。
データの急増が継続するに従い、コストとセキュリティーは、ストレージにとっての最大の課題となります。 磁気テープのテクノロジーは、低コストで大容量のデータ・ストレージ・ソリューション提供することで、あらゆる規模の企業がこうした課題に対処するのに役立ちます。
IBM TS2290 Tape Driveは、最新のLinear Tape-Open(LTO)® Ultrium®のテクノロジーを取り入れ、前世代よりもストレージ容量が増加し、カートリッジ当たりの最大容量は45 TB(2.5:1 圧縮時)となっています。 TS2290は、中小規模のビジネスにおけるクラウド、モノのインターネット、およびアクティブ・ファイル・アーカイブなどの増大するデータ需要への対応を支援する目的で設計されました。 データのバックアップや低コストのアーカイブ・ストレージが必要な場合には、優れた選択肢となります。
同じ設置スペースで1.5倍のストレージ容量が得られます。 前世代のLTOカートリッジよりも50%以上多い容量に当たる、カートリッジ当たり最大45TB(圧縮時)のストレージ容量を提供します。
IBM Linear Tape File System™(IBM LTFS)をサポートする IBM Storage Archive™によって、テープ上のデータへ容易にアクセスできます。
データ暗号化機能とWrite Once Read Many(WORM)メディアのサポートにより、セキュリティーとコンプライアンスを強化します。
デスクトップ、または、19インチ標準ラックに2台のTS2280を横並びで設置でき、スペースを最適化します。 外付けのコンパクトな筐体で、ポータビリティーに優れ、柔軟に導入できます。
IBM Storage Protect™との統合によって、ユーザーはコンテンツの並行コピーを含む、アクティブ、非アクティブおよびオフサイトのコンテンツを作成、管理、アーカイブできます。
クロスプラットフォームを使用しているMicrosoft WindowsやUNIXのオペレーティング・システムが稼働するさまざまなオープン・システムに対応し、大容量テープ・バックアップを統合します。
12Gbps SASインターフェース接続で最大350MBpsの非圧縮データ転送速度(2.5:1圧縮時で最大750MBps)を実現します。
IBM Storage Archive™により、テキスト・ベースのファイルのタグ付け、テープ用システムのLTFSへの対応、グラフィック・ユーザー・インターフェースを有効化することで、データに関するアクセスと管理を簡素化します。
12 Gbps SASインターフェースによりさまざまなオープン・システム・サーバーへの接続に対応し、2つのSASポートは単独で使用することも、標準の19インチ・ラックに取り付けることもできます。
IBM Storage Archiveにより、データを最適なコストで長期間保存し、パフォーマンスを向上させ、セキュリティーを強化する効率的な「データ・フットプリント」が作成されます。
IBM Storage Archiveと連携してパーティショニング機能を提供し、テープ・データへファイル単位でのアクセスを実現して情報の検索と更新を容易にします。
磁気テープは、互換性のあるLTOテープおよびオペレーティング・システム全体で交換可能な設計で、ファイルは容易にアクセス可能で、また他のTS2290テープ・ドライブへの転送も簡単です。
LTO Ultrium 9テープ・ドライブそのものに常駐するハードウェアの暗号化と復号化機能により、ネイティブでデータの暗号化をサポートします。
LTO 8 UltriumハーフハイトSASテープ・ドライブ1台を備え最大で162 TBまで保存できます。
最大21台までのLTO 9 Ultriumフルハイトおよびハーフハイト・テープ・ドライブを搭載でき、ストレージ容量を5.4 PBまで拡張できます。
19インチ・ラックの1Uスペースに最大4個のストレージ・デバイスを展開します。 ハーフハイトのLinear Tape-Open(LTO)Ultrium、DVD-RAMまたは取り外し可能ディスク・ドライブのパフォーマンスと容量を活用できます。