Instanaの自動可観測性、APM、インフラストラクチャー・モニタリング・プラットフォームには、自動のGoogle Compute Engine（GCE）モニタリングのサポートが含まれています。Google Compute Engine（GCE）（ibm.com外部へのリンク）は、市場で最もよく使われているホスト型仮想マシン・ソリューション（IaaSもしくは「インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス」）の1つです。GCE IaaSモニタリングを全体的なインフラストラクチャーおよびアプリケーション・モニタリングの一部として含めることが重要です。
GKEアプリケーションのパフォーマンスを最適化し、パフォーマンス管理ワークフローを自動化するために、Instanaのエンタープライズ可観測性プラットフォームは、単純なメトリックを超えて、相関関係のあるクラウド、インフラストラクチャー、およびアプリケーションの包括的なモニタリング機能を提供します。
- 動的なGoogle Compute Engineインスタンスとデプロイされたサービスのリアルタイム検出
- すべてのGCE開始イベントと停止イベントの認識
- JavaやRubyのモニタリングを含む10種類のさまざまな言語の自動コード計測
- インフラストラクチャーとアプリケーションの依存関係の自動検出とマッピング
- 仮想マシンのリソースと健全性のモニタリング
インフラストラクチャーとアプリケーションの両方に対する包括的なGCE可観測性には、仮想ホストだけでなく、仮想マシンにデプロイされた追加のインフラストラクチャー、サービス、アプリケーションに対するパフォーマンスの可視性が必要です。
Instanaは、Google Compute Engineを中心に構築されたスタック全体を監視し、アプリケーションの包括的な洞察を提供する最も迅速かつ簡単な方法です。Instanaエージェントは、すべてのGoogle Compute Engineインスタンス、デプロイされたサービス・テクノロジーを自動的に検出し、必要なモニタリング・センサーをデプロイし、アプリケーションと要求のトレースを開始します。Instanaは、GCE VMとそのサービスの健全性も自動的に判断します。
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デプロイが完了すると、Instana AgentはVM上で実行中のすべてのサービスとアプリケーションを自動的に識別し、Instanaのモニタリング・センサーを自動的にデプロイして構成します。Instanaのキュレートされた知識ベースには、収集に関連するパフォーマンス・メトリックとその収集方法が含まれています。VMとサービスの健全性を監視するために、追加のメトリックも収集されます。Instanaの自動構成はすべての関連情報を収集するため、Google Compute Engine VMの監視はかつてないほど簡単になります。
サービス全体の健全性を判断するために、Instanaのモニタリング・センサーは監視対象の環境のKPIも収集しており、その健全性を判断しています。
人工知能（AI）とキュレートされた知識ベースからの健全性シグネチャの助けを借りて、Instanaは個々のGoogle Compute Engineインスタンスとサービス・インシデントの問題を自動的に検出します。Instanaは重大度に基づいてインシデントのエスカレーションと根本原因の特定を自動化し、ユーザーが影響を受ける前に問題を解決できるようにします。
フルスタックのアプリケーション可観測性は、すべての情報（インフラストラクチャー、サービス、アプリケーション、トレースなど) を相互にフル・コンテキストで提供し、環境を横断するエンド・ユーザー要求を提供します。InstanaのGoogle Compute Engineモニタリング・センサーは、VMとオペレーティング・システムのパフォーマンスと健全性データに加えて、GCEの構成データも収集します。そのため、Instanaは構成データと変更を分析し、アプリケーションおよびサービスのパフォーマンスに関する情報と関連付けることができます。
パフォーマンスと構成に関するGoogle Compute Engineの全情報は1つのGCEモニタリング・ダッシュボードに集約され、すべての関連情報を単一の場所で見ることができるため、問題解決とパフォーマンスの最適化が容易になります。
GCE可観測性とパフォーマンスのモニタリングは、サービス・メトリックと、その他のサービスまたはデータ・ストアとの相互作用を中心に据えています。Instanaは、マルチクラウドやハイブリッドクラウドを含むあらゆる環境において、実行中のすべてのサービスとアプリケーションに関連するサービス・メトリックを自動的に識別し、収集します。
Instana GCEモニタリングには、構成データ、
パフォーマンス・データ、健全性シグネチャの3種類のデータが含まれます。
| 構成データ |
- InstanceID
- タイプ
- アベイラビリティーゾーン
- オペレーティング・システムの名称とバージョン
- メモリー
- ホスト名
- 完全修飾ドメイン・ネーム
- ネットワーク・インターフェース
| パフォーマンス・データ |
- CPU使用率
- コアあたりのCPU使用率
- システム負荷
- メモリー使用率
- デバイスごとのファイルシステム
- インターフェースごとのネットワーク・トラフィックとエラー
- プロセス・トップ・リスト
ヘルス・シグネチャ
- CPUスチール、使用、待機
- システム負荷
- ディスク・スペースの飽和
- メモリー
各種センサー情報の詳細については、Instana Google Compute Engine管理ドキュメントを参照してください。