アプリケーションの連携コネクターは、ビジネス・アプリケーションやデータ・ソースとのシンプルなやり取りを実現するデジタル・コンポーネントです。APIの開発も、イベントへのリアルタイムの反応も、コネクターを利用することで複雑さが軽減されます。一貫したユーザー・エクスペリエンスのもとで、多彩なアプリケーションを連携できます。
コネクターは、SaaS、クラウド、オンプレミスなどで稼働するエンタープライズ・システムとの汎用的な接続に対応しています。標準に基づいて一貫性を確保し、連携をオンデマンドで拡張できるようにし、保守とガバナンスに要する時間を短縮します。
App Connectには主要なアプリケーション向けの事前構築済みコネクターが数百種類用意されており、CRM、プロダクティビティー、クラウド・サービス、データベースなどのアプリケーションに対応しています。またカスタム・アプリケーションやレガシー・アプリケーション向けの独自のコネクターの作成も可能で、接続が必要なときにいつでも再利用できます。
Amazon SNS、Amazon EventBridgeなどのさまざまなAWSサービスと接続し、対話することで、AWSと外部システムとの相互運用性を高めることができます。
Salesforce CRMと外部システムを接続して、データの同期、リアルタイム通信、ワークフローの自動化を促進します。
Microsoft Teams、Azure、Dynamics 365などのさまざまなMicrosoftのサービス、また外部システムやアプリケーションと接続し、対話できます。
Connector Development Kitの使用を開始するには、IBM Automation Explorerに移動し、ナビゲーション・バーで「Connector Development Kit」を選択し、指示に従ってアカウントを作成します。
Connector Development Kitを使用すると、ゼロから、または接続を設定するアプリのOpen APIドキュメントを使用して、独自のコネクターを作成できます。
Open APIドキュメントを使用してコネクターを作成する – コネクターを作成する最も簡単で迅速な方法です。OpenAPIドキュメントのv2またはv3仕様さえあれば作成を開始できます。ドキュメントをインポートしたら、必要に応じてコネクターをカスタマイズできます。
コネクターをゼロから作成する – OpenAPIドキュメントがない場合は、コネクターを最初から作成するオプションがあります。このオプションを選択する場合は、アプリケーションのREST APIを十分に理解している必要があります。
コネクターをダウンロードするには、次の手順を実行します。
Connector Development Kitのホームページから、使用したいコネクターを見つけます。
コネクターが完了としてマークされていることを確認します。
コネクタータイルで、3点のメニューアイコンをクリックします。
「ダウンロード(Download)」をクリックします。ダウンロードするかどうかを確認する新しいウィンドウが表示されます。コネクターを.carファイルとしてローカル・マシンにダウンロードします。
App Connectにインポートします。App Connectインスタンスのコネクター・カタログに移動し、「コネクターまたはAPIをインポート(Import connector or API)」をクリックします。
コネクターを公開するには、次の手順を実行します。
Connector Development Kitのホームページから、使用したいコネクターを見つけます。
コネクターが完了としてマークされていることを確認します。
コネクター・タイルをクリックします
メニューアイコンをクリックします
「公開(Publish)」をクリックします。新しいウィンドウが表示され、IBM Automation Explorerで使用可能になる前にIBMによるコネクターの審査と承認が行われることが示されます。
パブリッシャーとWeb サイトフィールドに入力します
「公開(Publish)」をクリックします。コネクターを公開すると、ユーザーが IBM Automation Explorer でコネクターにアクセスできるようになります。Connector Development Kitで作成されたコネクターはコミュニティー・コネクターと呼ばれます。