IBM Power Virtual Serverによるクラウド移行加速プログラムの発表

金融サービス企業のオフィスで、CEOがビジネス開発マネージャーと意見を交わす様子

変化の速いデジタル環境の中で、企業は運用効率の向上、インフラストラクチャーの拡張、データのセキュリティー強化を実現する方法を常に模索しています。クラウドは、柔軟性、拡張性、コスト効率を提供する重要な選択肢として定着しています。しかし、クラウドとオンプレミス環境の論理的な同等性を確保しながら、企業のワークロード、データ、アプリケーションを移行するのは容易ではありません。こうした課題に対応するため、IBMは、お客様のインフラストラクチャーのモダナイズと、IBM Power Virtual Serverを活用したIBM Cloudへの迅速な移行を支援する新たな取り組みを発表します。

移行加速プログラムを提供する理由

クラウド移行加速プログラムは、オンプレミスのPowerワークロードをPower Virtual Serverへ移行する際の評価と意思決定を、よりシンプルかつ迅速に進めるために設計されています。本プログラムは、テクノロジー変革を進める上で、より適切な判断を行えるようお客様を支援します。

  • プロセスの効率化:移行加速プログラムでは、具体的なガイダンス、包括的なビジネスおよび技術計画、IBMの導入および移行の専門家による戦略的支援を含むプロセスを提供します。本プログラムは、クラウド移行のニーズを持つ多くの企業に採用されています。
  • IBM Expert Labsによる専門的なガイダンス:お客様は、IBM Cloud向けに設計された実証済みの移行パターン、コード、ツール、展開可能なアーキテクチャーにアクセスできる技術の専門家から支援を受けられます。移行能力と専門性を高めるための技術トレーニング、認定資格、アセスメントも利用できます。これにより、お客様はPower Virtual Serverへの移行を進めるために必要なリソースと支援を得られます。
  • 計画的で体系的:クラウド移行加速プログラムでは、ワークロードをクラウドへ移行するための体系的なプロセスを通じてお客様を支援します。アセスメント、計画策定、価値検証(PoV)を行うパイロット用ワークロードが含まれます。また、現状把握、計画、ソリューション設計のワークショップを実施し、段階的な協働モデルに沿って進めます。
  • コスト削減:移行コストの負担を軽減するための金銭的インセンティブを利用できます。IBMはIBM Cloudクレジットとしてインセンティブを提供し、移行コストの最大50%をカバーします。[1]本プログラムの対象となるには、IBM Enterprise Savings Planを利用している必要があります。

ワークロードとアプリケーションをクラウドへ移行することは、ビジネスの変革につながる一方で、大きなコストがかかる場合があります。しかし、IBM Power Virtual Serverを活用したクラウド移行加速プログラムは、コスト効率と効率性の両面を考慮した方法でクラウド移行を進めるための有効な選択肢です。IBMは、移行プロセス全体を通じて費用面の懸念に対応し、必要なリソースと専門知識へのアクセスを提供することで、スムーズで経済的な移行を支援します。

クラウドに移行する理由

ワークロードのクラウド移行を検討する理由はいくつかあります。

  • リプラットフォームなしでPowerワークロードをモダナイゼーション:既存のスキル、ツール、プラットフォームを手放すことなくPowerインフラストラクチャーをモダナイゼーションできます。シームレスな移行を想定した設計です。
  • インフラストラクチャーのコスト削減:クラウドへ移行することで、オンプレミス・インフラストラクチャーの維持・更新に伴う備投資を削減できます。従来のデータセンターでは、設備、冷却システム、電源、運用担当者などに多額の投資が必要です。一方、IBM Cloudは従量課金モデルで提供されるため、企業は使用した分のリソースに対してのみ支払います。このコスト効率により、IT予算をイノベーションや成長に向けた取り組みに振り向けやすくなります。
  • 柔軟性の向上:ワークロードをクラウドへ移行することで、変化するビジネス要件に応じてリソースを拡張・縮小できるようになります。従来のオンプレミス・インフラストラクチャーでは、需要の変動やユーザーアクセスの急増に対応しきれない場合があります。クラウドなら、リアルタイムの要件に合わせてリソースを拡張・縮小できます。
  • ビジネス成果の向上:インフラストラクチャーのモダナイゼーションは、具体的なビジネス成果につながります。運用をクラウドに移行することで、クラウド本来の伸縮性により俊敏性を高められます。チームは新しい環境を迅速に作成し、アイデアを試し、レガシー・システムだけでは実現できないスピードでイノベーションを推進できます。
  • 従業員の生産性向上と加速:移行により、インフラストラクチャー管理に費やす工数を別の業務に振り向けられ、開発サイクルの短縮にもつながります。

メリットを活かす

IBM Power Virtual Serverを活用したクラウド移行加速プログラムにより、企業はワークロードをクラウドへ移行できます。IBMの専門知識、インセンティブ、方法論により、組織はオンプレミスのPower環境をIBM Power Virtual Serverへ移行できます。本プログラムは、移行を成功に導くための包括的な計画策定と戦略的支援を提供します。移行加速インセンティブは、費用面の懸念に対応し、スムーズでコスト効率の高い移行を後押しします。

IBM Power Virtual Serverは、優れた主要な機能、拡張性、セキュリティー機能を提供するように設計されています。移行に特化したツールとサービスにより、移行プロセスを簡素化できるよう設計されています。IBM Power Virtual Serverとクラウド移行加速プログラムで、クラウドの可能性を活かしませんか。

参照

執筆者

Bill Singleton

Vice President

Cloud Deployment & Onboarding

Ming Christensen

Director of Product Management (Power and SAP)

Terry Thomas

Director

Product Management - Power Systems Virtual Server

脚注

[1]IBM Enterprise Savings Planを利用しているお客様は、IBM Cloudサービスで利用できるPromo Creditインセンティブを申請することで、クラウド移行コストを抑えられます。Promo Creditは、移行プロセス開始から6カ月以内に発行され、年間の移行コストに基づく段階的なモデルで算出されます。Tier 1(年間コストがUSD 50万以上)では移行コストの50%、Tier 2(年間コストがUSD 25万~USD 50万)では35%、Tier 3(年間コストがUSD 15万~USD 25万)では25%に相当するクレジットが付与されます。