ストレージ・オプション

IBM Cloud® Object Storageには、ストレージ・コストを効果的に管理しながら幅広いデータ・ストレージとアクセスのニーズに対応するよう設計された、さまざまなストレージ・クラスが用意されています。

Smart Tier- あらゆるワークロードに対応していますが、不明および変化するデータ・パターンに最適です。Smart Tierは、自動層分類とコスト最適化による簡素化された料金体系構造を提供し、毎月最適なストレージ・コストを確保します。

Standard、Vault、Cold Vault - データ・アクティビティーがより予測可能で一貫性がある場合に使用するよう設計されており、アクティブ、当面非アクティブ、コールドの各データのデータ・アクセスのニーズを満たすためにこれらのストレージ・クラスを選択できます。

Archive- データのライフサイクルを簡単に管理し、長期データ保存のためIBM Cloud Object Storage Archiveにデータを自動的に階層化してストレージ・コストを削減するよう設計されています。

層とアーカイブを表す青、ティール、グレーの円のアイコン

Smart Tier

Smart Tierは、データの動的な性質に対応しています。データの使用方法は、月によって、さらに時間の経過とともに変化することがあります。Smart Tierなら、間違ったストレージ・クラスを選択した場合や、時間の経過とともにデータ・アクティビティーを変更しなければならない場合のコスト超過について心配する必要はありません。データをSmart Tierに保管するだけで、自動的に毎月最適なストレージ・レートで請求されます。ストレージの自動コスト最適化は、データ・アクティビティーに基づく組み込み料金体系層分類を使用して適用されます。

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Smart Tier: 主要な機能

1. Smart Tierストレージ・バケットを作成し、データ・アクティビティーが追跡される

IBM Cloud Object StorageでSmart Tierバケットを作成してから、オブジェクトをアップロードして管理します。データ・アクティビティーはその月の間追跡されます。

2. 自動の料金体系層分類

各月の請求サイクルの終わりに、Smart Tierはユーザーが保管したデータをデータ・アクティビティーに基づいて3つの組み込み層「ホット」、「クール」、「コールド」のいずれかに分類します。

3. 最適化された毎月の請求

毎月、Smart Tierに保管されているデータ全体にわたって、ホット、クール、コールドのいずれかのレートで適切に請求されます。

より予測可能なデータ・アクティビティー向けのストレージ・クラス

Standard(アクティブ・データ向け)

アクセス頻度が1カ月に複数回のアクティブ・データに使用されます。データは必要に応じてすぐに使用可能です。取得されたデータに対しての課金はありません。一般的なユースケースには、モバイルとWebコンテンツのストリーミング、DevOps、分析、コラボレーション、およびアクティブ・コンテンツのリポジトリーが含まれます。

Vault(当面非アクティブなデータ向け)

アクセス頻度が1カ月に1回未満の当面非アクティブなデータに使用されます。データは必要に応じてすぐに使用可能です。データの読み取りには、低い取得料金が適用されます。Vaultには、アクセス頻度が低い、それほどアクティブでないデータでのこのサービスの使用意図に合わせた、オブジェクト・サイズとストレージ期間のしきい値が含まれています。一般的なユースケースには、バックアップおよびデジタル資産の保存が含まれます。

Cold Vault(コールド・データ向け)

アクセス頻度が1年に数回のコールド・データに使用されます。データの読み取りには、より高い取得料金が適用されます。Cold Vaultには、コールドである非アクティブ・データの保管でのこのサービスの使用意図に合わせた、オブジェクト・サイズとストレージ期間のしきい値が含まれています。一般的なユースケースには、高いコスト効果での保管を必要とするが必要な場合には高速アクセスが要求される、長期バックアップ、科学データなどの大規模なデータ・セットの保存や、古いメディア・コンテンツが含まれます。

データのアーカイブ

IBM Cloud Object Storage Archiveは低コストのストレージ・オプションであり、コンプライアンス要件やビジネス要件など、ほとんどアクセスされず、長期保存が必要なデータのために使用するよう設計されています。お客様は、ストレージ・クラス(Smart Tier、Standard、Vault、Cold Vault)のいずれかのオブジェクト・ストレージ・バケットに書き込まれたオブジェクトのアーカイブ・ポリシーを適用することにより、データ・ライフサイクルを管理できます。指定された期間が過ぎると、オブジェクトは自動的にアーカイブされます。アーカイブ後は、必要に応じてオブジェクトの一時コピーをリストアできます。

層とアーカイブを表す青、ティール、グレーの円のアイコン

アーカイブのメリット

最小限の費用

アーカイブは、ストレージ費用を抑えるためのオプションです(データ・ストレージが$0.002/GB/月、リストアが$0.02/GB)。規制やコンプライアンス要求、科学分野における大容量データの保存、IoTなど、大量のデータのアーカイブをサポートします。

アーカイブ・ポリシーを使用したデータ移行

アーカイブは既存のIBM Cloud Object Storageのモデル(Standard、Vault、Cold Vault)と並行して機能し、期間に基づくポリシーによりデータ(オブジェクト)をアーカイブに移動させることで、ストレージ費用を削減することができます。アーカイブされると、お客様は必要に応じて自分のオブジェクトの一時コピーを復元(リストア)できます(リストア時間は最大で15時間かかる場合があります)。

簡素化されたAPI

IBM Cloud Object Storage APIを、S3 API構成のサポートと共に、移行のライフサイクルおよび復元用に使用できます。また、IBM Cloud Object Storage SDKを使用して独自のアプリケーションを作成することもできます。