システム選定の過程でIBMに相談したところ、非常に的を射たアドバイスを得ることができました。IBMと組めば我々が実現したいシステムの構築が可能なのではないかと考えました

大阪ガス株式会社 ガス製造・発電・エンジニアリング事業部 計画部 ビジネスイノベーションチーム 副課長 宮岡 優氏(宮岡氏の所属と役職は2021年3月のガス製造・発電・エンジニアリング事業部所属時のもの)

[お客様課題]

大阪ガスとDaigasガスアンドパワーソリューションは都市ガス製造所の保全業務の効率化を進めるべく、2019年度から検討を進めてきました。保全業務では書類や業務用途別の個別の管理ソフトを多数用いており、各資料の間での転記作業が煩雑であり、情報が散在していることによって属人化が進展していました。さらに、保全業務に関わる手続きや届出は非常に煩雑で、経験の浅い担当者では対応が難しく、業務効率が低下していました。また、書類を中心とした決裁では、協力会社も含めて面対での書類のやり取りや打ち合わせが必要であり、決裁手続きの滞留が発生しやすくなっていました。そこで、保全業務の各プロセスの情報をシステムで一元管理し、標準的なワークフローに沿って、経験の有無にかかわらず誰もがより効率的に業務を遂行できるようにしたいと考え、システム化に取り組みました。

[ソリューション]

IBM Blueworks LiveとIBM Cloud Pak for Business Automationを用いたIBMの提案内容が、大阪ガスが保全業務のシステム化に向けて求めていたコンセプトと一致していたことと、保全業務の標準化、効率化についてIBMから的を射たアドバイスを得たことが決め手となり、大阪ガスはIBMのソリューション提案を受け、検討を開始しました。保全業務のシステム化プロジェクトは2019年度上期にスタートし、IBM Blueworks Liveを用いて、自分たちで業務ワークフローを描写し、そのワークフローをIBMのコンサルタントと共有して業務改善に向けた方向性を詳細にすり合わせ、お互いに齟齬がない状態で迅速にプロジェクトを進めました。

[効果/将来の展望]

2021年3月、保全業務プラットフォームは運用を開始し、設備保全の現場で好評を得ています。まだ動き始めたばかりで定量的な効果を測れる段階には達していませんが、①間接業務の負荷低減で一定程度の業務効率化、②従前は書類や個別の管理ソフトなどでばらばらに管理されていた予算や工程などのデータがシステムに一元化され、関係者全員で活用できるようになることで、設備保全そのものの品質が向上、③標準的なワークフローによって「誰でもできる化」を実現し、保全業務の属人化からの脱却、という3つの効果が期待されています。大阪ガスとDaigasガスアンドパワーソリューションはさらに先を見据えて、システムの機能拡張の検討に入っています。

[製品・サービス・技術 情報]
当事例で使用されている主な製品・サービスは下記の通りです。
IBM Blueworks Live
IBM Cloud Pak for Business Automation
公益デジタル化コンサルティング・サービス

当事例に関する図表を含めた詳細な情報は、下記「PDFダウンロード」よりご覧いただけます。

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