GrabTV社は、100年の歴史を持つ業界で、従来、情報伝達が一方向であったテレビに双方向通信を可能にした新製品、Television Commerce(T-Commerce)という画期的なプラットフォームを提供することで、これまでのテレビ・ショッピングを変革したいと考えていました。。
この野心的なプロジェクトでは、テレビ視聴者側のアプリケーション、モバイル・アプリケーション、管理ツール、ダッシュボード、サーバーなど、複数のコンポーネントを連携する必要がありました。しかし、この有望な概念実証(POC)を商業的に実現可能な製品に変換するには、特に拡張性と潜在的な投資家にとっての魅力という観点で、大きな障害がありました。経営陣は、将来の成長機会を妨げうる制限を懸念し、柔軟性のないシステムに過度に依存せずに、重要なテクノロジーを選択することに苦労していました。
これらの問題に対処するため、GrabTV社は、デザイナー、エンジニア、製品スペシャリストなど、部門横断的な専門家で編成されるチームに重点を置いた戦略的アプローチを採用しているIBM® の傘下企業であるDialexa社に相談しました。
チームは、変動的な要件に柔軟に適応できる、堅牢かつ俊敏なフレームワークの構築に最優先に取り組みました。Dialexa社は、在庫管理、支払い処理、ユーザー認証などのサードパーティー・サービスを活用することで、長期的な負担を最小限に抑え、全体的な汎用性を高めました。さらに、包括的なワークショップにより詳細な計画策定セッションが促進され、投資を確保するために不可欠な綿密なロードマップ、直感的なユーザー・インターフェース、基本的な機能が明確になりました。
Azure DevOps、.NET 6、ASP.NET Web API、React、TypeScript、Tailwind CSSなどのテクノロジーを採用することで、プラットフォーム間のシームレスな統合が促進されました。
Dialexa社のDigital Product Engineeringでカスタマイズされた戦略は、GrabTV社が目覚ましいマイルストーンを迅速に達成する上で重要な役割を果たしました。プロジェクト初期段階での障害にもかかわらず、このコラボレーションはわずか9カ月で大きな成果を上げ、最終的には、テスト段階でユーザー・エンゲージメント率96%という驚異的な記録を出すなど、極めて印象的な結果を残すパイロット・プログラムとなりました。さらに、GrabTV社は、新たに開発したインフラストラクチャーに固有の動的な機能を利用し、予定よりかなり早い段階で大型投資家による支援を獲得しました。
また、GrabTV社は、Dialexa社との継続的な取り組みにより、今後は、機能のさらなる改良、運用効率の向上、新たなトレンドに沿った持続的なイノベーションの確実が実現により、次世代のテレビ小売インタラクションの先駆者となることを目指しています。
GrabTV社(ibm.com外部へのリンク)は、インタラクティブで有益かつ刺激的なテレビ・ショッピング体験を提供する世界トップクラスのプロバイダーで、比類ない利便性と価値を提供しながら、ブランドと消費者の真のつながりを育んでいます。
© Copyright IBM Corporation 2025.IBM、IBMのロゴ、およびDialexaは、米国およびその他の国または地域におけるIBM株式会社の商標または登録商標です。本資料は最初の発行日時点における最新情報を記載しており、IBMにより予告なしに変更される場合があります。IBMが事業を展開している国または地域であっても、特定の製品を利用できない場合があります。
引用または説明されているすべての事例は、一部のクライアントがIBMの製品を使用し、達成した結果の例として提示されています。他の運用環境における実際のパフォーマンス、コスト、節約、またはその他の成果は異なる場合があります。
MicrosoftおよびMicrosoft Azureは、米国およびその他の国々におけるMicrosoft社の商標です。