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お客様事例
EDEKA社
EDEKA Rhein-Ruhr社は、社内のサポート・チームのために、さまざまなソースから複数のフォーマットで集まる情報へのアクセスを効率化し、簡素化したいと考えていました。この最初のお客様事例では、統合AIプラットフォームを導入して、構造的かつ効率的な方法でAIアプリケーションを展開することに成功した同社の事例をお伝えします。
EDEKA社は、IBM® Client EngineeringおよびIBM Expert Labsと共同でパイロット・テストを行い、同社が店舗で使用しているソフトウェア・システムのサポート状況を改善するために、生成AIを応用できるかを検討しました。
共同チームはIBM® Watson DiscoveryとIBM watsonx.aiを組み合わせて、マニュアル文書、技術文書、その他のソースからナレッジ・ベースを作成し、それらをWatson Discoveryサービスに取り込みました。Watson Discoveryがユーザーのクエリに対応して返した複数の文章が、大規模言語モデル(LLM)の入力となりました。その後、チームはwatsonx.aiプラットフォームを使用してLLMを適用し、Discoveryからの該当する入力内容とユーザーのクエリに基づいて、適切な回答を生成しました。さらに、Vueフレームワークを使用してカスタム・アプリケーションが構築されました。このアプリには、検索入力、結果の表示、関連する文書やテキストの一節の表示などの機能が与えられました。こうして開発されたソリューションを使用することで、問題解決にかかる時間が劇的に短縮されました。ソリューションのROIは3ヶ月未満です。
ソリューションのROI
このパイロットの成果は、2つの段階で現れました。 最初の段階では、IBM Watson Discoveryを使用して、既存の顧客ドキュメントをすべて構造化して理解するソリューションが実装されました。 次の段階では、スケーラブルなミドルウェア・プラットフォームとしてIBM watsonx.aiを搭載した生成AIを活用し、ユーザーがシステムにクエリーを実行すると、Watson Discoveryに保存され、自然言語による回答へと洗練された文書をもとに、システムが応答を生成するようになりました。
EDEKA社は、ノルトライン=ヴェストファーレン州ならびにニーダーザクセン州およびラインラント=プファルツ州の近隣地域で、独立系業者と連携しつつ、900を超える飲食料品店を運営しています。このうち700店近くがEDEKAおよびMarktkaufブランドの総合食料品店で、250を超える飲料店の大半がtrinkgutブランドに属します。食肉業のラスティング社とブッシュ・ベーカリーも、メールスに拠点を置く合資会社であるEDEKA社の傘下です。 EDEKA Rhein-Ruhr社の2022年の売上高は約59億ユーロでした。 約50,000人の従業員を擁するこの地域企業は、地域最大級の雇用および研修の場となっています。
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引用または説明されているすべての事例は、一部のクライアントがIBM製品を使用し、達成した結果の例として提示されています。実際の環境でのコストやパフォーマンスの特性はお客様ごとの構成や条件によって異なります。お客様のシステムおよびご注文のサービス内容によって結果が異なりますので、ご期待通りの結果にならない場合があります。本資料の情報は「現状のまま」で提供されるものとし、明示または暗示を問わず、商品性、特定目的への適合性、および非侵害の保証または条件を含むいかなる保証もしないものとします。IBM製品は、IBM所定の契約書の条項に基づいて保証されます。