データ準備とは?
データは貴重な資産ですが、効率的に使用するためには、ビジネスのコンテキストに合わせて調整する必要があります。データ準備とは、異種混合の未加工で乱雑なデータを、クリーンで一貫性のあるビューに変換するためのセルフサービス・アクティビティーです。そのプロセスには、データの検索、クリーニング、変換、編成、収集が含まれます。
データ準備がデータ・コンシューマーによる現状の作業の約80%にも及び、ビジネス上重要な分析のためにまとめたデータ・セットのマイニングとモデル化を行う時間が削られてしまいます。多くの企業は、データ準備をデータから価値を引き出すための主要な課題として認識しており、プロセスのスピードアップに役立つソリューションを求めています。
IBMは、個々の関係者レベルから企業規模までを対象として、自動化を使用してデータ準備の改善と迅速化を行うサービスの包括的なポートフォリオをまとめ上げました。このままご覧いただければ、お客様に最適な規模のものが見つかります。
データ準備の利点
データ変換プロセスの自動化
データ・セットのフォーマット、結合、タグ付け、およびクレンジングに関する機械学習による推奨を使用します。コーディングは不要です。
企業全体でのセルフサービス・コラボレーション
任意のソースから変換したデータ・セットを組織内の他のメンバーと共有したり、ビジネス・インテリジェンス/分析ツールで利用したりできます。
データ・ガバナンス、リネージュ、およびプライバシー・ツールへの接続性
データが規定に準拠していて、必ずビジネス価値を高めてくれるという確信のもとで作業を進めることができます。
その他の製品
データ準備機能を提供するその他の製品をご紹介します。
IBM Cloud Pak™ for Data
オンプレミスかクラウドかにかかわらず、お客様のすべてのデータを統合すると同時に、データをその発生場所でより安全に保つことができる、柔軟なマルチクラウド・データ・プラットフォームをご活用ください。
IBM Watson® Knowledge Catalog
ガバナンス・プラットフォームに統合されたこのエンタープライズ・データ・カタログを使用して、ビジネス対応のデータを素早く検索、キュレート、分類、管理、分析、共有します。
IBM Watson Studio
AutoAIを使用してデータの準備と分析を支援し、マルチモーダル・データ・サイエンス環境内でAIモデルを構築およびトレーニングできるようにします。
データ準備の関連リソース
クラウド・データレイク採用を加速するためのデータ準備の使用方法
アナリティクス、機械学習およびデータ可視化のためにデータを準備する際の俊敏性、生産性、および一貫性を向上させる6つのステップをご覧ください。
インテリジェントなデータ・カタログ作成とデータレイク・ガバナンスでビジネス対応データを提供
IBM Watson Knowledge Catalog は、データレイクの課題に対応するのに役立つ、機械学習を採用したデータ・ガバナンス・プラットフォームを提供します。

お客様ご相談窓口
初期費用やお客様の要件に合わせた構成についてもご相談可能です。
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