2024年 ナレッジモール研究: 枠を超えたワーキンググループでの共創研究活動
活動概要
ナレッジモール研究とは、企業、業界、世代の枠を超えたワーキンググループ (WG) の仲間と、自主的に、研究活動をするプログラムです。
<目的>
- IBM Community Japanのメンバー、およびIBM社員も共に、テーマに則した最新の情報の習得、スキルの向上を図るとともに、メンバー相互の交流を深める。
- 研究成果は広く公開し、「未来を創るテクノロジーで豊かな社会を実現する」ことへ貢献する。
<特徴>
- ワーキンググループは業種や職種の枠組みを越えた5~10名程度のメンバーで編成
- IBM社員がアドバイザーまたはメンバーとして参画
- 途中、中間報告で進捗を確認(4月と7月に実施予定)
- 最終成果物は「プレゼンテーション資料」「論文」「アプリケーション・ツール」などからワーキンググループごとに決定
- 最終成果物は広く公開、優秀な成果に対しては各種表彰を予定
- ワーキンググループ内の情報共有ツールとして、Slack、Box、Webexを提供
- 研究活動の基盤として、IBM Cloudを無償でご利用いただけます (※)
※ただし、利用者多数の場合は先着順、1ワーキンググループあたりの利用制限などの可能性があります。ご利用にあたっての詳細は追ってご案内します。
活動スケジュール
2024年ナレッジモール研究の活動スケジュールは以下の通りです。
<2024年の予定>
- 1月12日(金):メンバー1次募集の締め切り
- 1月31日(水):メンバー2次募集の締め切り
- 2月2日(金) 17:00~18:00:オリエンテーション
- 2月上旬:ワーキンググループ編成結果のご連絡
- 2月~9月:活動期間
- 2月15日(木) 16:00~18:00:キックオフ&第1回研究会
- 4月、7月:進捗確認として「中間報告」を予定
- 9月:成果物の提出
- 11月:成果発表会「GO UNiTE 2024」を開催予定
※ 予定は予告なく変更になる可能性があります。
2024年ナレッジモール研究:参加申し込み
IBM Community Japanメンバーの方
まだIBM Community Japanメンバーでない方
<IBM Community Japanメンバーの方>
2024年のメンバー募集は終了しました。
- 1次募集:2023年11月15日(水)~2024年1月12日(金)
- 2次募集:2024年1月15日(月)~2024年1月31日(水)
*お申し込み後の流れはこちらをご覧ください。
<まだIBM Community Japanメンバーでない方>
以下の手順でお申し込みください。
- Step1: こちらからIBM Community Japanメンバー登録を申し込む
- Step2: メンバー正式登録完了メールを受け取る
※確認等で正式登録完了まで1営業日ほどかかります。 - Step3: ナレッジモール研究への参加を申し込む
お申し込み後の流れ
-
【ナレッジモール研究オリエンテーション】
2024年2月2日(金) 17:00~18:00
参加できない方は、後日配信予定のアーカイブをキックオフまでに必ずご視聴ください。
-
【ワーキンググループ編成結果のご連絡】
2024年2月上旬
ワーキンググループの編成結果は2024年2月上旬に事務局よりご連絡します。 -
【ナレッジモール研究キックオフ&第1回研究会】
2024年2月15日(木) 16:00~18:00
ワーキンググループメンバーとの初顔合わせとなりますので、必ずライブでご参加いただけますよう、お願いします。
やむを得ず欠席される場合は、必ず、事前に事務局 (icjofc@jp.ibm.com) までご連絡ください。
ナレッジモール研究に関するFAQ・お問い合わせ
お問い合わせの前にこちらの「参加ガイド」「FAQ」もご覧ください。
ご不明な点がございましたら ICJOFC@jp.ibm.com までお問い合わせください。
2次募集テーマ (4カテゴリー 37テーマ)
2次募集では、社会課題・技術探求・情報システム・ビジネス変革の4つのカテゴリー37のテーマについてメンバーを募集します。
研究テーマ一覧(PDF)の閲覧とダウンロード
A: 社会課題
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医療・健康
-
TA-01 : ITを利用したこれからのヘルスケアを考えてみる
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
医療費は現在も増え続け、今後も拡大が予想されることから、将来の社会保障にとって大きな問題となります。高齢者の医療、高額医療問題、病院・医師の不足、地域格差、そして、在宅療養での遠隔にいる看護者や家族との連絡・連携など多くの問題があります。これからの時代、最適なヘルスケアとは何か、それをどのようにしてIT技術・サービスが支えていくか検討し、提言します。[ 期待される成果 ]
ITを活用した新しいヘルスケアサービスのアイデア
少子・高齢化社会
-
TA-02 : 高齢化社会を豊かにするIT
(*)
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
高齢化社会が進む中、社会生活におけるIT利用の機会は増々多くなっています。高齢者にとっての身体面、精神面、交流などの社会的な側面を支える人生100年時代のセカンドライフを豊かにするITシステムとは、また、高齢者を支える立場の生活も豊かにできるITシステムとは、について議論します。世界に先駆けて高齢化が進む日本の中で、高齢者それぞれの暮らしと幸せとそれを支える情報技術を考察します。[ 期待される成果 ]
高齢者のIT利活用推進策、デジタルデバイドへの対応策、多世代コミュニティ?の共助を促すITシステム、など -
TA-03 : 保育・育児を支えるITを活用したサービス
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
ベビテック/ベビーテックと呼ばれる領域に関しては、近年、ITを活用したサービスが注目され始めてはいますが、保育や子育てでITソリューションを使っているケースはまだ多くはありません。反面、特に、自分の意志が明確に伝えられない乳幼児に対して、さまざまなIT技術の活用が考えられます。そのようなIT技術を使って、保育や子育てをより安心・安全に、そして負担を軽減する方策について研究します。[ 期待される成果 ]
保育・育児へのITソリューション適用に関する提言
食
-
TA-04 : 食品ロス・食料廃棄の削減に向けて
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
「2030年までに、小売・消費者レベルにおける世界全体の一人あたり食品廃棄を半分にし、収穫後の損失を含めて生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減らす。」はSDGsの目標の一つです。途上国では、飢えに苦しむ人が多くいる一方で、私たち先進国では食品ロスが大きな問題となっています。食品ロス、食料廃棄をいかに削減できるかについて、検討します。[ 期待される成果 ]
ITを活用した食品ロス、食料廃棄の削減方法 -
TA-05 : 農業改革へのIT適用の検討
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
高齢化、就労人口の減少や耕作放棄地の拡大が課題となっている日本の農業。
スマート農業やアグリテックの言葉で代表されるAI、IoT、ロボットやドローンなどを利用した新しい農業の形が脚光を浴びています。一方で産業界と比較して必ずしも進んでいない適用分野も多く、さらなるITの利活用を推進することがイノベーションにつながります。農業を志す人が増えるような新しい形の農業を研究します。[ 期待される成果 ]
日本の農業を活性化させるための提言
環境問題
-
TA-07 : ITを活用した環境への貢献や資源の有効利用について考える
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
GX(グリーントランスフォーメーション)が新たな経営の価値観となり、カーボンニュートラルを目指す社会での再生可能な資源の有効利用が企業にとって重要な課題となっています。当研究では、これらの課題を解決するため、ブロックチェーンやメタバースなど様々なIT技術を活用した環境問題解決への貢献について、事例などを通じて、検証・検討します。[ 期待される成果 ]
ITを活用した環境問題を解決する資源の有効利用の施策についての提言
公共インフラ
-
TA-08 : キャッシュレス社会に向けた現状と未来
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
2022年の日本のキャッシュレス決済比率は36.0%となり、日本政府の目指すキャッシュレス決済比率を2025年までに4割にするとの目標も現実的になってきました。しかし、この数字ではまだまだキャッシュレス後進国であり、将来的には80%まで上昇させることを目指し、キャッシュレス決済の推進に取り組んでいます。日本では現金社会を残しながら多様なキャッシュレスサービスがあり、キャッシュレス先進国になるためには利用者、利用者の利便性や価値の訴求等のテーマとして残しています。本研究ではキャッシュレス決済を取り巻く現状・課題や技術動向を調査するとともに、今後の普及拡大に向けた展望や提言を検討します。[ 期待される成果 ]
キャッシュレス社会の未来を見据えた社会や企業に対する提言 -
TA-09 : 多発する自然災害(台風や豪雨)への対応
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
日本の年平均気温は、100年あたり1.19℃の割合で上昇しています。また、80mm/1時間以上の猛烈な雨の年間発生回数も、増加しています。今後も、地球温暖化の進行に伴って、大雨や短時間に降る強い雨の頻度はさらに増加すると予測されており、台風や豪雨による風水害・土砂災害発生リスクが高まっています。こういった自然災害は発生することを前提に、災害をいかに防げるか、また災害発生時の対応を効率良く行い、被害者数や経済の損失を軽減するためにITに何ができるかを議論します。[ 期待される成果 ]
ITを活用した自然災害(台風や豪雨)対策の提言 -
TA-10 : データドリブンな都市OS上の新たな公共サービス
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
日本の国全体のDX促進への期待が高まりつつあり、各地方自治体においてもDXは加速するものと想定されています。持続可能なまちづくりを目指して、住民の暮らしやすさ、また、地方経済の発展などを目指したデータドリブンの都市OS構築がフォーカスされてきます。当研究では、未来に向けた新たな公共サービスのDXが各地方自治体にもたらす”価値のある進化”について研究します。[ 期待される成果 ]
住民、地方自治体、関連する人々が双方に価値を感じるユースケース案
教育
-
TA-12 : メタバースを活用した体験型学習の高度化
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
昨今、人間の「学ぶ」手段として、動画を活用することが潮流になっていますが、これからの学習はいかに「体験」して学ぶかが重要なポイントとなってきます。誰でも、気軽に「体験」学習ができる機会として、メタバースの活用が考えられます。本研究では、現在の、教師と生徒間の対面による学習スタイルを、より社会に役立つメタバースを活用した新しい学習方式に発展させることを考察します。[ 期待される成果 ]
メタバースを活用した新しい学習方式構築への提言 -
TA-13 : リカレント教育の機会提供
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
平均寿命が長くなり、働き方が多様化する中、社会人になっても教育の機会を求める人が多くなっています。さらに、テクノロジーの進化や職業人生の長期化を見据えて、仕事に活かすための能力を向上し続けたいと言う声からリカレント教育の需要は今後ますます大きくなっていくと考えられます。IT・デジタルを利用した効率的なリカレント教育とは?について、当研究を通じて検討していきます。[ 期待される成果 ]
ITを活用したリカレント教育の提供の方策
・New : 2024年新設のテーマです。
・* : IBM OB/OGの方のみのワーキンググループも編成予定のテーマです。(TA-02・TB-02)
B: 技術探求
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AI&クラウド
-
TB-01 : ビジネスのためのAIを構築し、継続的な発展を目指すためのOpenShift AI活用パターンの調査・開発
(注)
New
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
あらゆるビジネスでAIの利用が進む中、AIを継続的に利用しビジネスを拡大することができている企業は多くはないのではないでしょうか。
データ収集、AIモデルの作成評価・コンプライアンス管理、アプリケーションへの組み込み、運用からのフィードバックによる継続改善を行うMLOpsを導入することで、導入後も継続してAIを改良・発展しビジネスを拡大させることができる可能性があります。 OpenShiftAI/OpenShiftPipeline・GitOps/watsonxを題材に、MLOpsのアーキテクチャを検討しリファレンスとして展開します。[ 期待される成果 ]
AI継続的利用によるビジネス拡大を支えるOpenShiftMLOpsリファレンスアーキテクチャ考察・提言 -
TB-02 : AIはこころを持てるか
(*)
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
近年のAI技術は、ビッグデータと結びつくことで膨大な情報を学習し、コンピュータならではの高速処理により膨大な数の経験を通じ、瞬時に意思決定を下すことができるようになりました。人間の感情を理解し適切な表現も行えると言われています。また脳科学の研究分野もAIに応用されようにもなって来ました。大規模言語モデルで、ある種の「知性」を手に入れたAIが、「意識」や「理性」を持ちうるのでしょうか。果たして「コンピュータは心を持てるのか」という疑問に答えは見出されるのでしょうか。我々にとって「心」とはなんでしょうか。何が実現できれば「心を持てた」と言えるでしょうか。AIが心を持つのにロボットの身体は必要でしょうか。心を持ったAIは社会に、私達にどう貢献していくのでしょうか?これらの課題に対し「技術的側面」から将来の可能性を探っていきます。[ 期待される成果 ]
AIはこころを持てるか、に対する技術的アプローチによる考察 -
TB-03 : 「生成AIを利用した業務アプリケーション」の有用性と課題
(**)
New
[ 参加対象 ]
生成AIの社内適用をご検討の方[ 概要 ]
人工知能(AI)技術の中で現在もっとも注目を集めている生成AIの登場により、AIは、人間が作成する様な文書を生成できるようになり、チャットや検索、要約なども、人間と同じ様に実施できるようになりました。昨今ではこの生成AIを各種業務に適用する方法を多くの会社が模索しています。当研究では、生成AIを利用した業務アプリケーションの事例、問題・課題について考察します。生成AIとは、自然な文章生成を行うモデルや文章から画像を生成する様なモデルがあります。また、当研究では、モデルだけなくwatasonx.aiの様にモデルをチューニングする様な基盤も対象にします。
*(生成AIだけでなく)「AI全般の業務システムへの適用」テーマをご希望の方は、テーマID:TB-04を選択してください。[ 期待される成果 ]
業務アプリケーションの
・生成AIの利活用場面の想定案や実例
・「生成AIを活用した業務アプリケーション」の開発方法
・生成AIの課題および対策 -
TB-04 : 業務システムにおけるAIの現実的な適用
[ 参加対象 ]
業務システムでAIを活用したいと考えている方[ 概要 ]
IBMの"Watson"をはじめとしたAIはすでに多くの企業が業務システムへの組み込みを行なっています。ただし、イメージ先行で現実的に適用していくとなると膨大な予算が必要になったり、実際に何をすればよいかよく分からないという現状もあります。本研究では、AIを使った代表的な業務システムの事例(例:問合せ応答システムやマッチングサービス、異常データ検知や不正取引検出のようなプロセスなど)を題材に、AI技術を現実的に適用する際に必要となる手順や課題、適用した効果について考察します。
*「生成AIの活用に特化した業務アプリケーション」のテーマをご希望の方はテーマID:TB-03を選択してください。[ 期待される成果 ]
業務システムにAIを適用していく際の手順や効果検証、および課題を抽出しその対策などを提言 -
TB-05 : 業務データに対するデータサイエンス(分析/機械学習)の現実的な適用
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
DXがさらに促進する社会においてデータ分析や機械学習の特性を理解し、大量かつ多様な業務データに対して様々な新しい技術を利用することはより重要性を増しています。業務データに対するデータサイエンスへの学びを深めることで、データ活用の成功を妨げる要因と現実的な課題解決方法を研究します。[ 期待される成果 ]
DX社会における新たなデータ活用について提言
SWEngineering
-
TB-07 : 最高の金融体験の追求?本当に欲しい金融サービスとは?
[ 参加対象 ]
金融デジタルサービスに興味のあるすべての方(ビジネス・IT・その他)[ 概要 ]
金融サービスにおいても優れたユーザー体験を提供することは、成功の重要な要素となっています。本研究会では貯金や支払、借入、運用、保険契約などの金融取引の切り口に加えて、買い物、旅行、エンタメなど消費活動の切り口を考慮してテーマを絞り込み、テーマにおける最高のユーザー体験を追求し、デザインする予定です。その上で、ユーザー体験の実現方式を研究し、デモアプリケーション開発などを目指します。ビジネス的・技術的制約の枠にとらわれず、自身が本当に欲しい・使ってみたいと思うサービスを一緒に追求していきましょう。[ 期待される成果 ]
デザインシンキングなどユーザー中心の付加価値を創造する手法について実践を通じて身につけられるほか、プロダクトビジョンから体験やフィーチャーへの落とし込み、またそれらを実現するための具体的な技術の活用方法や開発手法について習得することを目指します。成果物としてはサービスデザインの企画書、アーキテクチャー設計書、デモアプリケーションなどを想定しています。
量子コンピューター
-
TB-08 : 量子コンピューターの活用研究 -機械学習・量子化学計算・組合せ最適化への適用-
[ 参加対象 ]
量子コンピューターに関心のある方[ 概要 ]
2021年日本初・アジア初となるゲート型商用量子コンピューター「IBMQuantumSystemOne」が稼働を開始しました。量子コンピューターは、ますます、様々な分野での活用が期待され、有用性を実証する時代に入りました。応用分野として期待されている領域が機械学習・量子化学計算・組合せ最適化です。これらの分野における量子コンピューターを使ったアルゴリズムの調査、実際のプログラミングを行い、社会問題への適用について研究します。エラー抑制・緩和、エラー訂正を活用した実機の量子コンピューターでの実行についての研究も歓迎します。[ 期待される成果 ]
量子コンピューターの機械学習・量子化学計算・組合せ最適化への適用について、理論、実装について研究、提言、普及活動。
参加者は、量子コンピューターの専門技術分野についての知識・スキルを習得します。
先進技術
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TB-09 : OpenShiftとOpenTelemetryを活用したコンテナアプリケーションの運用パターンの調査・開発
(注)
New
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
OpenTelemetryはメトリクス、トレース、ログなどのテレメトリ情報をやり取りするインタフェース規定です。言語・環境などでどのような実装が可能か、ライブラリの準備状況などを把握し実際の実装を通して、どういった情報が取れるのかを調査します。クラウドサービスなども含めてしまうと範囲が広すぎてしまうため、ここではコンテナアプリケーションを対象とした調査を行います。[ 期待される成果 ]
コンテナアプリケーションのオブザーバビリティ実現のためのOpenTelemetry適用パターン考察 -
TB-10 : エッジやハイブリッドクラウドでコンテナを利活用、OpenShiftを使ったアプリの展開パターンの調査・開発
(注)
New
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
k3s,microshiftなどのエッジコンピューティング向けコンテナオーケストレーションツールがIoT機器や産業用PCに展開され始めています。現在どういった分野で利用されているか、今後どういった分野に適用されていくか、これまでのマイコンとオーケストレーションツールの使い分けをどのように考えるか、通常のK8sとどのような考え方の違いがあるか、など取り巻く状況と今後の発展性について検討します。[ 期待される成果 ]
コンテナ+エッジコンピューティングの今後の展開先の考察と提言
・New : 2024年新設のテーマです。
・* : IBM OB/OGの方のみのワーキンググループも編成予定のテーマです。(TA-02・TB-02)
・** : 四国在勤・在住の方のみのワーキンググループも編成予定です。(TB-03・TC-02)
・注 : テーマ名を変更しました。研究内容の変更はありません。(TB-01・TB-09・TB-10)
C: 情報システム
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システム企画・開発
-
TC-02 : アプリケーション開発における生成AIの有用性と課題
(**)
New
[ 参加対象 ]
生成AIでのアプリケーション開発を検討されている方、テーマに興味のある方[ 概要 ]
AI技術の中で、急速な進化を遂げている生成AIの可能性への期待は、どの業界、業務分野でも高まっています。アプリケーション開発(コーディングだけではなく、要件定義からテストまで幅広く)においても、生成AIは革新的な変化をもたらす可能性があります。また、しかしながら、同時に課題や挑戦も存在します。本ワーキンググループでは、「アプリケーション開発における生成AIの有用性と課題」に焦点を当て、開発者やエンジニアが共に学び合い、実践的な知見を得る場を提供します。[ 期待される成果 ]
アプリケーション開発における
・生成AIの利活用場面の想定案や実例
・生成AIを活用したアプリケーションの開発方法
・生成AIの課題および対策案
システム管理
-
TC-03 : クラウドサービスの基盤運用自動化をどのように進めるか
New
[ 参加対象 ]
クラウドサービス基盤運用の経験者、クラウドへの移行を検討しているIT部門の方[ 概要 ]
クラウドサービスの実装プロジェクトにおいて、基盤の運用を効率化するという観点で、自動化は重要な項目です。ただ、プロジェクトの工数の多くは、設計や要件変更、トラブル対応に当てられるため、運用自動化を実現するための作業工数が十分に取れないことが多いのが実態です。この研究では、クラウドサービスの自動化を短期間で実現するために、どのような標準化、プロセスの最適化、アセットが必要か、また、AIの活用可能性について、研究します。[ 期待される成果 ]
クラウドサービスの運用自動化を短期に実現するための実現アプローチを作成
プロジェクト管理
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TC-04 : アジャイル開発におけるプロジェクトマネジメント
[ 参加対象 ]
プロジェクトマネージャー経験者、又は、 プロジェクトマネージャーを目指す方[ 概要 ]
アジャイル開発は、ウォーターフォール、プロトタイプ、スパイラル等と同様に、「開発手法」の一つです。当然、開発手法には、プロジェクト特性によって向き不向きがあります。そのような中で、昨今アジャイル開発への注目度が上がって来ており、大規模開発に於いてもアジャイル開発を採用するケースが見受けられます。しかし、一部のプロジェクトマネージャーにおいては、スパイラル開発と混同してマネジメントし、スケジュールの遅延やコスト増に至るケースも見受けられます。本研究では、アジャイル開発に向いているプロジェクトの明確化、アジャイル開発の様々な開発手法(スクラムetc.)の適正な利活用、そしてアジャイル開発ならではの理想と現実のGAPを洗い出し、どのようなプロジェクト管理を実施して行くべきかを導き出します。[ 期待される成果 ]
以下の事項を研究成果として提言する。
-アジャイル開発に向いているプロジェクト特性の明確化
-プロジェクトに於いて起こりうるリスクの洗出し(理想と現実のGAP)
-アジャイル開発時のプロジェクト管理の有り方・ドキュメント最適化などの提言
ITインフラストラクチャー
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TC-05 : IBMi技術者の広場
[ 参加対象 ]
IBMi関連の業務に携わっている技術者の方(ご経験年数が長い方も短い方も)[ 概要 ]
IBMiをご利用中の企業の多くは、経験豊富なベテラン技術者により支えられており、若手技術者の育成や世代交代が重要な課題となっています。この研究では、IBMiのシステムを構築、開発、運用する際、後継者へスキルを継承するためには何が必要なのかを考察し、スムーズに技術継承を進めるために有用な技術情報や考慮点などを研究します。(成果物の例:IBMi技術情報の収集方法、RPG開発の勘所、印刷、バックアップなど日次運用管理の考慮点のガイドブック、OSSやAPI等の最新オープン系技術の活用など)[ 期待される成果 ]
IBMiをご利用の企業の人材育成や技術継承をスムーズに進めるための対策(成果物の例:IBMi技術情報の収集方法、RPG開発の勘所、印刷、バックアップなど日次運用管理の考慮点のガイドブック、IBMiでの新技術を含めた利用ガイド作成など -
TC-06 : メインフレームのレガシーシステムをどうモダナイズするか?
[ 参加対象 ]
システム企画部門、および、メインフレームシステムの担当者[ 概要 ]
メインフレームのレガシーシステムは、重要なインフラとして最適化を繰り返してきていますが、オープン化への施策に課題を持っている方も多いのではないでしょうか。モダナイゼーションをどう進めるのが良いのか、何を変えず、何を変えるべきなのか、など多角的な側面から現状の課題とモダナイゼーションのアプローチ手法を研究します。[ 期待される成果 ]
メインフレームのレガシーシステムのモダナイゼーションに取り組むにあたっての課題を明らかにするとともに、モダナイゼーションへのアプローチ・手法について研究、提言 -
TC-07 : メインフレーム若手技術者の広場
[ 参加対象 ]
メインフレーム関連の業務に携わっている若手技術者の方[ 概要 ]
比較的シニアな技術者が多いメインフレームの現場で頑張っている、フレッシュな若手技術者が集まり、「キャリア相談」や「スキル習得方法」、「こんな時、みんなはどうしてる?」など本音トークを交えながら最新のスキル習得と情報交換を行います。"ジェネレーションZ(Z世代)"とも呼ばれる皆さまこそが、将来のメインフレームを背負っていく技術者です。積極的な参加をお待ちしています![ 期待される成果 ]
メインフレーム技術者不足の解消だけでなく、若い世代がメインフレームの特長や違いを理解すること。また、SNSなどを使って情報発信していけるような機会も提供します。
セキュリティー
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TC-08 : サイバーセキュリティに耐えうるシステムを考える
New
[ 参加対象 ]
基幹システムのインフラストラクチャー技術者、セキュリティ担当者[ 概要 ]
ランサムウェアに代表されるサイバー犯罪は増加の一途をたどっており、企業の基幹システムでもその対策が重要視されつつあります。また日本でも欧州のデジタル・オペレーション・レジリエンス法(DigitalOperatonalResilienceAct:DORA)のようなサイバーセキュリティに関する法整備がおこなわれようとしています。この研究会では、企業の機関システムに求められるサイバー・セキュリティやサイバー・レジリエンシーにフォーカスに着目し、サイバー・に対する防御策や復旧策について学び、討論をおこないます。[ 期待される成果 ]
サイバーセキュリティ対策のベスト・プラクティスを習得する。 -
TC-09 : ハイブリッドクラウド環境におけるセキュリティー
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
オンプレミスからクラウドへのサーバー移行(リフト)は徐々に浸透してきており、基幹系システムの重要データ等もクラウド上に配置されることも珍しくありません。一方で、クラウドは利便性の高さから、設定ひとつで外部への接続経路を構築できる等のセキュリティー事故リスク等も懸念されます。人々の働き方が多様している中での新たなセキュリティー対応も求められています。この研究では、クラウド利用が加速する現在においても、クラウドに上げられないシステムは存在するのかを議論すると共に、ハイブリッドクラウド環境におけるセキュリティー対策指針の整理、提案を行います。[ 期待される成果 ]
ハイブリッドクラウド環境におけるセキュリティー対策(デファクト・スタンダード)の提案、クラウドメリットを活かした利便性ある環境と両立するセキュリティー対策の指針を提言
・New : 2024年新設のテーマです。
・** : 四国在勤・在住の方のみのワーキンググループも編成予定です。(TB-03・TC-02)
D: ビジネス変革
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ビジネス戦略全般
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TD-01 : AIリスクへの対応
New
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
AIの活用があらゆる業務に広がっています。最近では、生成AIの進化により、その利用者、活用範囲は爆発的に拡大しています。それに伴い各企業では自社におけるAIリスクへの対応策が急務となっています。この研究会では、生成AI実装におけるリスクを把握し、それに対してテクノロジーがどのような対策を取れるのか、AI倫理の実戦はどうあるべきかを研究します。[ 期待される成果 ]
AIリスクへの対策の方策 -
TD-02 : テクノロジーで描くユニバーサルな社会~障がい者の視点から~
New
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方(障がいの有無は問いません)[ 概要 ]
障がいのある人にとって役に立つテクノロジーは、実は障がいのない人にとっても便利なことがあります。例えば音声認識。これは、声がもつ情報をコンピューターに認識させる技術で、音声のテキスト化は聴覚障がい者とのコミュニケーションで役に立ちます。そして、音声認識は単なる文字起こしだけでなく、同時翻訳など、障がいのない人にとっても便利なツールとして技術が活用されています。他にもテクノロジーをちょっと違った方法で活用したり、組み合わせることで、新たな価値が生まれるかもしれません。本テーマでは、障がいのある人・ない人のどちらにも暮らしやすい社会を創ることを目指して、テクノロジーを活用した具体的なソリューションを検討します。[ 期待される成果 ]
障がいのある人・ない人双方にとって利用価値のあるITシステム、ユースケース案など -
TD-03 : デザインシンキングを取り入れてプロジェクト計画を策定してみる
[ 参加対象 ]
企画担当者などテーマに興味のある方[ 概要 ]
人を中心に考えることで、根本的な課題を見つけ、(前例にとらわれない)実現可能な解決策を、反復・改善を繰り返しながら生み出すデザインシンキングは、プロジェクトの問題解決や、新たな価値の創造にも適用されています。また、ビジネスに活用すればイノベーションを起こせるのではないかと、大いに期待されています。この研究会では、デザインシンキングの利点を活かし、どのように活用すれば、マネージ可能なプロジェクト計画が策定できるのかを検討します。[ 期待される成果 ]
デザインシンキングの真の活用方法と価値を提言 -
TD-04 : デジタル技術がもたらすアートの新しいカタチ
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
デジタル技術がアート(芸術)に新たな進化を加え、また、ビジネス領域を生み出しつつあります。例えば没入型アートは、芸術鑑賞を身近なものにし、芸術愛好家を増加させています。またアートはウェルビーングにも影響をもたらします。これからのデジタル技術の進展はアートの分野にどのような新鮮な視点を持ち込み、また、私たちの生活をどのように、より豊かにするのでしょうか?本研究では、デジタル技術とアートとの融合による新たな市場と文化について考察します。[ 期待される成果 ]
デジタル技術とアートの融合による新たな市場と文化への考察 -
TD-05 : デジタル技術がもたらすスポーツの新しいカタチ
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
デジタル技術は、スポーツに新たなビジネス領域を生み出しつつあります。例えば、ボリュメトリックスに代表される三次元映像技術は、年齢、性別、身体能力を超え、新たなスポーツの楽しみ方を提供しています。また、スポーツ庁の第3期スポーツ基本計画の中で「スポーツ界におけるDXの推進」も発表されています。これからのデジタル技術の進展はスポーツの分野にどのような新鮮な視点を持ち込むのでしょうか?私たちの文化的生活をより豊かにするのでしょうか?本研究では、デジタル技術とスポーツとの融合による新たな市場と文化について考察します。[ 期待される成果 ]
デジタル技術とスポーツの融合による新たな市場と文化への考察 -
TD-06 : ビジネスにおける生成AIの現実的な適用を考える
New
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
ビジネス環境は急速に変化しており、新たな技術の導入が不可欠です。昨今、生成AIの進化は目まぐるしく、注目を集めています。しかしながら、その具体的なビジネスへの適用に関しては未だ模索が続いています。また、生成AIだけで、ビジネス変革を成し遂げられるわけではなく、さまざまなテクノロジーとの組み合わせ、応用により、その可能性が見えてきます。本研究では具体的な事例や課題に焦点を当て、実践的な利用方法や課題の整理を行います。[ 期待される成果 ]
生成AIのビジネス適用案・適用にあたっての考察
組織・人材
-
TD-08 : DXを会社全体に浸透させるための組織・人材・文化の在り方
[ 参加対象 ]
役員、経営企画担当者、教育研修担当者を問わず会社全体の改革に興味のある方[ 概要 ]
パンデミック以降、企業におけるデジタル・トランスフォーメーション(DX)の取り組みは加速されましたが、その一方で意識共有の困難さやDX人材不足などの課題は継続して存在しています。DXを担う部門を超えて、会社全体でDXを浸透させて大きな業務改革を実現するための方法やリーダーシップについて検討します。また、DXを浸透させるためのCoE(CenterofExcellence)のあり方と役割についても議論します。[ 期待される成果 ]
組織のあるべき姿、DX人材定義、企業カルチャー変革などの要点 -
TD-09 : 業務効率向上とワークライフインテグレーション
[ 参加対象 ]
働き方改革に興味がある方[ 概要 ]
リモートワークの浸透や働き方の多様が進みつつありますが、依然として、日本人の残業時間は長く、労働生産性は先進国と比べて低いと言われています。このような中、各企業においては、社員一人一人のワークライフバランスを考慮しながら、組織全体の業務効率向上を目指しています。また、ワークとライフは相反するものではなく、うまく統合していこうということで、ワークライフインテグレーションを目指そうと言う動きも加速しています。本研究では、ワークとライフの目指すべき姿の設定と現状の課題、解決のための具体的施策を研究します。[ 期待される成果 ]
時代に即した新しい働き方のあるべき姿と改革への具体的施策 -
TD-10 : メタバースを活用したコラボレーション改革・働き方改革
[ 参加対象 ]
テーマに興味のある方[ 概要 ]
昨今、メタバースを活用したビジネス変革に注目が集まっています。一方、ビジネスコミュニケーションは対面会議、Web会議の域を出ず、メタバース利用の優位性を見出せていない現状があります。これまでの「コミュニケーション」を進化させ、メタバース空間を活用した、新たな「コラボレーション」領域は見出せるでしょうか?さらに、コラボレーション改革を基にした、メタバースによる働き方改革は実現できるでしょうか?その場合、乗り越えるべきハードルはどのようなものでしょうか?本研究を通じて、これからのコラボレーションを改革するメタバース活用の可能性や働き方改革への応用を考察します。[ 期待される成果 ]
メタバースを活用した新しいコラボレーション方法の模索、働き方革命の提案
・New : 2024年新設のテーマです。
よくあるご質問 (FAQ)
Q. どんな活動ですか。
A. 企業、業界、世代の枠を超えたワーキンググループの仲間と、 自主的に、研究活動をするプログラムです。
Q. ワーキンググループとは何ですか。
A. 同じテーマで研究活動をする単位を「ワーキンググループ (WG) 」と呼びます。 ナレッジモール研究にお申し込みいただいた際のご希望テーマを元に編成されます。
Q. テーマ申し込み後の変更はどうすればよいですか。
A. 締切日まででしたら、再度申し込みページより修正いただけます。締切日後の変更については速やかにIBM Community Japan事務局 (ICJOFC@jp.ibm.com) にご連絡ください。
Q. 申し込みの際に、所属長または責任者の了承を得る必要がある理由はなんですか。
A. 参加メンバーご自身が研究活動に参加がしやすくなるように、事前にご了承を得ていただけますようお願いします。 もし、了承が不要な場合は、その理由について、お申し込みのコメント欄に記載をお願いします。
Q. 1つのテーマに同じ会社から複数名申し込むことはできますか。
A. はい。お申し込みいただけます。
Q. 1社あたりの申し込み人数に制限はありますか。
A. ありません。同じ企業様から、何名でもお申し込みいただけます。
Q. 研究活動にあたり参加費用は必要ですか。
A. 参加費用は無料です。ただし、以下については各メンバー各社または個人の負担となります。
- 研究活動上、ワーキンググループ内で必要となる物品やサービスの購入
- 研究活動に伴う移動交通費
- 他、懇親会など、ワーキンググループごとの個別事情に伴う費用 など
Q. 活動にかかる時間的な負荷はどの程度ですか。
A. 各ワーキンググループごとに活動頻度を決めていただきますが、2〜4回/月 (それぞれ1~2時間程度) の研究活動をされているワーキンググループが多いようです。
過去の研究実績
2021~2023年ナレッジモール研究:アーカイブ公開中
これまでに活動したワーキンググループの研究成果物は、ナレッジモール研究アーカイブでご覧いただけます。
ナレッジモール研究アーカイブ
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