Java EE 7 in WebSphere Application Server traditional

WebSphere® Application Server traditional は、完全な Java™ Platform, Enterprise Edition (Java EE) 7 をサポートします。

Java EE 7 フル・プラットフォームおよび Web Profile

Java EE 7 仕様は、フル・プラットフォーム Enterprise Edition を定義します。 Web Profile は、フル・プラットフォームの適切に定義されたサブセットです。

Web Profile
Web Profile は、「最新の」Web アプリケーションをターゲットにした、十分に包括的なスタックを定義します。 このスタックは、フル・プラットフォーム標準 API のサブセットであり、ほとんどの Web アプリケーションのニーズに対応できます。
フル・プラットフォーム
フル・プラットフォームは、Java EE プログラミング・モデルの完全な補完を定義します。 Web Profile フィーチャーの他に、フル・プラットフォームには、接続、セキュリティー、エンタープライズ Bean、メッセージング、アプリケーション・クライアントなど、エンタープライズで必要とされる高度なビジネス機能の仕様が含まれています。

WebSphere Application Server traditional は、 Java EE 7 Web Profile から以下の仕様を提供します。

  • Bean Validation 1.1 は、JavaBeans の妥当性検査のためのアノテーション・ベースのモデルを提供します。 データがアプリケーションの中を通過するときのデータの整合性を表明および維持するために Bean Validation を使用できます。
  • Common Annotations for the Java Platform 1.2 は、アノテーション (ソフトウェア・プログラムについての情報) を、使用する Java EE コンポーネント間、および Java EE と Java SE との間でアノテーションの整合性を保持するのを可能にします。
  • Contexts and Dependency Injection for Java (CDI) 1.2 は、さまざまなタイプの Java EE コンポーネントの統合を簡単にします。 CDI は、エンタープライズ Bean や管理 Bean などのコンポーネントを JavaServer Pages または他のエンタープライズ Bean といったコンポーネントに注入するための一般的なメカニズムを提供します。
  • Debugging Support for Other Languages 1.0 は、Java 仮想マシンのバイトコードを Java プログラミング言語以外の言語のソース・コードに関連付けるための標準化されたツールを確立します。
  • Dependency Injection for Java 1.0 は、クラスの従属関係を記述するための標準 Java アノテーションを提供します。
  • Enterprise JavaBeans (EJB) 3.2 Lite は、EJB 3.2 仕様の EJB Lite サブセットに従って作成されたエンタープライズ Bean のサポートを可能にします。 EJB 仕様は、コンポーネント・ベースの業務アプリケーションの開発とデプロイメントのためのアーキテクチャーです。
  • Expression Language (EL) 3.0 は、新しい革新的な方法で標準式言語の使用を可能にするアプリケーションにおいて、式の直接評価を提供します。
  • Interceptors 1.2 は、メソッド呼び出しやライフサイクル・イベントとの組み合わせで、関連付けられたターゲット・クラスでのインターセプター・メソッドの呼び出しを可能にします。 インターセプターの一般的な使用法は、ロギング、監査、およびプロファイル作成です。
  • Java API for JSON Processing (JSON-P) 1.0 は、 JavaScript Object Notation (JSON) の処理 (構文解析、生成、検索、および変更) のための標準化された API ライブラリーを提供します。
  • Java API for RESTful Services (JAX-RS) 2.0 は、REST アーキテクチャー・パターンに従って、Web サービスのクライアントおよびエンドポイントの開発とデプロイメントを単純化します。
  • Java API for WebSocket 1.1 は、クライアントとサーバーとの間のリアルタイムの両方向非同期通信によってアプリケーションを強化します。 Java API for WebSocket 1.1 は、前に配信された Java API for WebSocket 1.0 (JSR 356) を更新する追加インターフェースを提供します。
  • Java Database Connectivity (JDBC) 4.1 は、各種データ・ソースからのリレーショナル・データへのプログラマチック・アクセスを提供します。
  • Java Persistence API (JPA) 2.1 は、アプリケーションにおけるリレーショナル・データの管理を単純化します。
  • Java Servlet 3.1 は、即応性のある動的コンテンツでアプリケーションを強化します。
  • Java Transaction API (JTA) 1.2 は、エンタープライズ Bean の使用を必要とせずに、さまざまな Java EE コンポーネント (サーブレットや JAX-RS など) へのコンテナー・マネージャー・トランザクションの容易性を提供します。
  • JavaServer Faces (JSF) 2.2 は、Web アプリケーション用のコンポーネント・ベースのユーザー・インターフェースの構築を可能にします。
  • JavaServer Pages (JSP) 2.3 は、最大限の能力と柔軟性で、動的コンテンツを作成する Web ページの作成を簡単にします。
  • Standard Tag Library for JavaServer Pages (JSTL) 1.2 は、多くの Web アプリケーションに共通する中核機能を、単純なタグとしてカプセル化します。

WebSphere Application Server traditional は、 Java EE 7 フル・プラットフォームから以下の仕様を提供します。

  • Batch Applications for Java Platform 1.0 は、バッチ・アプリケーション用のプログラミング・モデルと、ジョブのサブミットと実行のためのランタイムを提供します。
  • Concurrency Utilities for Java EE 1.0 は、サーバー管理実行プログラム、スケジュールされた実行プログラム、スレッド・ファクトリー、およびスレッド・コンテキスト・サービスの構成と使用のための機能を提供します。 スレッド・コンテキストのキャプチャーと伝搬には、クラス・ローダー・コンテキストおよびセキュリティー・コンテキストが含まれます。
  • Enterprise JavaBeans 3.2 フルは、EJB 3.2 仕様に従って作成された エンタープライズ Bean のサポートを可能にします。 EJB 仕様は、コンポーネント・ベースの業務アプリケーションの開発とデプロイメントのためのアーキテクチャーです。
  • Implementing Enterprise Web Services 1.4 は、Web サービスの実装と使用のためのプログラミング・モデルを提供します。
  • J2EE Management 1.1 は、Java 2 Platform, Enterprise Edition (J2EE) コンポーネントの管理情報、オペレーション、およびパラメーターの公開とアクセスのための標準モデルを提供します。
  • Java API for WSDL (JWSDL) は、WSDL (Web サービス記述言語) 文書の表現、操作、読み取り、および書き込みを行うための Java API の標準セットを提供します (WSDL 拡張性のための拡張メカニズムを含む)。
  • Java API for XML-Based Web Services (JAX-WS) 2.2 は、Java XML プログラミング API を使用した、Java から WSDL への標準マッピングを提供します。
  • Java Architecture for XML Binding (JAXB) 2.2 は、XML と Java コードの間でマッピングを行うための標準的方法を提供します。 JAXB は、XML および Web サービスのテクノロジーによりアプリケーションの拡張を容易にします。
  • Java Authentication Service Provider Interface for Containers (JASPIC) 1.1 は、認証モジュールをコンテナーと統合して認証 ID を確立するための標準インターフェースを提供します。
  • Java Authorization Contract for Containers (JACC) 1.5 は、アプリケーション・サーバーと許可ポリシー・プロバイダーとの間の契約を定義します。
  • Java EE Connector Architecture (JCA) 1.7 は、エンタープライズ情報システム (EIS) がリソース・アダプターを提供することを可能にします。 そのリソース・アダプターは、アプリケーション・サーバーにプラグインし、EIS、アプリケーション・サーバー、およびエンタープライズ・アプリケーションを接続します。
  • JavaMail 1.5 は、アプリケーションでの E メールの送受信および管理の機能を提供します。
  • Java Message Service (JMS) API 2.0 は、Java プログラムからエンタープライズ・メッセージング・システムにアクセスするための API を提供します。 JMS は、Java EE アプリケーション・コンポーネントがメッセージを作成、送信、受信、および読み取りを行うのを可能にします。
  • SOAP with Attachments API for Java (SAAJ) 1.3 は、Java プラットフォームから XML 文書を送信するめの標準的な方法を提供します。 SAAJ は、JAX-RPC を使用するのではなく、直接的に SOAP メッセージング・アプリケーションを作成することを可能にします。
  • Streaming API for XML (StAX) 1.0 は、XML 文書をストリーミングするための API を提供します。
  • Web Services Metadata for the Java Platform は、Java プラットフォーム用の Web サービス・インターフェースの開発を標準化します。

Java EE 7 テクノロジーを使用する製品へのアクセス

WebSphere Application Server traditional は、 IBM Cloud®で入手できます。 IBM® WebSphere Application Server の資料を参照してください。

あるいは、この製品をローカル・コンピューターにインストールすることもできます。 インストール手順については、 アプリケーション・サービス提供環境のインストール を参照してください。

Java EE 7 テクノロジーの使用を開始するために役立つリソース