DDS ファイルの REF キーワードおよび REFFLD キーワードの指定方法

REF (参照) キーワードまたは REFFLD (参照フィールド) キーワード、あるいはその両方を指定する必要があるかどうかを判別する際に、考慮すべき問題点がいくつかあります。 また、REF キーワードまたは REFFLD キーワードのパラメーター値の指定方法についても、説明します。

前に定義した他のフィールドを参照するフィールドについては、29 桁目に R を 指定しなければなりません。

どのキーワードを使用するかは、次の質問により決めてください。

次の例は、参照機能の指定を示しています。これは、ICF ファイルの例としては正しいものですが、その 他のファイルの例としては無効な点もあります。表示装置ファイルおよび印刷装置ファイルの場合には、各フィールド に位置が指定されていなければなりません。物理ファイルの場合には、レコード様式は 1 つでなければなりません。REF キーワードおよび REFFLD キーワードは、論理ファイルでは使用できません。

図 1. 参照機能の仕様の例
|...+....1....+....2....+....3....+....4....+....5....+....6....+....7....+....8
00010A                                      REF(FILE1)    (1)
00020A          R RECORD1
00030A            FIELD1    R                             (1)
00040A            FIELD2    R                             (1)
00050A            FIELD3    R               REFFLD(FLD3)  (2)
00060A            FIELD4    R               REFFLD(FLD4 FILE2)  (3)
00070A            FIELD5    R               REFFLD(FLD5 LIB1/FILE3)  (4)
00080A            FIELD6    R               REFFLD(RECORDB/FLD6 LIB1/FILE4)  (5)
00090A            FIELD7    R               REFFLD(FIELD6 *SRC)  (6)
00100A            FIELD8    R               REFFLD(FLD6)  (7)
00110A          R RECORD2
00120A            FIELD1        20  (8)
00130A
00140A          R RECORD3
00150A            FIELD1    R               REFFLD(RECORD2/FIELD1 *SRC)  (9)
00160A
00170A          R RECORD4
00180A            FIELD1    R               REFFLD(FIELD1 *SRC)  (10)
     A
注: 行 00010 には、ライブラリー名およびレコード様式名も指定することができます。REF キーワードの例を参照してください。
凡例:
1
FIELD1 および FIELD2 の属性は、FILE1 の FIELD1 および FIELD2 と同じになります。
2
FIELD3 の属性は、FILE1 の FLD3 と同じになります。
3
FIELD4 の属性は、FILE2 の FLD4 と同じになります。
4
FIELD5 の属性は、LIB1 の FILE3 の FLD5 と同じになります。
5
FIELD6 の属性は、LIB1 の FILE4 のレコード様式 RECORDB の FLD6 と同じになります。
6
FIELD7 の属性は、FIELD6 (同じファイルの前の行) と同じになります。
7
FIELD8 の属性は、FILE1 の FLD6 と同じになります。
8
RECORD2 の FIELD1 は固有の属性を持ちます。(このフィールドについては参照機能は使用されません。29 桁目に R が 指定されていない点に注意してください。)
9
RECORD3 の FIELD1 の属性は、RECORD2 の FIELD1 と同じになります。
10
RECORD4 の FIELD1 の属性は、RECORD1 の FIELD1 と同じになります。