DDS コンパイラー・リストの例

これは、データ記述仕様 (DDS) コンパイラーのコンピューター印刷出力の例です。

データ記述仕様を作成したならば、それをソース・ファイルに入れなければなりません。 その上で、データ記述処理プログラムを開始する CL コマンドを入力することによって、データベース・ファイルまたは装置ファイルを作成します。 CL コマンドは、対話式によっても、 バッチ・ジョブによっても入力することができます。 データ記述処理プログラムは、ファイルを作成する CL コマンドで指定されたソース・ファイルからデータ記述仕様を検索して、その仕様の妥当性を検査し、この例で示すように、エラーおよび参照される仕様を含むコンピューターの印刷出力を作成します。

コンパイラー・リスト。テキストで記述される印刷出力の図示。
コンパイラー・リスト。テキストで記述される印刷出力の図示。

コンパイラー・リストの表題 (各出力ページの最上部に表示されます):

1
プログラムの番号、リリース・モディフィケーション・レベル、 および IBM® i オペレーティング・システムの日付。
2
修飾名。
3
この実行の日付と時刻。
4
コンピューター印刷出力のページ番号。

コンパイラー・リストのプロローグ:

5
ファイルを作成する CL コマンドで指定されたファイルのタイプおよびパラメーター値 (指定されていない場合はデフォルト値)。
6
DDS 処理プログラムの名前。

コンパイラー・リストのソース:

7
ソースの行 (レコード) の順序番号。注記も他の仕様行と同じに扱われ、順序番号が付けられます。
8
ソース仕様。
9
DDS の処理中にエラーが検出された場合、 そのエラーがソース仕様の特定の個所にトレースできるものであれば、 該当のソース仕様の行の直後に、エラー・メッセージ ID と、エラーの所在を示すアスタリスクとが印刷されます。 アスタリスクは、その行にエラー・メッセージが含まれていることを示すために、 順序番号の下にも印刷されます。

コンパイラー・リストの展開ソース:

10
有効な DDS のみリストされます。 このリストは、ファイル記述の中に実際にあるものです。 注記やメッセージは印刷されません。 有効な DDS については、デフォルト値および参照される値も印刷されます。
11
各フィールドの長さおよびバッファー (入力および出力) 内位置がリストされます。

コンパイラー・リストのメッセージ:

12
この部分には、DDS 処理中に出されたすべてのメッセージ (一般的なメッセージ およびすでにソースの部分に示されているメッセージ) がリストされます。 各メッセージについて、メッセージ ID、重大度、発生回数、 およびメッセージ・テキストがリストされます。

コンパイラー・リストのメッセージ・サマリー:

13
重大度レベル別のメッセージ数。
14
最終的な完了メッセージ。