vfs ファイル

目的

システムにインストールされている仮想ファイル・システム (VFS) を記述します。

説明

/etc/vfs ファイルは、システムにインストールされた仮想ファイルシステムを記述します。 名前、タイプ番号、およびファイル・システム・ヘルパー・プログラムは、ファイルにリストされている情報のタイプの 1 つです。 mount コマンド、 fsck コマンド (ファイルシステム検査)、および mkfs コマンド (ファイルシステムの作成) などのコマンドは、この情報を使用します。

vfs ファイルは ASCII ファイルで、1 行に 1 レコードです。 以下は、 vfs ファイル内の 3 つのタイプの行の例です。

  • コメント
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    # Comments begin with a # (pound sign).
    # Blank lines are ignored.
    # The following example only locally defines the default vfs file.
  • 一般的な制御
    %defaultvfs jfs nfs 
    以下のフィールド:%defaultvfs制御行は次のとおりです。
    項目 説明
    %defaultvfs 制御回線を識別します。
    jfs デフォルトのローカル仮想ファイル・システムを示します。
    nfs リモート仮想ファイル・システムを示します (オプション)。
  • エントリー
    #Name   Type   Mount Helper      Fs. helper
    jfs      3     none               /sbin/helpers/v3fshelper
    nfs      2     /etc/nfsmnthelp    none
    cdrfs    5     none               none

コメントは、説明のためにテキストで記述されています。 % (パーセント) 文字で指定される一般制御行は、以下のコマンドのアクションを構成します。

例えば、次のような行があるとします。%defaultvfsmount コマンドまたは /etc/filesystems ファイルによって VFS が指定されていない場合に、デフォルトのローカル仮想ファイルシステムが使用されることを示します。 項目は、ファイルに示されている VFS の名前です。 2 番目の項目が同じ行にリストされている場合は、デフォルトのリモート VFS と見なされます。 この%defaultvfs制御回線がリモート VFS の指定を無視する可能性があります。

VFS 項目の形式は以下のとおりです。

項目 説明
name このタイプの仮想ファイル・システムの正規名。
type VFS の仮想ファイル・システム・タイプ番号の 10 進表記。
mnt_helper この VFS のマウント・ヘルパー・プログラムのパス名。 マウント・ヘルパーが必要ない場合、項目は次のように表示されます。noneこのパス名がスラッシュで始まっていない場合は、 /sbin/helpers ディレクトリーからの相対パスです。
fs_helper この VFS のファイル・システム・ヘルパー・プログラムのパス名。 ファイル・システム・ヘルパーが必要ない場合は、次のように入力する必要があります。noneこのパス名がスラッシュで始まっていない場合は、 /sbin/helpers ディレクトリーからの相対パスです。

ファイル

項目 説明
/etc/filesystems 既知のファイルシステムをリストし、その特性を定義します。