snmpv3_ssw コマンド
目的
非暗号化 snmpdv3 エージェント、 暗号化 snmpdv3 エージェント、 および snmpdv1 エージェントのシンボリック・リンクを切り替えます。
構文
説明
非暗号化 snmpdv3 エージェント、暗号化 snmpdv3 エージェント、snmpdv1 エージェントの間で、シンボリック・リンクを切り替え、次に新たに選択した SNMP エージ ェントを始動します。ユーザーは、実行する SNMP エージェントのバージョンを選択できます。
例えば、現在実行中の SNMP エージェントが暗号化された snmpdv3 エージェントである場合、マシン上で実行中の実際の SNMP エージェント実行可能ファイルは「/usr/sbin/snmpdv3e」です。
マシン上のシンボリック・リンクは次のとおりです。
- /usr/sbin/snmpd --> /usr/sbin/snmpdv3e
- /usr/sbin/clsnmp --> /usr/sbin/clsnmpe
ユーザーが非暗号化の snmpdv3 エージェントに切り替えることを選択し、
ユーザーが /usr/sbin/snmpv3_ssw コマンド
に -n オプションを指定して実行すると、
マシン上で実際に実行している snmp エージェント
は「/usr/sbin/snmpdv3ne」となります。マシン上の
シンボリック・リンクは次のように変化します。
- /usr/sbin/snmpd --> /usr/sbin/snmpdv3ne
- /usr/sbin/clsnmp --> /usr/sbin/clsnmpne
フラグ
項目 | 説明 |
---|---|
-e | 暗号化されたバージョンの snmpdv3 エージェントに切り替えます。 |
-n | 非暗号化バージョンの snmpdv3 エージェントに切り替えます。 |
-1 | snmpdv1 エージェントに切り替えます。 |
セキュリティー
RBAC ユーザーおよび Trusted AIX ユーザーへの注意:
このコマンドは特権命令を実行できます。
特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。
権限および特権についての詳細情報は、「セキュリティー
」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。 このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。
例
- 暗号化されたバージョンの snmpdv3 エージェントに切り替えるには、
次のように入力します。
/usr/sbin/snmp3_ssw -e