sccsdiff コマンド

目的

SCCS ファイルの 2 つのバージョンを比較します。

構文

sccsdiff -rSID1 -rSID2-p ] [  -sNumber ] File ...

説明

sccsdiff コマンドは、 ソース・コード制御システム (SCCS) ファイルの 2 つのバージョンを読み取り、比較を行い、 その 2 つのバージョンの違いを標準出力に書き出します。 SCCS ファイルはいくつでも指定できますが、すべてのファイルに対して同じ引数が適用されます。

フラグ

項目 説明
-p pr コマンドを通して出力をパイプ接続します。
-rSID1 sccsdiff コマンドが比較を行うために、SID1 を SCCS ファイルの 1 つのデルタとして指定します。
-rSID2 sccsdiff コマンドが比較を行うために、SID2 を SCCS ファイルのもう 1 つのデルタとして指定します。
-s Number bdiff コマンドから diff コマンドに渡されるファイルのセグメント・サイズを指定します。 このオプションは、システム負荷が大きいために diff コマンドが失敗するときに役立ちます。

SCCS ファイル s.test.c のバージョン 1.1 とバージョン 1.2 の違いを表示するには、以下のように入力します。

sccsdiff -r1.1 -r1.2 s.test.c

ファイル

項目 説明
/usr/bin/sccsdiff SCCS sccsdiff コマンドが入っています。 sccsdiff コマンドは、ファイル名のマルチバイト文字セット (MBCS) データをサポートします。