sa2 コマンド

目的

/var/adm/sa/sardd ファイルに日次レポートを書き込みます。

構文

/usr/lib/sa/sa2

説明

sa2 コマンドは、sar コマンドのシェル・プロシージャーの変種で、 日次レポートを /var/adm/sa/sardd ファイルに書き込みます。 この場合の dd は (月のうちの) 日です sa2 コマンドは、sar コマンドのフラグおよびパラメーターをすべて処理します。

sa2 コマンドは、cron コマンドによって自動的に始動され、 sa1 コマンドと平行して実行できるように設計されています。

セキュリティー

RBAC ユーザーおよび Trusted AIX ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。 特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権についての詳細情報は、「セキュリティー 」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。 このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。

sa2 コマンドを毎日実行するには、 ルート crontab ファイルに以下のエントリーを入れます。


5 18 * * 1-5 /usr/lib/sa/sa2 -s 8:00 -e 18:01 -i 3600 -ubcwyaqvm &

この場合は、/var/adm/sa/sardd という名前の日付レポートが生成されます。 また、1 週間を超える期間にわたって存在していたレポートは除去されます。

ファイル

項目 説明
/var/adm/sa 日次データ・ファイルが入っているディレクトリーを示します。
/var/adm/sa/sardd 日次データ・ファイルが入っています。 この場合の dd パラメーターは、(月のうちの) 日を表す数です。
/usr/lib/sa/sa2 sa2 コマンドのシェル・スクリプトに対するパス。