mailstats コマンド
目的
メール・トラフィックに関する統計情報を表示します。
構文
mailstats [ -C cfFile ] [ -c ] [ -P ] [ -f StatFile ] [ -o ] [ -p ]
説明
mailstats コマンドは、現在のメール統計情報を表示します。 統計情報が開始した時刻は、ctime で指定されたフォーマットで表示されます。 各メール配布プログラムについての統計情報は、次のフィールドを持つ 1 つの行に表示されます。
項目 | 説明 |
---|---|
M | メール配布プログラム番号が入ります。 |
msgsfr | 表示されたメール配布プログラムからローカル・マシンによって受信されたメッセージの数が入ります。 |
bytes_from | 表示されたメール配布プログラムからローカル・マシンによって受信されたメッセージの K バイト数が入ります。 |
msgsto | 表示されたメール配布プログラムを使用してローカル・マシンから送信されたメッセージの数が入ります。 |
bytes_to | 表示されたメール配布プログラムを使用してローカル・マシンら送信されたメッセージのバイト数が入ります。 |
msgsrej | 拒否されたメッセージの数が入ります。 |
msgsdis | 廃棄されたメッセージの数が入ります。 |
Mailer | メール配布プログラムの名前が入ります。 |
統計情報が表示された後に、T で始まる、すべてのメール配布プログラムの値を合計する行が表示されます。この情報は、= (等号) だけを含む行によって、統計情報から分離されます。C で始まる別の行には、接続の数がリストされます。
フラグ
項目 | 説明 |
---|---|
-C cfFile | デフォルトの sendmailcf ファイルではなく、cfFile を使用することを指定します。 |
-c | sendmail.cf ファイルの代わりに submit.cf ファイルを使用することを指定します。 |
-f StatFile | sendmail.cf ファイルで指定されている統計情報ファイルの代わりに、 StatFile を使用することを指定します。 |
-o | メール配布プログラムの名前が出力で表示されないことを指定します。 |
-p | プログラム読み取り可能モードの情報を出力し、統計情報をクリアします。 |
-P | 統計をクリアせずに、プログラム読み取り可能モードの情報を出力します。 |
終了状況
項目 | 説明 |
---|---|
0 | 正常終了。 |
>0 | エラーが発生しました。 |
セキュリティー
RBAC ユーザーおよび Trusted AIX ユーザーへの注意: このコマンドは特権命令を実行できます。 特権命令を実行できるのは特権ユーザーのみです。 権限および特権についての詳細情報は、「セキュリティー」の『特権コマンド・データベース』を参照してください。 このコマンドに関連した特権および権限のリストについては、lssecattr コマンドまたは getcmdattr サブコマンドの項を参照してください。
ファイル
項目 | 説明 |
---|---|
/etc/mail/statistics | デフォルトの sendmail 統計情報ファイル。 |
/etc/mail/sendmail.cf | デフォルトの sendmail 構成ファイル。 |