chmaster コマンド
目的
chmaster コマンドは、ypinit コマンドを実行して、 NIS デーモンを再始動し、マスター・サーバーを変更します。
構文
/usr/etc/yp/chmaster [ -s HostName [ , HostName ... ] ] [ -O | -o ] [ -E | -e ] [ -P | -p ] [ -U | -u ] [ -C | -c ] [ -I | -B | -N ]
説明
chmaster コマンドは、ypinit コマンドを呼び出し、システムのドメイン・ネームが現在設定されているものと想定して、現行ドメインの NIS マップを更新します。ypinit コマンドが正常終了したあと、chmaster コマンドは /etc/rc.nfs ファイル内の ypserv コマンド、yppasswdd コマンド、ypupdated コマンド、ypbind コマンドのエントリーをコメントにするか、コメント文字を削除します。
このコマンドは、System Management Interface Tool (SMIT) smit chmaster 高速パスを使用しても実行できます。
フラグ
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| -B | 適切なデーモンを始動するために /etc/rc.nfs ファイルを更新し、ypinit コマンドを呼び出し、デーモンを始動します。 |
| -C | ypserv デーモンと共に ypbind デーモンを始動します。このフラグはデフォルトです。 |
| -c | ypbind デーモンの始動を抑制します。 |
| -E | エラーの発生時に、ypinit コマンドおよび chmaster コマンドを終了します。このフラグはデフォルトです。 |
| -e | エラーの発生時に、ypinit コマンドおよび chmaster コマンドを抑制します。 |
| -I | 次のシステム再起動時に適切なデーモンを始動するために /etc/rc.nfs ファイルを変更するよう chmaster コマンドに指示します。このコマンドを呼び出すと、ypinit コマンドが実行されます。 |
| -N | ypinit コマンドを呼び出し、適切なデーモンを始動します。/etc/rc.nfs ファイルは変更されません。 |
| -O | このドメイン用の既存のマップを上書きします。 |
| -o | NIS マップの上書きができないようにします。このフラグはデフォルトです。 |
| -P | ypserv デーモンと共に yppasswdd デーモンを始動します。 |
| -p | yppasswdd デーモンの始動を抑制します。このフラグはデフォルトです。 |
| -s HostName [, HostName ] | このマスター・サーバーのスレーブのスレーブ・ホスト名を指定します。chmaster コマンドは、このリストに現行ホストを自動的に追加します。 |
| -U | ypserv デーモンと共に ypupdated デーモンを始動します。 |
| -u | ypupdated デーモンの始動を抑制します。このフラグはデフォルトです。 |
例
ypinit コマンドを呼び出して現行ドメイン用の NIS マップを再作成するには、次のように入力します。
chmaster -s chopin -O -p -u -B上記の例では、chmaster コマンドは既存のマップを上書きし、yppasswdd デーモンと ypupdated デーモンは始動されません。ホスト名 chopin はスレーブ・サーバーとして指定されます。
ファイル
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| /etc/rc.nfs | NFS デーモンと NIS デーモンの始動スクリプトが入っています。 |
| /var/yp/domainname | NIS ドメイン用の NIS マップが入っています。 |