ストリーミング・サーバー・デプロイメント
複数のサーバーを必要とするデプロイメントの場合、廃止になる同期サーバー・デプロイメントではなくストリーミング・サーバー・デプロイメントの方を使用することで、データの可用性が増大し、コストを節減でき、データ統合時にマージの問題がなくなるという利点が得られます。
ディスカバリー時に、データは複数のディスカバリー・サーバーから 1 次ストレージ・サーバーへと並列に (つまりストリーム形式で) 流れ、1 次ストレージ・サーバーで処理され、その後データベースに保管されます。 データベースがあるのは 1 次ストレージ・サーバーだけです。 ディスカバリー・サーバーはセンサーの実行のみに使用されるため、データベースは備えていません。
- データの可用性が高い
- ストリーミング・サーバー・デプロイメントでは、データはディスカバーされるとすぐに使用可能になります。
これに対して、同期サーバー・デプロイメントでは、特定ドメインのデータは同期が発生するまでは使用できない上、同期中もそのデータは使用できません。
- コストの節減
- ストリーミング・サーバー・デプロイメントでは、必要なハードウェアとリソースが少なくなります。
- データ統合時のマージの問題の解消
- ストリーミング・サーバー・デプロイメントでは、データが 1 次ストレージ・サーバーにストリーム形式で直接送信されます。これによって、同期サーバー・デプロイメントで発生する可能性のある以下の問題を防止できます。
- 複雑なマージ・シナリオ
- ドメインのオーバーラップで生じる問題
1 次ストレージ・サーバーは、ストレージ・サーバー・プール (つまりストレージ・サーバーのクラスター) の調整者として機能します。 各 2 次ストレージ・サーバーは、1 次ストレージ・サーバーへの登録をします。ストレージ・サーバー・プールで 2 次ストレージ・サーバーが追加または削除されると、それが各ディスカバリー・サーバーに通知されます。
ディスカバリー・サーバーは、特定の 2 次ストレージ・サーバーにアクセスしようとして問題が発生すると、別の 2 次ストレージ・サーバーへのアクセスを試みます。そしてこのプロセスをアクセスに成功するまで続けます。 新しいストレージ・サーバーがストレージ・サーバー・プールに加わると、1 次ストレージ・サーバーがそれをディスカバリー・サーバーに通知します。 その後、ディスカバリー・サーバーがその新規ストレージ・サーバーにアクセスします。
- ディスカバリーの開始
- ディスカバーの進行状況の表示
- ディスカバリー・スコープの管理
- ディスカバリー・プロファイルの管理
- アクセス・リスト情報の管理
- ディスカバリー・サーバー
- ストリーミング・サーバー・デプロイメントでセンサーを実行するが、専用のデータベースを持たない TADDM サーバー。
- ストレージ・サーバー (storage server)
- ディスカバリー・サーバーから受信したディスカバリー・データを処理して TADDM データベースに保管する TADDM サーバーです。 1 次ストレージ・サーバーは、ディスカバリー・サーバーと他のすべてのストレージ・サーバーを調整し、ストレージ・サーバーとして機能します。 1 次ストレージ・サーバーではないストレージ・サーバーはすべて 2 次ストレージ・サーバーと呼ばれます。
- ストリーミング・サーバー・デプロイメント
- 1 次ストレージ・サーバーが 1 台で、ディスカバリー・サーバーが少なくとも 1 台の TADDM デプロイメント。 このタイプのデプロイメントでは、オプションの 2 次ストレージ・サーバーを 1 つ以上組み込むこともできます。 1 次ストレージ・サーバーおよび 2 次ストレージ・サーバーは、1 つのデータベースを共有します。 ディスカバリー・サーバーには、データベースがありません。
このタイプのデプロイメントでは、ディスカバリー・データのフローは複数のディスカバリー・サーバーから TADDM データベースに向かって並行して流れます。
ストリーミング・サーバー・デプロイメントでは、以下の TADDM サーバー・プロパティーを次の値に設定する必要があります。com.collation.taddm.mode=DiscoveryServercom.collation.taddm.mode=StorageServer
1 次ストレージ・サーバーを除くすべてのサーバーでは、以下のプロパティーも (1 次ストレージ・サーバーのホスト名とポート番号について) 設定する必要があります。com.collation.PrimaryStorageServer.hostcom.collation.PrimaryStorageServer.port
com.collation.taddm.mode プロパティーを設定した場合は、com.collation.cmdbmode を設定してはなりません。あるいは、コメント化しなければなりません。
図 1 は、ストリーミング・サーバー・デプロイメントの単純な図で、ディスカバリー・サーバーからストレージ・サーバーとそのデータベースへの情報フローを示しています。 図 2 に詳細を示します。 この図は、ディスカバリー・サーバー (それぞれにディスカバリー管理コンソールがある) からストレージ・サーバー・プール (複数のストレージ・サーバーと 1 台の 1 次ストレージ・サーバーがある) への情報の流れを示しています。 各ストレージ・サーバーにはデータ管理ポータルがあり、すべてのストレージ・サーバーが 1 つのデータベースを共有します。
- ストレージ・サーバーがトポロジーを構築していない
- collation.properties ファイル内の TADDM サーバー・プロパティー
com.collation.AlwaysBusyStorageServerの値が false です。
com.collation.AlwaysBusyStorageServer プロパティーの
値が true である場合、ストレージ・サーバーはグラフィカル・ユーザー・インターフェースおよび統合サービス専用であるため、「ストレージ・プール・メンバー」リストの一部として表示されることはありません。
