固有のアプリケーション・インスタンスの移動 (BIND)

動的 VIPA は、いずれかのアプリケーションが、そのスタック上に構成された VIPARANGE の範囲内にある、存在しない特定の IP アドレスにバインドした時に作成されます。

スタック障害の場合、同一のアプリケーションを別のスタック上で開始することができ、(新しいスタックにも該当の VIPARANGE が構成されている場合は) アプリケーションが同一の IP アドレスにバインドすると、動的 VIPA は 2 番目のスタック上に作成されます。この IP アドレスへのそれ以後の接続は、アプリケーションが今実行されている 2 番目のスタックにルーティングされます。

しかし、同じ (または異なる) アプリケーションが 2 番目のスタックで開始され、bind() を使用して、 最初のスタックにある同じ動的 VIPA を作成しようとすると、その結果は、最初に bind() が行われた スタック上で VIPARANGE がどのように構成されているかにより決まります。