TCP/IP サブエージェントによってサポートされるすべてのデータの詳細なリストについては、「z/OS Communications Server: IP システム管理者のコマンド」を参照してください。
TCP/IP サブエージェントと OSA-Express Direct サブエージェントはどちらも、OSA-Express 機構の管理データをサポートします。次の理由で、この管理データを取得するには、OSA-Express Direct サブエージェントを使用する必要があります。
TCP/IP サブエージェントの OSA 管理データ・サポートを現在使用中であり、その代わりに OSA-Express Direct サブエージェントの使用に切り替えることを決定する場合、OSA/SF アドレス・スペースと OSA IOASNMP アプリケーションの開始は不要です。 このサブエージェントについての詳細は、OSA-Express Direct サブエージェントを参照してください。OSA/SF および IOASNMP に対する TCP/IP サブエージェントの依存関係については、ステップ 4: オープン・システム・アダプター・サポートの構成を参照してください。
TCP/IP サブエージェント・サポートはリリースごとに発展します。 新しい MIB オブジェクトがサポートされ、 適切でなくなった機能の古いオブジェクトが削除されることもときどきあります。 これは、IBM MVS TCP/IP エンタープライズ特定 MIB オブジェクトの場合に特に当てはまります。 この MIB の定義は、ファイル /usr/lpp/tcpip/samples/mvstcpip.mi2 として出荷されます。 リリースごとの変更内容について詳しくは、この MIB モジュール・ファイルの REVISION セクションを参照してください。
z/OS Communications Server の TCP/IP サブエージェントは SET サポートを 備えており、一部の TCP/IP アドレス・スペース・パラメーターの リモート構成を使用可能にします。 TCP/IP サブエージェントは、PROFILE.TCPIP データ・セット の SACONFIG ステートメントによって構成され、制御されます。 SNMP サポートを必要としないシステムでは、 サブエージェントを使用不可にして、システム・リソースを節約できます。